編集部の野々村です。
9月最終週は波乱の流れです。
今日の日本株は大幅に反落、
引けでは今日の安値まで下落して
取引を終えています。
昨日の米国市場ですが、
下落が続いていましたが反発。
ダウ、ナスダック、
ともに5日ぶりに跳ね返りました。
この下落の要因は
お伝えしている通り
金利の上昇です。
米10年債が2007年以来の
高値圏まで上昇しており、
警戒されて売りが続いていました。
しかし、さすがに5日も続けば
どこかでストップはします。
今日このニュースレター執筆時、
18時過ぎ頃ですが、米国先物は
下落しています。
ですので、今日も弱い展開が予想されます。
日本株もスタートから弱く、
今日は38円安から始まりました。
前日に上昇した反動で
戻り売りも出やすいこともあり、
また、アジア株や
米国先物指数が出てきて
それぞれ弱い展開でもあったので、
日本株も下落が加速しました。
後場に入ってからも下落を続け、
この日の安値で引けています。
大引けの日経平均は-1.11％の
32,315円でした。
TOPIXは-0.57％の2,371円、
マザーズも-1.33％の
722円で取引を終えています。
こうして見ると、
TOPIXの下落率は日経平均の半分ほど。
この市況ですが、
日経平均とTOPIXでは
まだTOPIX優位は変わらずです。
そして気になるのは為替です。
ドル円は一時149円タッチして、
やや反発して戻っていますが、
依然として高い水準です。
ただ、円安がジワジワと進行してますが、
自動車株や商社株は今日弱かったです。
そろそろどこかのタイミングで
政府による為替介入も考えられます。
もしそうなれば円高にふれることから、
輸出株にも少しブレーキが
かかっているかもしれません。
また、気になるのは売買高です。
先週の平均売買高は3.9兆円でした。
しかし、今週を見てみると、
3兆円の前半が続きます。
これは平均的ではありますが、
先週と比較してみると減少です。
もしこれが
海外投資家の買いが減少しているのなら、
より一層、日本株の上値は重くなります。
こちら日経平均のチャートですが、
三角持ちあいを下抜けにも見えます。
今日の米国が弱い展開ですと、
32000円くらいまでは落ちることも
想定したトレードを考えていきましょう。
この数日のニュースを見ても、
ドイツは経済成長マイナス、
中国もマイナスで、米国も・・。
アジア株も下落しており、
変な違和感も感じています。
引き続き、エントリーは慎重にいきましょう。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 海運2位: 銀行3位: 保険
【値下がり】
1位: 医薬品2位: 機械3位: 電気機器
今日は昨日とは一転して、
バリュー株が上昇しています。
東証33業種中24業種が下落。
東証プライム市場の値下がり銘柄は
全体の70％、値上がり銘柄は27％でした。
金利上昇を懸念してグロース株下落、
レーザーテックや東京エレクトロン、
ディスコなど主力半導体にも売りが目立ちます。
一方で銀行や海運など
バリュー株は買いが入っています。
今日は楽天銀行が
プライム市場の上昇率トップで、
銀行株は強いですね。
極東証券も中間配当を増額して
今日は高騰しています。
他にも東京海上や第一生命など
保険株も強い流れです。
金融株は全体的に強い流れは変わらず。
ただ、クラッシュがくるときは、
金融株や不動産株などが敏感に
反応しますので注意は必要です。
そして、出光興産と商船三井が
海洋プラスチック再資源化の実験開始と発表しました。
しずおかフィナンシャルグループは
決算を発表して10期ぶり最高益更新です。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位：楽天銀(5838)+11.42%
2位：極東証券(8706)+7.87%
3位：伊藤忠食(2692)+5.11%
4位：アイル(3854)+4.90%
5位：マクニカHD(3132)+4.64%
・値下がりランキング
1位：インフォＭＴ(2492)-6.71%
2位：ラクスル(4384)-6.33%
3位：ビーエンジ(4828)-5.91%
4位：オープンドア(3926)-5.86%
5位：手間いらず(2477)-5.71%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位：日本取引所(8697)+2.34
2位：東京海上(8766)+2.24
3位：ニデック(6594)+2.09
4位：武田(4502)+1.32
5位：任天堂(7974)+1.05
