From:向川a.k.aチャートの向こう側
熱海のホテルより
私は平日はほとんど家にこもっていて、日中は日本株を見ていますし、夜は米国株を見ているので、あまり外に出ません。
ちょっと前までは都内に住んでいましたが、最近は郊外に引っ越したので、より一層外に出ることがなくなりました。
ただ週末は株式市場はお休みですので、ほぼ毎週どこかしらに出かけています。今日は熱海からお届け。
さて、タイトルにも書いた通りですが、投資家が必ず見るものは「チャート」です。長期投資の方は別ですが、ほとんどの投資家/トレーダーはチャートを睨めっこして、ああでもない、こうでもないと考えていると思います。
でも、チャートを追いかけていても、株で勝てるようにはなりません。むしろ逆です。
株は連ドラ
いつもお伝えしていることですが、株は連ドラです。
ネットフリックスの人気ドラマのように1話目から順番に見ていくので、ストーリーがわかって、主人公や敵役、ヒロインなどキャラクターの紆余曲折があって、そして予想もしなかったどんでん返しがあって、だから面白いですよね。
株もまったく同じで、連ドラと同じように毎日のストーリーがあります。そしてそのストーリーは過去から繋がっていて、昨日から今日、今日から明日へと物語が続いていきます。
しかし、勝てない投資家はこの原理がわかっておらず、自分のタイミングだけで相場に入ってきます。
「今日は時間あるから株しよう」
そんな生半可な気持ちで勝てるほど相場は甘くありません。
株で勝とうと思ったら、まず全体の流れを掴むことです。相場の流れ、と言ってもいいでしょう。
そしてそこにはリズムがあります。
波を捉える
私が毎日相場を見ているのも、そして日本株だけでなく米国株も見ているのも、全ては「相場の流れ」を見ているからです。
それはまるで人気ドラマを1話目から順番に見ていくのと同じで、どんな流れでそんな展開になっているのか?を前後のストーリーから考察しているのです。
そして、その流れがわかっているので、不用意なエントリーをすることはほとんどありませんし、結果として負ける確率が少なくなりました。
さらに、私の場合は「変数を減らす」ことで、さらに勝率が上がりました。
チャートの話で言えば、5分足を見るのか、日足を見るのかで、トレードは変わります。
最も避けなければいけないのは、例えば日足でエントリーしたのに、5分足の値動きに影響されて、早々と損切りしたり利確することです。
これはチャートの動きに翻弄されてしまっているのです。
チャートを攻略せよ
つまり、勝てない投資家はチャートに翻弄されていて、勝てる投資家は逆にチャートを利用しています。チャートの値動きに翻弄され、追いかけてしまっているうちは勝率は安定しません。
「そろそろ上がる」
「まだまだ下がる」
そんな感覚で行うトレードでは、たまたま勝てたとしてもどこかで大負けします。
エントリー、利益確定、損切り。
この3点セットは投資に欠かせないものですが、全てに「根拠」を持ちましょう。
⚪︎⚪︎だからエントリーする。
でも⚪︎⚪︎になったら損切り。
⚪︎⚪︎だったら利益確定。
このように自身のトレードを言語化するのもいいと思います。
頭ではわかっていても、いざ実際に投資すると、いろんな感情が出てきます。相場はリアルタイムで動いていきますから、外に出ててもチャートが気になってしまいます。
そしてちらっと相場を見て、「ああもうダメだ・・」となるのです。
チャートは追いかけるものではなく、こちらがその流れにあわせて利用するものです。
この考え方を必ず覚えておきましょう。