株トレードで目指す理想の投資スタイル

コラム

From:向川a.k.aチャートの向こう側
自宅のトレードルームより

「投資」と言っても形はさまざまで、人によっていろんなやり方があります。

私はメインは株投資で、他にも為替や仮想通貨、不動産投資もやってますが、やはり株が面白いですし好きですね。人によっては投資信託をやってる方も多いと思います。

でも私がやっている「トレード」と「投資信託」では同じ投資でも全くルールが違います。「スポーツ」は同じでも、野球とサッカーくらい全く別物。

投資や資産運用、投資信託、最近だとニーサなども話題ですが、これらは「未来予測」をしながらお金を運用するものに対して、トレードは「過去の値動き」を中心に利益を狙うもの、と考えることができます。

銀行預金vs銀行預金の配当

これは教育や家庭環境も影響すると思いますが、お金は銀行に預けるもので、自分で投資するなんて怖いと考える方も多いです。

しかし、もしあなたが「投資をしていない」と思っていても、貯金を全て円で、自分の口座に入っている場合でも、それは「円に100%投資してる」のと同じです。

であれば、例えばそのうちの半分をドルに変えておくことで、自然と円とドルに分散して投資することになります。株でも同じ考え方ですね。

例えば、2023年11月末時点の銀行株の配当利回りを見てみると、

出典:投資の森

3%から高いと5%なんて高い配当を出してる銀行もあります。大手の三菱東京UFJ銀行も3%ちょっとですね。

つまり、ちょっとお金の知識がある人なら、普通預金で貯金してるよりも銀行の株を買って配当をもらってる方がコスパいいんじゃない?って分かるはずです。

投資信託vsトレード

または投資信託も人気です。銀行に行ったら大体チラシとか置いてますね。「信託」ですから、信じて託すということで、要は面倒なことしたくないので丸投げでお願いします、ってことです。

もちろんこれが間違いではないです。面倒なことは多いのも事実。笑 だからその時間と労力のコストを考えてプロに丸投げするでもいいと思います。でもその分のコスト(手数料)はかかります。

一方で自分でトレードする人は、銘柄選びやエントリー、最終的な出口まで自分で考えるので面倒です。しかし、手数料などは証券口座の取引手数料くらいで微々たるものですし、うまくなったら収入は青天井。実際、数千万から数億の収入を得るトレーダーもたくさんいます。

ですので、私は間違いなく後者のトレード推しです。

理想の投資スタイル

まず前提として、投資はギャンブルではなくゲームと思ってください。世界で最も参加者が多く、歴史があって、今もなお参加者が増え続けるだけでなく、その規模もどんどん大きくなっている世界最大級のオンラインゲームです。

そしてゲームに登場するのは実際に存在する各国の要人や、起業家、投資家たちで、彼らを取り巻く人間関係や市場の動き、為替や金利の動きなど、実にドラマティックでエキサイティングで、遊びのゲームとはちょっと違って実際のお金が動くゲームです。

そんな中で大事なことは、まず「負けない投資」を心がけること。つまりしっかりルールを理解し、自分はどんなプレイヤーであるかを明確に持つことです。

私の場合、とにかく大きく負けないことを第一に考えてます。そしてデイトレなどの短期的なトレードではなく、もうちょっと長い時間軸で、具体的には数日から2週間くらいの時間軸のスイングトレードを主戦場としています。

損小利大がモットー

株は勝率も大事ですが、利益率の方が重要です。つまり勝率は30%とか40%でもOKで、トータルで負け越しても利益率で勝てば儲かります。

そのためにはしっかりと利益が取れるところを見極め、このような局面でエントリーすることで利益が狙える、という自分の中での「勝ちパターン」を作ることです。

プロ野球のバッターが、自分の得意なボールを待ち、そこにボールが来たらフルスイングしてホームランを打つのと同じで、それ以外の局面は全て見逃しでOKです。

これがプロのファンドマネージャーになると、そうも言ってられません。与えられた資金と与えられた時間の中で最大限にリターンを出すのが仕事ですから、リスクある局面でも突っ込んでいくこともあるでしょう。しかし私たちは個人投資家ですから、リスクは少しでも排除した方が無難です。

トレードは全てが自己責任の世界で、信じて託すのは自分です。しかし、ルールがわかって技術を習得すれば、間違いなく人生の自由度は増します。なにせ、どこに住んでいてもどこからでもトレードができて、かつ必要なものはパソコンだけですから。(スマホでもできますがパソコンは絶対にあった方がいいです)

勝つトレーダーはコツコツ負けて、ドカンと利益を上げる。
負けるトレーダーはコツコツ勝って、ドカンと負ける。

これが市場のリアルな結果です。勝つトレーダーになるべく、日々学び続けましょう!