【11/28】日本株は続落。高値圏で利確売り増加。円高も影響して次の転換が近いか?

相場まとめ

編集部の野々村です。

日経平均、上値が重いです。

先週から続く高値圏でのもみ合いで、
方向感がなく停滞しています。

ただ停滞しているだけでなく
やや下落もしております。

さらに為替も円高となり、
米国株もお伝えしている通り
高値圏で警戒感が強くなっています。

ここまでの流れも
変わりつつあるので、
情報をまとめていきます。

まず昨日の米国株です。

ダウ、ナスダック、
S&Pそれぞれ少し下落しました。

決算も落ち着いて、
さらに11月からの上昇で
過熱感が高まっており、

今夜はFRBの理事による
講演もありますが、
いくつかイベントもあります。

こうした流れの中で
少し様子見ムードも
強くなっている印象です。

日経平均、今日は72円高と
やや反発してスタートしました。

しかしすぐに売りが先行。

円高の流れもあって
自動車株など輸出株が弱い流れに。

やや下落したところでの
押し目買いも入って
底値固さも少々ありました。

また金利も下がっており、
上昇の警戒感が薄れていることの
期待もあったかと思います。

売買代金は3兆3462億円。

ここ数日よりは
少し増加したかたちです。

日経平均のチャートです。

ドル円はこちらです。

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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 水産農林 2位: パルプ紙 3位:ゴム

【値下がり】
1位: 証券 2位: 保険 3位:海運

今日は東証33業種中16業種が下落。

プライム市場の値上がり銘柄は全体の59%、
値下がり銘柄は39%でした。

半導体が弱い流れの中、
レーザーテックやルネサスエレクトロニクス、
ロームなど上昇しました。

ロームはこれで3日連騰です。

ゴールドマンサックスも
目標株価を3500円に引き上げました。

他にはソシオネクスト、KOKUSAI、
東京エレクトロンなど下落です。

商社は双日が
自社株買い発表で高騰。
今日は8%ほど上昇しました。

住友商事や三井物産も上昇でしたが
伊藤忠と豊田通商は下落しています。

トヨタ、ホンダ、マツダ、
三菱など自動車株は弱い流れ。

デンソー、ファナック、
ダイキン、第一三共など下落して
日経平均を押し下げました。

またデンソーの株を
トヨタグループ企業が10%、
7,000億円ほど売却とのこと。

これが悪材料となって下落です。

今週は流れが変わりそうな気配も
少しずつしてきました。

次の波は近いと思われますので、
引き続き注視していきましょう。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:さくらネット(3778)+25.00%
2位:グローセル(9995)+17.13%
3位:双日(2768)+8.46%
4位:鈴木(6785)+8.35%
5位:ミガロHD(5535)+8.07%

・値下がりランキング

1位:シャープ(6753)-9.49%
2位:ネットプロ(7383)-6.25%
3位:TOWA(6315)-6.03%
4位:T-BASE(3415)-5.72%
5位:スノーピーク(7816)-5.37%

・ストップ高(一時的なものを含む)

さくらネット(3778)+25.00%
グローセル(9995)+17.13%

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:ファストリ(9983)+57.94
2位:レーザーテク(6920)+5.99
3位:SBG(9984)+3.40
4位:トレンド(4704)+2.70
5位:ニトリHD(9843)+2.70