
向川|認定テクニカルアナリストMFTA®
6月1週目の相場が終わりました。まずまずの出だしといったところで、この週末は雇用統計も控えているので重くなることはわかっていたものの、わかりやすいくらいの反転相場となりました。
今日の相場は下げたものの、全体を見ると値上がり銘柄が7割です。ほぼ崩れてないと言っていい相場。昨日の米国もダウが反発でハイテクが下げましたね。
さて、今夜も雇用統計ライブを放送します。21時からスタート、時間になったらこちらからどうぞ!
→https://youtube.com/live/WmMq-peVkho?feature=share
【米国株】ダウ大幅反発で一時970ドル超高!ブロードコム急落でハイテク下落
引き続き中東情勢をめぐる警戒感が高まっており、停戦期待と再び加熱のあいだで揺れ動いています。
ダウ平均は299ドル高の50,986ドルでスタート。そのまま買い優勢となりました。
ダウ平均は一時970ドルを超える大幅な上昇を記録し、ユナイテッドヘルスなどのヘルスケアセクターや金融株が買われました。
一方で、これまでの株価急騰によって事前の期待値が極端に高まっていた半導体が売られました。好決算発表にもかかわらず材料出尽くしの調整売りが広がり、ナスダックは終日マイナス圏での動きとなりました。
最終的にダウ平均は874ドル高の51,561ドルで大引け。S&P500は30ポイント高の7,584、ナスダックも23ポイント安の26,830と反落しています。

イランによるクウェート国際空港への攻撃など、地政学リスクや金利上昇リスクを背景に利益確定売りが出やすい環境となっています。
ブロードコム(AVGO)は決算自体は良好であったものの、AI半導体の売上高見通しが期待に届かなかったことが嫌気され、-12.59%と大幅安に。
AMDが-3.56%となるなど半導体株中心に調整売りが波及しています。クラウドストライク(CRWD)やシエナ(CIEN)も好決算ながら高い期待値に届かずそれぞれ下落しました。
ユナイテッドヘルス(UNH)が+5.16%と急伸してダウを支えたほか、新規の契約獲得を発表した宇宙ソリューションのレッドワイヤー(RDW)が+15.09%、イーライ・リリー(LLY)が+4.31%と強さを見せました。
こうしてみると、主要指数の方向性は明確に分かれています。ダウ平均やラッセル2000(+1.45%)が朝方から一貫して高い位置を維持しましたが、半導体指数(SOX)は「-2.15%」、NYSE FANG+は「-2.23%」と大きく値を崩しています。
今日の日本市場も半導体の売りが予想されましたが、次は日本マーケットも見ていきましょう。
【日本株】日経平均は882円安もプライムの76%が値上がり
今日の日本市場も朝方から半導体関連や電子部品などの値がさハイテク株を中心に売りが先行しました。
日経平均は一時66,000円の大台を割り込む場面もあり、原油が下がったことで下支え要因になったものの、全体を通して重い相場でした。
米国とイランを巡る中東の軍事交渉が依然として不透明。週末の情勢変化を警戒した買い控えの動きも見られました。
また、日経平均が880円超下落した一方で、プライム市場の値上がり銘柄数が76.4%(1,283銘柄超)に達しました。一部の大型テックが指数を引き下げたものの、市場の大部分の銘柄は堅調でした。
終わってみれば日経平均は882円安の66,588円で大引け。売買代金は9兆8,535億円でした。

業種別では海運、その他製品、保険などが上昇。個別では、ソフトバンクG(9984)が連日で指数をサポート。任天堂(7974)、ソニーG(6758)、東京海上(8766)、イオン(8267)といった出遅れ感のあった主要銘柄が買われています。グロース250指数も+2.91%と力強く反発。
一方で、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、イビデン(4062)、レーザーテック(6920)などのAI・半導体主力株が大幅安です。
ただ、各指数は前場中盤の底打ちから後場にかけて下げ幅を縮小。売買も約10兆円と活発です。
プライム市場の約4分の3の銘柄が値上がりで、過熱感のあった半導体セクターの価格調整が進む一方で、内需株やバリュー株、中小型株への資金流入が下値を支えています。
まずは今夜の雇用統計、週末の中東情勢を見極める局面に入っていきます。
来週は神戸物産、ビジョナル、エニーカラーなどの中小型株が決算を発表します。こちらにも注目ですね。
では、来週もいい波乗っていきましょう!

