【7/28相場まとめ】日経平均急落!高値圏で警戒、半導体株中心に下落。今週は重要イベントが目白押し。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

7月最終週の相場が始まりました。日経平均は下落スタートとなり、高値圏での警戒が増しています。

今週はかなり重要イベントが目白押しで、月末ですし、シートベルト警戒ですね。

主力の決算、関税発動の予定日、そして日銀会合にFOMC。週末は雇用統計もひかえています。久しぶりにお祭りになりそうな気配ですね。

トレーダーとしては痺れる展開ですが、レンジで揉み合いになるよりは上下に動いてくれる方がやりやすいです。今週の相場もいい波乗っていきましょうね。週末の金曜はまた恒例の雇用統計LIVEも予定しています。

では、今日のマーケットを振り返りましょう。

【米国株】3指数とも続伸。ダウも最高値に接近で、3指数とも上昇止まらず。

まず週末の米国株をざくっと振り返ります。3指数が揃って上昇となりました。

ダウ平均は63ドル高で寄り付き、一時は下落するものの、トランプ関税が次は欧州との着地も見えてきたことで流れが変わりました。

引けにかけて買い上げられて、最終的には208ドル高の44,901ドルで引けています。ダウは45,000ドルが最高値なので、もう寸前まで到達ですね。

S&P500も25ポイント高の6,388ポイント、ハイテク株も堅調だったことからナスダックも3日続伸して、50ポイント高の21,108ポイントで引けています。

GoogleやMicrosoft、AMDやパランティアなどのハイテク株が続伸。他にもゴールドマン・サックスやJPモルガンなど金融株も強かったですね。

微妙な決算で、最近はあまりいい声が聞こえてこないテスラですが、サンフランシスコでロボタクシーのサービス開始を発表ことで反発しています。

週末に決算が出たインテルですが、最終損益が6四半期連続の赤字へ。今後も収益の回復に時間がかかるとの見立てから売られています。

米国株は全体的にいい流れで、今ちょうど17時くらいですが、3指数とも時間外で上昇中。ひとまず今日は良い流れで始まっていきそうですね。

【日本株】日経平均続落。半導体株が重い流れ。

では日本株ですね。今日の日経平均は続落。

序盤は買い優勢でスタートでした。59円高の41,515円で寄り付きましたが、少しずつ失速。

日経平均は先週だけで2,000円ほど上昇し、TOPIXも過去最高値を更新するなど、短期的な過熱感もありました。相場は少しずつ下げ幅を拡大。

後場もあまり流れは変わらずで、半導体や関連株が弱い流れに。14時頃には41,000円手前まで下落するなど、上値の重い展開が続きました。

先週の上昇は半導体や銀行株がけん引していましたが、このあたりが弱くなったことが相場を重くしましたね。

日経平均は最後には節目の41,000円を割れて、457円安の40,998円で引けました。

今日は輸送用機器、繊維製品、サービス、精密機器など8業種が上昇。銀行、情報通信、電気機器、海運など25業種が下落しました。

売買代金は4兆501億円。プライム市場の値上がり銘柄は42%、値下がり銘柄は52%。今日は値下がり銘柄が860社ありました。

主要企業の決算も今週から本格化するのと、政治も混乱で、両院会合が今日あったみたいですが、石破さんの進退がまだはっきりせず。

国民の多くは早くやめてほしいのですが、一部の活動家たちが「石破さんやめないで」とデモをするなど、政治も面白い展開です。

次に個別株も見ていきましょう。まずはアドバンテストですが、今日は9%下落。外資証券が投資判断を最下位の「セル(売り)」に引き下げました。決算も近いので、売りにおされましたね。

リクルートは反発、逆にこちらは最上位の「買い」に格上げとなり、目標株価も10,000円に引き上げました。

半導体は他にも東京エレクトロンやディスコなども下げています。UFJや三井住友なども決算が近いですが、今日は重かったですね。三菱重工など防衛株も重め。

意外に強かったのがトヨタやホンダなどの自動車株でした。他にも安川電機やファナックやキーエンス、安川電機などが買われています。

今のところまだ石破総理の進退の話は出ておらずですが、新たな情報が出たら材料になりそうです。誰が首相になっても大きくは変わらないと思いますが・・。でも誰になるしろ、不透明な流れやサプライズがあると相場は重くなるため、早いところ次の展開が見えてほしいですね。

決算もそうですが、日銀会合が木曜の日中、木曜朝方にFOMCです。日米ともにマーケットが動いてきそうです。では、明日もいい波乗っていきましょう!