編集部の野々村です。
今週も1週間、 お疲れ様でした。
また1週間のまとめは
この週末にお送りしますが、
ひとまず今日の相場、
まとめていきましょう。
今日の日経平均ですが、
28円安と小幅に反落です。
週末、そして連休ですので、
方向感なく上値が重い展開でした。
さらに円高も進行しており、
輸出関連銘柄は弱い動き。
ここ最近上昇を続けた
商社株は大きく下落した
そんな1週間でした。
今日の日経平均ですが、
-0.09%の32,391円です。
TOPIXも-0.17%、
2,239円でした。
マザーズは-0.65%の
784円で取引を終えています。
今日17時の段階では
先物も下落しています。
来週もちょっと上値が
重い展開になりそうです。
そして気になる
ニュースも出てきました。
今月の日銀会合が
7/28にあります。
ここでYCC修正、
つまり金利の修正について
なにかしら発信があるかも
というニュースです。
今、世界的な問題は
物価上昇、インフレです。
日本もインフレ進行中ですが、
それ以上の強烈なインフレが
世界中を襲っていました。
米国ではファーストフード店の
バイトの時給が3000円以上になり、
それでも人が集まらない
事態になっていたのです。
これは避けるために
米国は過去に例がないほど
急激な利上げを進めました。
これが2022年からの話です。
それに比例して、
ハイテク大手の株も下落。
しかし、今週でてきた
CPIの結果を見るに、
やっとインフレ鈍化の
兆しが見えてきました。
その中で、日本は
まだインフレが進行中です。
これは日本のCPIを
見ても明らかです。
で、です。
当然ですが、
日本はどうするんだと。
特に金融引き締め派、
いわゆるタカ派の人たちは
YCCを修正せよと声を上げてます。
日本はずっと低金利で、
これまでやってきましたが、
その流れが変わるかも、
ということなのです。
もし、この流れをうけて、
日銀がYCC修正にふみきったら?
金利は上がって、
株価にマイナスです。
米国のインフレ鈍化により、
こうした新しい動きも
出てきました。
引き続き注視しましょう。
その米国株ですが、
昨夜もそろって上昇です。
これで4日続伸ですね。
今週のCPIに続いて
PPIも出てきました。
ちょっとややこしいですが、
それぞれ並べるとこうです。
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・CPI
消費者のこと。
小売価格について。
遅行指数と言われる。
・PPI
企業のこと。
生産者価格(卸売り価格)について。
先行指標とも言われる。
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つまり、先日のCPIは
私たち消費者目線での
インフレがどこまで進んでるか?
そして、
今回のPPIは
販売会社や卸売り会社目線での
インフレがどこまで進んでるか?
です。
それぞれ比べてみた結果、
「インフレが鈍化」してるということ。
今回のPPIは
約3年ぶりの低水準です。
こうした流れを受けて、
米国の金利は低下しました。
インフレが鈍化しているので、
金利が下がって株高になります。
株価と金利は
このようにシーソーみたいな
関係にあります。
7月FOMC後の
利上げ停止の見方が
さらに強まりました。
こうなれば、
ハイテク株には
追い風が吹きます。
事実、昨日は
半導体大手のエヌビディアが
取引期間中の過去最高値を記録。
4.7%の上昇でした。
Googleも同じくらい上昇です。
SOX半導体指数は
2%上昇するなど
勢いがあります。
今日もおそらく
その流れを引き継いで
いくでしょう。
さらに決算も出てきました。
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【米国企業の決算】
ペプシコ:
売上10%増、営利76%増で上方修正。
デルタ航空:
売上13%増、営利64%増。
ナイキ:
売上10%増、純利16%減、通期配当は増配。
アクセンチュア:
売上3%、営利9.4%減。
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代表的な企業だけですが、
それぞれ日本企業との
関連性も高いです。
(デルタ航空の決算がよければ、
ANAやJALも強いのでは?など)
参考にしてくださいね。
米国は今日、
金融大手の各社が
決算を出してきます。
ここにも注目です。
そして日本の決算も
見ていきましょう。
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【本日の注目決算】
パソナ:
売上1.8%増、営利35%減。今期経常は2%増益へ。
ベイカレント:
売上24%増、営利22.7%増。最終は26%増益で着地。
住江織物:
今期経常は71%増益、15円増配へ。
インテリックス:
今期経常は52%増益へ。
HUB:
今期経常を58%上方修正、配当は4期ぶりに4円に。
【来週の注目決算】
マネーフォワード、HIOKIなど
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などなど。
来週も注目決算が続きます。
今日の業種別ランキング
それでは今日の
業種別ランキングです。
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【値上がり】
1位:海運 2位:その他金融 3位:証券
【値下がり】
1位:電気ガス 2位:小売 3位:陸運
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値上がり625、
値下がり1,134、
変わらず77でした。
昨日の決算が悪かった
セブンは下落です。
よかったファストリも
決算後下落しました。
円高進行による影響で
三井物産、丸紅など
商社株も弱い動きです。
一方で、
東京エレクトロン、
レーザーテックなど
主力半導体が強いです。
ニデックによるTOBの
材料が出たTAKISAWAは
本日ストップ高になりました。
日本郵船、川崎汽船など
海運セクターも強いです。
33業種中1業種で上昇ですが、
ちょっと上値が重い展開で
今週の相場を終えました。
来週の見通しも
また配信していきます。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:ウィングアク(4432)+22.22%
2位:SHIFT(3697)+19.03%
3位:宮超HD(6620)+16.30%
4位:ビーウィズ(9216)+13.48%
5位:久光薬(4530)+12.80%
・値下がりランキング
1位:フィル(3267)-15.06%
2位:松屋(8237)-13.49%
3位:ラクトJ(3139)-8.32%
4位:メディアドゥ(3678)-7.62%
5位:不二超(6474)-6.28%
・ストップ高(一時的なものを含む)
ウィングアク(4432)+22.22%
SHIFT(3697)+19.03%
宮超HD(6620)+16.30%
久光薬(4530)+12.80%
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:アドテスト(6857)+79.98
2位:東エレク(8035)+35.58
3位:リクルート(6098)+3.25
4位:京セラ(6971)+3.12
5位:エムスリー(2413)+2.77