
テクニカルアナリストの向川です。
今週の相場も終わりましたね。日本株は最後に下げましたが、振り返りといい相場でした。トレードもしやすかったですね。内需株中心にいいトレードができました。
米国はガタッと下げまして、引き続きハイテクが重め。まだこの流れは止まりそうにありません。逆に言えば目線は下なのでついていけばいいわけで、ある意味やりやすい相場なんですけどね。ショートでマシマシです。コモディティは荒れてるのであまり触っておらず。
週明けの米国市場は休みで、今夜はCPIが出ます。米国の物価上昇はどうなっているか、注目ですね。
では今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】AIやソフトウェアなどハイテク株が重い。
昨日は3指数とも反落となりました。AI・テック株の急落が加速しており、決算を前後して荒れる相場になっています。
懸念されているのはメガテックの巨額投資、そして自動化による業界破壊リスクです。「AIがソフトウェアを代替する」という懸念から売りに売られています。
ダウ平均は小幅反発で始まりましたが、勢いがあったのは最初だけで、中盤以降は下げ幅を広げていきます。一時は49,420ドルまで下落するなど、5万ドルを挟んで引き続き攻防戦です。
昨日の最安値から反発する場面もありましたが、引けにかけて再び売られた後は低空飛行に。最終的には669ドル安の49,451ドルで続落です。
先週の記録更新勢いが一服、景気敏感株も一部巻き込まれ、3連敗で調整色が強まっています。

ハイテクはもっと重く、ナスダックは469ポイント安の22,597で3日続落。S&P500は108ポイント安の6,832となり、こちらも同じく3日続落です。
昨日は11業種のうち3業種が上昇。公益が強く、生活必需品が続きました。他には不動産ですね。ざっと見てもリスクオフ時に買われるセクターです。
個別株を見ても、マクドナルド好決算で上昇したものの、Amazon/Meta/ブロードコム/パランティアなどが-2〜5%ほど下落。ソフトウェア・チップ株中心に売りが波及しています。ウォルマートが上昇、ユナイテッドヘルスも堅調でした。他にはウォルトディズニーやゴールドマンサックスなども下落しています。
S&Pは高値圏から押し戻され、ナスダックは連日安で調整深め。こうした流れを受けて今日の日本市場は利益確定売りもでやすそうな雰囲気でした。朝の時点で下がっていましたが、次は日本市場も見ていきましょう。
【日本株】日経平均続落、TOPIXも売られる。
今日の日経平均は442円安の57,197円と続落スタート。
米国株大幅安の流れを引き継ぎリスクオフムードで始まりました。前日に決算を発表したソフトバンクGが大幅下落となり、指数を押し下げました。
また、衆院選後の急ピッチ上昇もあり、3,000円ほど上昇している状況だったので、短期的な過熱感で利益確定売り優勢に。一時900円を超える下落となり、日経平均は57,000円をわれる場面もありました。
後場すぐは弱い展開で、さらに後半にかけて下げ幅を拡大。大引けにかけてレンジになりましたが、最終的には697円安の56,941円で引けました。57,000円も割れましたね。

今日の売買代金は10兆7625億円。鉱業、鉄鋼、サービスが下落し、輸送用機器、医薬品、空運が上昇しました。プライム市場の値上がり銘柄は16%、値下がり銘柄は81%。
今日は主力も売られて、UFJ銀行など銀行株もブレーキ、そしてフジクラなど電線株も弱め。信越化学や住友金属鉱山、任天堂やリクルートも売られました。
ソフトバンクGは下げましたが、同じく昨日決算が出たキオクシアは反発。アドバンテストや東京エレクトロン、ディスコなどは買われています。今日はトヨタなど自動車も堅調でしたね。
ガタッと下げた日経平均ですが、週間では5%高。まったく悪くない数字です。来週に向けてですが、国内のGDP速報が出るので注目です。企業業績もいいので足元の景気はいいですし、ちょっと短期的にあげすぎた反動で今日は下げましたが、いい流れが続くと思われます。
来週もいい波乗っていきましょう!

