【06/27】日経4日続落!売り残1兆円越え、商社や半導体売られる展開に。

相場まとめ

編集部の野々村です。

今日の相場も
お疲れさまでした。

日本株は調整局面で、
押し目を作って上昇か、
一旦サポートラインまで
下落するか、というところです。

今日で4日続落となり、
これは今年初のこと。

理由はお伝えしている通り、
需給の悪化、米国株の下落、
(特に強かったハイテク売られる展開)

そして年金基金のリバランスで
需給悪化などが考えられます。

過去3ヵ月強かった
商社株も売られる展開です。

また、国税庁による
マンション節税対策が伝わり
不動産株も下げました。

本日17時時点ですが、
日経先物も下げています。

今日の日経平均は
-0.49%の32,538円。

TOPIXは-0.28%の2,253円。

マザーズは-1.56%の798円で
取引を終えています。

また、本日は
日本銀行が物価変動の分析で
重視するデータが公表されました。

難しい数字は置いて、
結果だけを見ると、
日本も着実にインフレ進行中です。

そして、2週連続で
売り残1兆円超えです。

これは信用取引による
売り注文が膨らんでいることで、

相場の下落を見越した
個人の逆張り投資が
増えていると言えます。

「売り残増加」は
将来の買い需要の
積み上がりで、

株価にとって
プラス要因と考えます。

将来の買い圧力が
強まる可能性もあり、
日本株の底堅い展開が見えます。

さて、

昨夜の米国株も
見ていきましょう。

昨夜も売られる展開となり、
ダウは横ばいで推移したものの
ハイテク株売られて下落です。

テスラ、エヌビディアなど
強かった銘柄が弱気な展開です。

ナスダックは8週連続の
高騰がストップしました。

米国だけでなく
各国中銀が想定以上の
利上げを行う必要があるかを懸念。

金利上昇が
景気を後退させる恐れがあり、
弱気な動きが見えます。

週末にロシアで発生した
民間軍事会社ワグネルの反乱は
短い時間で終わりました。

株価にも多少の影響が
あったかもしれませんが、
このような不規則な事態には
注意していきたいところです。

日本株の業種別ランキング

さて、それでは最後に
今日の日本株の
業種別ランキングです。

──────
【値上がり】
1位:海運2位: 石油石炭3位:空運

【値下がり】
1位:医薬品2位:精密機器3位:不動産
──────

値上がり702、
値下がり1,049でした。

個別株ではソシオネクストが
今日も下落しています。

アドバンテスト,
ディスコなどの
半導体も弱いです。

三菱商事、丸紅
総合商社も売られました。

一方で、今日は
川崎汽船が大きく上昇。

前日ストップ高のJSRは
今日も強かったです。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:川崎汽(9107)+11.49%
2位:フリュー(6238)+9.88%
3位:ミマキエンジ(6638)+9.29%
4位:人・夢・技術(9248)+7.92%
5位:宮越HD(6620)+7.71%

・値下がりランキング

1位:そーせい(4565)-22.15%
2位:フェイスNW(3489)-14.80%
3位:力の源HD(3561)-12.26%
4位:フォーマF(2929)-7.23%
5位:ペプドリ(4587)-5.67%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

そーせい(4565)-22.15%

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:東エレク(8035)+10.67
2位:OLC(4661)+6.85
3位:ダイキン(6367)+4.57
4位:川崎汽(9107)+3.92
5位:任天堂(7974)+3.49