【09/27】日本株反発!米株安で上値重い展開も配当取りの買いで終盤にプラス圏へ!

相場まとめ

編集部の野々村です。

今日の日本株は反発。

米国も日本も、
どちらも苦しい展開が
続いています。

昨日の米国も全面安でした。

JPモルガンのCEOが
政策金利が7%まで
上昇するリスクを警告するなど、

「利上げ」を警戒した
売りが先行する流れでした。

さらに米国の経済指標の下振れもあり、
景気の減速も懸念されました。

こうした悪材料が続いたことで
全面安につながっています。

そして日本株もその流れを受け、
朝は弱い展開からスタートでした。

日経平均は291円安でスタート、
一時は節目の32000も割れました。

しかし、そこから持ち返します。

その背景には、まず円安。
現在も進行中です。

そして中国株の反発と、
米国先物がの反発もあって
押し目が入るかたちに。

少しずつ下げ渋り、
後場にかけて上昇しました。

また、今日は
9月末配当の権利付き最終売買日です。

優待が魅力だったり、
高配当の会社などは、
今日までに買っておくと
その権利を受けることができます。

こうした流れもあって
配当再投資を意識した買い戻しや、
配当取りの買いもあったと思われます。

ただ、例年この権利日の翌日、
つまり明日は「権利落ち日」となります。

権利を得て、
株を売却する投資家もいるため
下落することもあります。

また、明後日の金曜には
日経平均の銘柄入れ替えもあります。

こうしたことを考えて
今週末はやや下で見ています。

さて、その日経平均ですが、
終わってみれば+0.18%の
32,371円でした。

TOPIXは+0.32%の
2,379円でした。

マザーズは+1.20%の
730円でした。

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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 医薬品2位: その他金融3位: 不動産

【値下がり】
1位: 海運2位: 電気ガス3位: 鉄鋼

東証33業種中20業種が上昇しました。

東証プライム市場の値上がり銘柄は
全体の72%、値下がり銘柄は26%でした。

値上がり寄与トップはアドバンテスト。

ここ最近は半導体がまちまちで、
弱い展開も多いですが、
今日は反発した銘柄もあります。

レーザーテックや東京エレクトロン
なども上昇しています。

また、今日は日本オラクルが
決算を発表しましたが、
2桁増収増益の決算で高騰しています。

今日の上昇トップのセクターは
医薬品でした。

第一三共、エーザイなど上昇し、
医薬品セクターが強かったです。

また、出光、石油資源開発など
エネルギー株も安定して強いです。

住友不動産、カチタス、
大東建託など不動産も強いです。

大東建託は証券会社が
格上げを発表しました。

また、配当落ちを懸念して
電力会社や銀行株は下落しています。

そして昨日に続いて
円安進行中でも自動車やゴムなど下落です。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:西華産(8061)+6.75
2位:サイボウズ(4776)+5.79%
3位:ベース(4481)+5.00%
4位:日東紡(3110)+4.73%
5位:セグエG(3968)+4.71%

・値下がりランキング

1位:楽天銀(5838)-8.22%
2位:コナカ(7494)-7.69%
3位:アシックス(7936)-6.29%
4位:スギHD(7649)-4.26%
5位:三井海洋(6269)-3.72%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:アドテスト(6857)+17.62
2位:中外薬(4519)+16.77
3位:第一三共(4568)+13.62
4位:東エレク(8035)+11.69
5位:SBG(9984)+8.54