【12/25相場まとめ】日本株は小幅上昇。米国休場で様子見ムードか?年内最終週の相場はどうなる?

相場まとめ

編集部の野々村です。

年内最後の1週間が
始まりました。

今日は25日のクリスマスで、
米国は休場となります。

日本株も様子見ムードも強く、
今日は売買高も少なかったですね。

まず先週末の米国株から
まとめていきたいと思います。

上昇を続ける米国株ですが、
先週末のダウは下落しました。

これはナイキの決算が出て、
業績予想を引き下げたことで
ナイキ株が大きく下落。

これがダウ下落の要因となりました。

一方でハイテク株は引き続き強く、
半導体を中心に上昇でした。

よって、ナスダックと
S&Pは上がっております。

こうした流れで始まった日本株ですが、
日経平均も買い先行でスタート。

一時、日経平均は200円上昇し、
いい流れで始まっていきました。

しかし、今夜は米国が休場で、
かつ今年の最終週となります。

いつもは売買高も3兆円を超えますが
今日にいたっては2兆円台でした。

ここからも分かるように
市場の参加者が少なかったですね。

その中でも半導体の一部が
相場をけん引していましたが、
もみ合いの展開でした。

また、ここ数日強い上昇だった
海運株も売りが先行。

これも上値が重い要因となりました。

終わってみれば、
日経平均は+0.26%の
33,254円でした。

TOPIXは+0.04%の
2,337円でした。

グロース250は
-0.56%の673円でした。

今日の日経平均チャートです。

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今日の気になるニュース
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今日はこちらのニュースですね。

出典:ブルームバーグ

金融政策の変更、
目標実現の確度十分に高まれば検討、
というニュースでした。

私たち投資家は、
そもそも日銀が何を考え、
どうしたいと思ってるのか?

理解しておくことが
大事だと考えています。

日本はずっとデフレで、
つまり物価が上がらずに
苦労していましたよね。

その流れを変えるため、
つまりデフレを脱却するために
金利を下げて経済を活性化するため
「金融緩和」を続けてきました。

そして今、デフレを抜け出し
物価の上昇を実現できたわけですね。

ただ、肝心の給料が増えておらず
今はここが問題なわけです。

そこで植田総裁の発言です。

先日、「金融緩和を継続する」
と発表したことからわかるように
基本の方針は変わらずです。

ただ、今回のように
ちょっと匂わす発言も出てきます。

それら1つ1つに
振り回されるのではなく、

そもそも何を言ってるか
分からないまま放っておくのではなく、、

彼らが何を考えてるのか、
何をしようとしているのか、

は、分かっておいたほうがいいでしょう。

特に米国だとFRBですね。

FRBはドルを刷っているところで、
つまり米国金融のもっとも重要な存在。

そのトップがパウエルさんです。

日本の円を刷ってるのは日銀で、
そのトップは植田総裁ですね。

まずはこの二人だけでOKですので、
発言に注目しましょう。

彼らがやる政策が、
株にも大きな影響を与えます。

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今日の業種別ランキング
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では業種別ランキングです。

【値上がり】
1位: ゴム2位: 精密機器3位:医薬品

【値下がり】
1位: 海運2位: パルプ紙3位:鉄鋼

東証33業種中18業種が下落。

プライム市場の値上がり銘柄は38%、
値下がり銘柄は59%でした。

内訳は、

値上がり633、値下がり984、変わらず43

でした。

百貨店の今年夏から
冬の売上が過去最高で、
伊勢丹や高島屋など上昇しました。

インバウンドも盛り上がっており、
このあたりのセクターも注目です。

川崎汽船や日本郵船など海運株下落。
これは上がりすぎていましたね。

レーザーテック、
ルネサスエレクトロニクス、
ディスコなどの半導体株は上昇するも、
全体を見るとまちまちでした。

米国はクリスマスの休場で
今日は休みですが、

年内最後となり、
様子見ムード強まるか。

上昇し過ぎているので
どこかで調整は入るもの。

それを考えて、
トレードしていきましょう!

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:三井海洋(6269)+20.13%
2位:三井E&S(7003)+9.72%
3位:霞ヶ関C(3498)+8.52%
4位:ギフティ(4449)+7.93%
5位:セック(3741)+7.48%

・値下がりランキング

1位:北越コーポ(3865)-20.41%
2位:川崎汽(9107)-8.33%
3位:北越工(6364)-7.13%
4位:LINEK&M(2170)-6.58%
5位:郵船(9101)-6.51%

・ストップ高(一時的なものを含む)

三井海洋(6269)+20.13%

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:ファストリ(9983)+29.97
2位:NTTデータ(9613)+14.49
3位:SBG(9984)+13.19
4位:レーザーテク(6920)+12.92
5位:東エレク(8035)+9.99