【5/18相場まとめ】週明けの日本市場は続落。金利高に警戒。ハイテク下落の始まりか?

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川です。

先週末の相場が急落となり、日本も米国も少し警戒感が出てきました。その背景にあるのは「金利」です。世界的な金利高が止まらず、相場がピリピリしています。

今週の最大のトピックは、日本時間の木曜朝に出るエヌビディア決算。ここへ向かって半導体がどう動いてくるかです。

いよいよダウ平均も最高値を抜けて、米中の会談も終了。ここ最近はイベント続きでしたが、いよいよ一旦のクライマックスですね。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】利下げ期待から一転、「利上げ」の織り込みへ

まず先週末の米国株をザクっとまとめましょう。

史上初の5万ドルを突破したダウ平均ですが、1日でその大台から陥落する大幅な反落となりました。要因は「米10年債利回りの急騰」です。

市場はインフレを警戒し、再びマーケットを「物価高」のリスクが覆っています。米中首脳会談でホルムズ海峡問題など明確な進展がなかったことも、さらにその懸念を加速させました。

これまで相場を牽引してきたIT・ハイテク株が売られ、ほとんどの主力が売られました。

しかし、著名投資家アックマン氏のファンドが新規保有を明らかにしたマイクロソフト(MSFT)は逆行高に。物言う株主(アクティビスト)の介入が好感されたデクスコム(DXCM)、ゼロックス(XRX)などが個別材料で買われています。

16時半の時点で米国株はやや重め。今週はやや様子見ムードで相場が始まりそうです。

【日本株】史上初の63,000円台からの急落。何があった?

先ほど解説したように、米中首脳会談で目立ったサプライズがなく失望売りが先行した米国株。

さらに中東戦争の長期化懸念による原油高と金利高が警戒され、マーケットは反落しました。週明けの日本市場もこの流れを受け継ぎ、売り優勢で始まりました。

国内企業の決算発表が一巡し、本来であれば好業績銘柄が改めて評価されるタイミング。しかし「長期金利の上昇」と「原油高」というマクロ要因から売られました。

今日の日経平均は109円安から始まり、ハイテク株を中心に売りが先行。押し目買いの動きも見られましたが、積極的に買い上がる勢いは感じられず。終日軟調な相場が続きました。

今日はファーストリテイリング、ソフトバンクG、東京エレクトロン、アドバンテストといった日経平均を牽引してきた重鎮たちが軒並み売られています。

さらにトヨタやホンダなど輸出関連の主力も下落。円安が進行している中でも自動車が売られていたのが目立ちました。リクルートHDやソニーG、一部の金融・海運株などに押し目買いが入ったものの、相場全体を支えるほどの力はありません。

先週暴落したグロース250は小幅なプラス(+0.30%)で引けましたが、チャートを見れば底値圏でレンジ。本格的な資金シフトとは言えない動きでした。

最終的に日経平均は593円安の60,815円で大引け。売買代金は8兆1,166億円。サービス、精密機器、海運などが上昇し、輸送用機器、繊維製品、卸売などが下げました。プライム市場の値上がり銘柄は28%、値下がりは70%でした。

決算という個別の好材料が出尽くした今、次なる材料がほしいところです。まずは木曜朝のエヌビディア決算に注目。電線株の決算でも解説しましたが、儲かっているのはわかっているので、次のガイダンスに注目です。

では、明日もいい波乗っていきましょう!