【6/30相場まとめ】日経平均5日続伸も過熱感。トランプ関税再び。今週は月初の重要ウィーク。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

先週まで日本株も米国株もリスクオンの相場になり、S&Pやナスダックは最高値を更新。日経平均も4万円にのってきました。

今週から7月相場で、さっそく重要ウィークが始まります。週末金曜は休場で、木曜夜に雇用統計ですね。

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では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】3指数が続伸!S&P500とナスダックは最高値を更新。

まず週末の米国株をザクっと振り返りますが、ダウ、ナスダック、S&Pがそれぞれ上昇。

ラトニック商務長官が中国のレアアース輸出規制を緩和するとのことで、好材料となって株価を押し上げました。

また、カナダとの関税協議を打ち切るとの発言もトランプ大統領から出てきて、こちらはネガティブ材料になりました。

どちらの材料も出てきたものの、マーケットは大きく崩れず、引けにかけてさらに買い上げも見られました。

ダウ平均は伸び悩むところもありましたが、432ドル高の43,819ドルで先週の取引を終えました。S&P500は32ポイント高の6,173、ナスダックは105ポイント高の20,273ポイントで5日続伸となりました。それぞれ最高値を更新。

先週末の米国株は11業種のうち9業種が上昇。特に一般消費財、コミュニケーションサービス、資本財が上昇しました。下げたのはエネルギーとヘルスケアでした。

特に目立っていたのがナイキ。市場予想を上回る売上とEPSを発表、15%ほど上昇しました。

防衛株のボーイングも6%上昇、他にもアマゾンやエヌビディアなどのハイテク、そしてJPモルガンなどの銀行株も強かったです。半導体のアームも続伸、しかしパランティアは高値圏で売られて9%ほど下げました。

【日本株】日経平均5日続伸も過熱感あり。引けにかけて上げ幅を縮小。

では今日の日本株も見ていきます。

先週から続伸が続く相場で、過熱感はあるものの今日も続伸でした。買いが先行してのスタートで、今日は10時頃に本日の高値である40,852円まで上昇。今日も半導体株がつよく、指数を押し上げました。

前場は良い流れで、先週からの続きの相場でしたが、後場にはいってから少し失速。利益確定の売りに押されながら日経平均は40,300円まで下落するなど重い展開になりました。

延期になった関税問題ですが、その延長期限が7月9日に迫る中、自動車セクターも上値が重かったですね。(さすがに買えないですね)

日経平均は引け前に少し下げ止まり、最後は336円高の40,487円で引けています。

売買代金は5兆6107億円と活況でした。プライム市場の値上がり銘柄は54%、値下がり銘柄は40%でした。

今日はTOPIXも続伸、グロース250も3日ぶりに反発。日本の3指数の中ではグロース250が最も上昇しました。

今日は電気ガス、情報通信、鉱業などが上昇。そして輸送用機器、非鉄金属、電気機器などが下落しています。

個別株で目立った動きをしていた銘柄を見ていくと、3日続伸の東京電力。原発再稼働への流れもあって買いが続いています。

半導体は過熱感があるものの、東京エレクトロンやディスコなど堅調でした。ファストリ、ソフトバンクG、リクルート、ダイキンなどの主力も続伸しています。

任天堂も続伸しており、その任天堂は株式分割を示唆。今日プレスリリースが出ましたが、ちょうど株価は13,000円後半。そろそろ分割してくれるとトレードしやすいんですけどね。

弱いのは商船三井や川崎汽船など海運株、そして三菱重工や川崎重工など防衛株も売られました。他にはソニー、サンリオ、テルモ、日立などが下げています。

さて、米国株が良い流れで最高値を抜けてきた今、日経平均も最高値超えが期待されています。

現在4万円にいますが、最高値は昨年7月の42,426円なので、視野には入っています。目先はトランプ関税に警戒で、ここでネガティブ材料が出てくるとイヤな流れになりそうです。

逆に言えば、ここで崩れなければ織り込み済みとなり、最高値にむかっていく流れも考えられるので、ここからの総場の動きにも注目ですね。

では、明日もいい波乗っていきましょう!