
向川|認定テクニカルアナリストMFTA®
今週の相場も終わりました。週末の相場は反発、米国株高もあって買い優勢となりました。
ここ数日で一気に暑くなりましたね。いよいよ夏到来、です。決算も始まっていくのでこちらも注目ですね。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】主要指数はそろって反発!イラン情勢への過度な警戒後退で原油高が一服
ここ最近、再び米国とイランの関係が悪化。それに反応するように原油も反発しました。
しかし、トランプ大統領が「イラン側から合意を求める連絡があった」と言及。対立へエスカレートしないとの見方が広がり、原油高が一服、これでリスク回避から一転して反発へ向かいました。
指数も寄り付きこそ下げたものの、その後は徐々に上げ幅を拡大。ダウ平均は139ドル高の52,487ドルまで上昇しました。S&P500は60ポイント高の7,543、ナスダックは336ポイント高の26,206と続伸しました。

直近、調整モードだった半導体関連も買い直されました。
材料も出ており、マイクロン・テクノロジー(MU)がサプライチェーン強化に向け最大30億ドルの投資計画を発表。主要顧客からの追加受注を獲得した半導体製造装置のエア・テスト・システムズ(AEHR)が大幅高に。
また、明日ナスダックへ上場する韓国SKハイニックス(SKHY)のADR公募において、需要が募集の7倍超に達したとの報道も。これもセクター全体の強い追い風となっています。
一方で、好決算ながらも通期見通しの引き上げ幅が市場期待に届かなかったリーバイ・ストラウス(LEVI)や、米国内の食品・飲料カテゴリーの低迷が嫌気されたペプシコ(PEP)が下落。業績ブレーキのコストコ(COST)も売られました。投資判断を「中立」へ引き下げられたセールスフォース(CRM)も軟調。
中東情勢の緊張は続いていますが、警戒感は少し後退しました。
こうした流れから日経先物も反発、朝の時点で1,000円ほど上昇する中で今日の相場が始まりました。
【日本株】日経平均は813円高と大幅に続伸も上値が重い。
米国株高の流れから、今日の日本株は買い優勢で始まりました。
前場には一時前日比1,600円を超える急騰を見せて、6万9,000円の大台を突破する場面もありました。
かし、週末要因に加えてETFの分配金売りもあり、これが後場の重荷になりました。テクニカル的にも25日移動平均が上値抵抗として意識され、これを超えることができず。
特に後場は伸び悩み、上値の重い展開となりました。日経平均は最終的に813円高の68,557円で引けています。TOPIXは15ポイント高の4,036、グロース250が3ポイント高の718と続伸しています。

今日は値上がり寄与度トップのソフトバンクG(9984)の1銘柄で日経平均を約493円押し上げ。東京エレクトロン(8035)と合わせて指数を約682円分もピンポイントで押し上げました。
さらにアドバンテスト(6857)、イビデン(4062)、信越化学(4063)、ファナック(6954)、フジクラ(5803)などのAI・半導体インフラ関連のコア銘柄が続伸。
一方、値下がり寄与度トップのファーストリテイリング(9983)が1銘柄で約246円も押し下げ。リクルートHD(6098)、キオクシアHD(285A)、東京海上(8766)、テルモ(4543)、良品計画(7453)、などの直近で堅調だった内需株やバリュー株が下落しました。
指数自体は後場に上げ幅を大幅に縮小したものの、プライム市場全体の騰落数は値上がり銘柄数が52%、値下がり銘柄数が45%。昨日のいびつな一極集中から市場全体の約半数が値上がりとなりました。
今週を振り返ると、日経平均は週間で1.7%安、TOPIXは0.7%安となりました。前半が重く、後半で取り返したものの、どちらかというと売りが優勢でしたね。
来週は主力銘柄の決算が続きます。今日も引け後に安川電機が決算を発表、しかし業績ダウンから先行きが重そうです。主力の決算で株価が動く、そんな相場が来週から始まりますね。
では、来週もいい波乗っていきましょう!

