
向川|認定テクニカルアナリストMFTA®
今日は日経平均が4日ぶりに反発しました。昨日の米国株は下落したものの、ハイテク株の一角が買われたことで指数は買い優勢に。
ただ、まだ韓国総合の上値が重いこともあり、日経はまだ68,000円台に戻れておらずです。
昨日のライブでもこの辺り解説していたので、再送しておきます。
→https://www.youtube.com/live/Ta7Rvg4tvo8?feature=share
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】トランプの「停戦終了」発言で中東緊迫化、ダウは576ドル安と大幅反落。
昨日のマーケットはトランプ発言で揺れました。
「イランとの暫定的な停戦は終わった、時間の無駄だ」「今夜もイランを激しく攻撃する」と発言。地政学リスクの再燃に伴ってWTI原油が一時76ドル台へ急騰しました。
米国債利回りの上昇とともにダウ平均を大きく押し下げた形です。
前日までサムスン電子の決算を機に売られていたハイテク・半導体セクターですが、昨日は一転して反発狙いの買いが流入。エネルギーと半導体が相場をリードし、ナスダックをプラス圏へと引き上げました。
最終的にダウ平均は576ドル安の52,348ドルで大引け。S&P500は21ポイント安の7,482、ナスダックは51ポイント高の25,870と反発しています。

個別株を見ていくと、半導体開発の契約拡大額が300億ドルを超える見通しだと発表したブロードコム(AVGO)が急伸。中国政府が「H200」チップの少量購入を容認する方針と伝わったエヌビディア(NVDA)も反発しました。
他には住宅建設のビーザー・ホームズ(BZH)が大幅高。約16.5億ドルでの企業買収契約を結んだ電気工事のマステック(MTZ)も上昇しました。
しかし、空売り機関からショートポジションを公表されたブルーム・エナジー(BE)が急落。特許侵害でウルフスピード(WOLF)から提訴されたナビタス(NVTS)も軟調でした。
昨日はダウを含むすべての指数が前場のトランプ発言から急落しました。しかし後場にかけてナスダック中心に買い戻され、半導体セクターは押し目買いが入りました。
朝の段階で日経先物も900円ほど上昇。次は日本株も見ていきます。
【日本株】日経平均は924円高と4日ぶり大幅反発。
今日の日経平均は227円高の67,046円と反発スタート。
昨日までの3日続落で3,000円近く下落していたため、テクニカル的な割安感から押し目待ちや自発狙いの買いが流入。朝方から終日プラス圏で推移し、一時は68,500円手前まで上げ幅を広げました。
後場から少し勢いは落ち着いたものの、最終的に924円高の67,743円で大引けに。TOPIXは13ポイント高の4,020、グロース250が4ポイント高の715まで上昇しました。

指数を押し上げたのは、値上がり寄与度トップのアドバンテスト(6857)と2位の東京エレクトロン(8035)。この2銘柄だけで日経平均を約762円分もピンポイントで押し上げました。
加えて、キオクシアHD(285A)、TDK(6762)、村田製作所(6981)、イビデン(4062)、リクルートHD(6098)などのハイテク・電子部品コアメンバーが連れ高に。業種別でも電気機器、非鉄金属、精密機器などが上昇率上位に並びました。
一方、値下がり寄与度トップとなったファストリ(9983)が1銘柄で指数を約155円押し下げ。テルモ(4543)、トヨタ(7203)、ソニーG(6758)、ダイキン(6367)、太陽誘電(6976)、三菱商事(8058)などが軟調でした。業種別では空運、輸送用機器、ゴムなどが下落しています。
日経平均が900円超の急伸を遂げた一方、プライム市場全体の騰落数は値下がり銘柄数が58.8%に。値上がり(37.5%)を大幅に上回りました。
特定の大型半導体株だけが買われ、市場の約6割の銘柄が下落するという、いびつな相場が返ってきましたね。プライムの売買代金は9兆6,014億円と、前日の11兆円超から10兆円を割れましたが活況です。
サムスン発のハイテクショックや中東のヘッドラインによる行き過ぎた売りは落ち着いたものの、まだ流れははっきり見えておらずです。
再び中東情勢の緊張感が意識されている中、ここから週末です。決算もスタートしており、材料探しの時間がもう少し続きそうですね。
では、明日もいい波乗っていきましょう!

