編集部の野々村です。
今週の相場も
お疲れさまでした。
今週は調整の
1週間になりました。
来週は日本も米国も
重要な局面をむかえます。
それぞれアップデートしましょう。
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今日の相場まとめ
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まず昨日の米国株ですが、
3指数とも下落しました。
期待感から寄り付きから上昇し、
良い流れでスタートしました。
しかし、出てきた経済指標、
昨日は業者向けの物価上昇の
データがでてきました。
これが予想を上振れで
株にとってネガティブに。
インフレ長期化と見られて
ハイテク株を中心に売られました。
エヌビディアも
3%ほど下落です。
さらに小売売上高が
予想を下回りました。
エヌビディアだけでなく
AMDなど他の半導体も弱く、
相場を押し下げるなど、
ハイテク株を中心に売りが広がり、
終日弱い流れで取引を終えました。
不安視される米国市場、
その流れをうけて
日本市場もスタート。
しかし売り優勢で始まりました。
為替は円安に進んでおり、
これが株価を下支えしました。
昨日に続いてエネルギー株や
電力株などが買われており、
今日はTOPIXは上昇です。
しかし、東京エレクトロンなど
ハイテク株は弱い展開でした。
後場も弱いまま取引終了し、
終わってみれば日経平均は
-0.28%の38,707円でした。
TOPIXは+0.35%の
2,670円でした。
グロース250は
-2.26%の721円でした。
売買代金は5兆7934億円でした。
今日の日経平均のチャートです。
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春闘の平均賃上げ5%超
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さて、今日は
こちらの話題を。
2024年春闘の賃上げ率は5%超えで
33年ぶりの高水準になりました。
これは喜ばしいことで、
給料が上がらない日本社会が
ちょっと流れが変わりそうです。
これが中小企業にも
少し遅れて波及するでしょう。
そうなればいよいよ
日本も本格的なインフレが到来です。
今朝、コラムをお届けしましたが、
マイナス金利解除も現実味を
帯びてきました。
コラムはこちら
↓↓
日銀のマイナス金利解除とは?
日本株はこれからどうなる?
いよいよ、
17年ぶりの利上げに踏み切るか?
という声も大きくなり、
来週、動きがありそうです。
今月がなかったとしても
来月には政策変更と
なる可能性もあるでしょう。
18日(月)19日(火)で
日銀の会合があります。
来週も重要イベントが続く
難しい相場になりそうですが、
引き続き警戒しておきましょう。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 鉱業 2位: 石油石炭 3位:電気ガス
【値下がり】
1位: 海運 2位銀行: 3位:電気機器
東証33業種中23業種が上昇。
プライム市場の値上がり銘柄は59%、
値下がり銘柄は38%でした。
日経平均の値上がり寄与トップはファストリ、
KDDI、第一三共、三菱商事など。
値下がり寄与トップは東京エレクトロン、
アドバンテスト、レーザーテック、ダイキンなど。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:エニグモ(3665)+16.72%
2位:鎌倉新書(6184)+16.67%
3位:巴工業(6309)+16.41%
4位:鴻池運輸(9025)+13.33%
5位:東電HD(9501)+13.03%
・値下がりランキング
1位:エニーカラー(5032)-21.94%
2位:WSCOPE(6619)-20.60%
3位:MSOL(7033)-17.57%
4位:アクシージア(4936)-11.07%
5位:セレス(3696)-10.14%
・ストップ高(一時的なものを含む)
鎌倉新書(6184)+16.67%
・ストップ安(一時的なものを含む)
エニーカラー(5032)-21.94%
WSCOPE(6619)-20.60%
MSOL(7033)-17.57%
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:ファストリ(9983)+13.99
2位:KDDI(9433)+11.59
3位:第一三共(4568)+11.49
4位:三菱商(8058)+11.29
5位:リクルート(6098)+9.99