【6/30相場まとめ】ハイテク株反発。米国3指数上昇、日経7万円台に回復。明日から7月相場へー

相場まとめ

向川|認定テクニカルアナリストMFTA®

今日の相場は反発。米国とイランがドーハで会合を行うことによる期待感もあり、寄り付きから強い相場になりました。昨日の米国株も反発ですね。

これで日経平均は再び7万円に到達です。そして2026年の相場も半分が終了。明日から7月ですね。

為替が162円に接近中で、そろそろ為替介入の警戒ラインに到達です。なにせここまでの円安は39年ぶりです。まだ止まりませんね。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】ダウ平均は反発、ナスダックは2%超の大幅高!

昨日の米国株は3指数とも上昇しました。

期末を控えたポジション調整の動きを巻き込み、IT・ハイテク株に買い戻しが流入。グーグルややテスラ、アマゾンといった主力ハイテクが上昇し、ナスダックの上昇を後押ししました。

韓国のSKハイニックスやサムスン電子が工場建設を発表したことも追い風になったと思われます。

ダウ平均は寄付きから上昇し、早々に昨日の高値に到達。その後は反落しましたが、売り一巡後は再び買い直され、引けにかけて強い流れになりました。最終的には306ドル高の52,182ドルで引けています。

S&P500は86ポイント高の7,440、ナスダックは522ポイント高の25,820となりました。

また、今週はECBフォーラムがあり、主要な中央銀行のトップが集まる討論会があり、さらに木曜日の米雇用統計も控えています。重要なマクロイベントですので注目しましょう。

そして米国とイランが互いに攻撃を停止。ホルムズ海峡の協議再開で合意したとの報道が安心感を誘いました。

個別株を見ると、昨日からダウの構成銘柄に組み入れられたアルファベット(GOOG: +4.96% / GOOGL: +4.82%)がご祝儀相場を伴い急伸。テスラ(TSLA)が+8.46%の高騰、アマゾン(AMZN)も+3.20%と強く買われました。

エヌビディア(NVDA)やAMDも連日の下げから反発に転じています。

スペースX(SPCX)はナスダック100指数の算出銘柄への組み入れが「7月7日の市場開始前」へ前倒し。需給期待から+7.15%と続伸しました。

そして宇宙ベンチャーのロケット・ラボ(RKLB)が、衛星サービスのイリジウム(IRDM)を買収することで正式契約を締結したと発表。イリジウムが+25.44%と大暴騰し、ロケット・ラボも+15.93%と急騰しました。

一方で、スペースXがチャーター(CHTR: +9.38%)と携帯サービスで提携協議を進めているとの報道を嫌気され、既存キャリアのベライゾン(VZ: -5.24%)やAT&T(T)などは大きく売られました。

最大12億5000万ドルのビットコイン売却、そして大規模自社株買いを設定したストラテジー(MSTR)が+12.60%と大幅高となっています。

これによって朝から日経先物も反発。では次は日本株も見ていきます。

【日本株】日経平均は続伸し、節目の「7万円台」を死守して上半期を終了

前日の米国市場はナスダックを中心にハイテク株が大幅高に。

この流れを受けて、日本市場でも朝方から半導体関連株を中心に買いが先行しました。そして為替市場で円相場が1ドル=162円台と、39年半ぶりの円安・ドル高水準へ突入。

輸出企業の業績上振れ期待もあり、月末の調整売りにブレーキをかけました。7万円台回復後は一時上げ幅を縮小する場面があったものの、後場は底堅さが意識されて高値圏での保ち合いが続きました。

日経平均は7万円をこえてレンジとなり、最終的には594円高の70,062円で大引け。売買代金は10兆8,307億円でした。TOPIXは12ポイント高の3,994、グロース250は3ポイント高の706で引けています。

指数を牽引したのは、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、ソフトバンクG(9984)、キオクシアHD(285A)といった値がさハイテク・半導体コアメンバーです。

さらにディスコ(6146)、レーザーテック(6920)、スクリーンHD(7735)、イビデン(4062)、村田製作所(6981)、太陽誘電(6976)なども軒並み買い戻されました。業種別でも電気機器が上昇率上位へ。

AIインフラ関連として人気のフジクラ(5803)や古河電気工業(5801)など電線株も再び上値を追っています。

プライム市場全体の騰落数は、値下がり銘柄数が64.2%に達し、値上がり(33.7%)を大幅に上回りました。

昨日とは真逆で、市場の約3分の2の銘柄が下落するなか、指数寄与度の高い一握りのハイテク大型株だけで日経平均の頭を無理やり引っ張り上げた「いびつな強さ」が復活しています。

一方、ファーストリテイリング(9983)やTDK(6762)が指数の重石に。円安進行による原材料コスト高が嫌気され、ニトリHD(9843)などの内需小売株、その他製品(任天堂など)、水産農林、中外製薬(4519)などの医薬品株が利食い売りに押されました。

さらに為替の恩恵を受けやすいはずのトヨタ(7203)やスズキ(7269)などの自動車株、三菱商事(8058)も冴えない動きです。

今日は前場は重かったものの、後場は13時以降、じわじわと下値を切り上げて大引け間際に強い流れになりました。

先週後半の3,000円幅の暴落を、昨日と今日の2日間の続伸で見事にリカバリー。再び終値ベースで7万円に戻ってきたのは良かったですね。

ただし、プライム市場全体の64.2%の銘柄が値下がりしている点、そして162円台という極端な円安進行は気になります。もちろん投資家目線で見ると円安はメリットが大きいです。

しかし、雇用統計の内容によってはさらに円安が進むことも考えられ、独立記念日前に前倒しされる木曜日の発表に注目が集まるでしょう。今週は木曜夜にライブ予定です。

では、明日もいい波乗っていきましょう!