【5/27相場まとめ】日経は66,000円タッチも後場から反落。米国株ハイテク続伸もダウ下落。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川です。

今日の相場は前半と後半で明暗が分かれました。大きく続伸して始まったものの後半は下落。

売買高は11兆円という異次元の数字でしたが、終わってみれば値下がり銘柄の方が多め。昨日の米国もまちまちながらAI株がぶち上げですね。

さて、今夜は21時からライブです。こちらのURLから放送開始するので、時間になったらどうぞ!
https://www.youtube.com/live/XGbJx1o9bmc?si=Nu34X0aPApJd0H6R

【米国株】中東ノイズをAIのメガラリーがねじ伏せてナスダック続伸

米国がイラン南部で限定的な攻撃を実施したと発表したことで、少しピリッとしましたが、和平交渉は順調に進んでいるとの思惑から昨日も買いが優勢の相場になりました。

原油価格は下落を続け、朝の段階ではWTI原油は93ドル台へ。米長期金利も安定して推移したことがハイテク株の強力な追い風になりました。

ダウ平均は106ドル高の50,686ドルで始まり、そのまま上昇。23時頃には昨日の高値をつけました。しかし、そのあとは下落となり、朝方には安値をつけます。その後はレンジでしたが、118ドル安の50,461ドルで最終的に引けています。

ナスダックは312ポイント高の26,656、S&P500は45ポイント高の7,519といずれも4日続伸で最高値を更新。ラッセル2000は51ポイント高の2,920と、こちらも続伸しています。

昨日はメモリー大手のマイクロン・テクノロジー(MU)が1日で19%という驚異的な暴騰。時価総額が初めて1兆ドルを突破しました。

アナリストの目標株価引き上げに加え、中長期的なAIメモリー逼迫などから、S&P500構成銘柄で最高のパフォーマンスを記録しました。

また、クアルコム(QCOM)がバイトダンス(TikTok親会社)のAIデータセンター向けに半導体を供給すると報じられ大幅高に。次世代原子力企業オクロ(OKLO)もエネルギー省のプルトニウム利用プログラムの交渉対象に選ばれ急伸です。シェブロン(CVX)などのエネルギーセクターは売られています。

ダウが小幅安ながらナスダックとS&P500が最高値を力強く更新。昨日の米国株も強い相場になりました。

【日本株】一時6万6000円大台突破も後場に急失速

ナスダックが大幅高となった流れを引き継ぎ、今日の日本株も買い優勢でスタート。

日経平均は前場、一時6万6500円台半ばまでロケット急伸し、25日につけた史上最高値を大幅に塗り替える場面もありました。

しかし後場に入ると一転、指数を強引に牽引していたソフトバンクG(9984)が一貫して下値を切り下げる大幅安に。これによって一気に売り圧力が拡散。

売買代金が11兆6000億円を超える激しい大商いとなる中、日経平均はなんとかプラス圏を維持の重い引けとなりました。最終的には3円高の64,999円で引けています。

プライム市場の値上がり銘柄は45%、値下がり銘柄は50%となっています。

ハイテク高を受け、アドバンテストや東京エレクトロン、ディスコ、信越化学といった半導体セクターの超主力や、ファーストリテイリングが買われ、日経平均を支えました。

一方で、市場の中身は非常に冷ややかです。過半の18業種が値下がりし、特に金利一服を背景に銀行、不動産、建設といった内需セクターが軒並み売られました。

TOPIX(-0.52%)が明確なマイナス圏で引けていることが、市場全体の地合いの悪さを鮮明にしています。

今日も断トツの商いをこなしたキオクシアHDが続落、前日ストップ高のFIGも大きく利食い。武蔵精密やSHIFTが大幅高になりました。

振り返ると、前場に「6万6000円台半ば」まで駆け上がった後、後場にかけて売られる相場です。相場の勢いは強いものの、短期的には少しあげすぎたので、警戒されてもおかしくはなさそうです。

では、また夜のライブで。明日もいい波乗っていきましょう!