編集部の野々村です。
今週もスタートしました。
12月も後半戦で、
来週の最終週は売買も
少なくなると思われます。
特に米国は休暇に入る人も多く、
実質、今週が最終週となりそうです。
さて、まずは先週の
米国株から振り返ります。
先週末はまちまちの展開で、
ダウとナスダックは上昇したものの
S&Pは下落しています。
米国の強さは来年の金利低下、
利下げを見越してのものでしたね。
しかし、加熱する株相場を背景に、
要人の発言が入り乱れる展開に。
株価は高値更新中も過熱感は否めず。
日経平均は寄り付き直後から
下落幅を広げる展開でスタートしました。
海運株は高騰したものの
全体的に弱い流れでした。
本日から開催されている
日銀の金融会合があることから
積極的な買いが入りませんでした。
出だしはやや上がったものの
すぐに下落していきました。
ただ、後場に入ってからは
下げ幅を縮小する展開に。
時間外取引で米国株も
堅調な流れだったこともあるでしょう。
売買代金は3兆6258億円。
今日は海運株が強さを発揮しました。
終わってみれば日経平均は
-0.64%の32,758円でした。
TOPIXは-0.66%の2,316円。
グロース250は-0.69%の
672円で取引を終えています。
今日の日経平均のチャートです。
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明日の日銀会合、ポイントは?
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さて、その日銀会合ですが
明日に植田総裁のメッセージがあります。
市場は今その発言を待っており、
どんな内容かによって
株価にも影響がありそうです。
今の見立てですが、
金融政策の変更なし、
現状維持となっています。
来年春頃には変更する?
そんな声もあります。
ポイントは、米国は金利を下げる、
でも日本は上げる?というところ。
つまり、
日本↑、米国↓によって、
円高進行も想定されています。
すると株にはネガティブに
働くことになるでしょう。
バブル後の高値を更新するか、
というところにいましたが、
この流れが加速すると、
株にとってはあまりよろしくない展開も。
明日の植田総裁の発言に
注目したいと思います。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 海運2位: 輸送用機器3位:パルプ紙
【値下がり】
1位: 保険2位: 石油石炭3位:不動産
東証33業種中29業種が下落。
プライム市場の値上がり銘柄は26%、
値下がり銘柄は70%でした。
三井住友などメガバンクが売られて、
銀行や保険など金融株に弱い流れです。
商船三井など海運株は強く、
今日の相場をけん引しました。
商社も弱く、ほとんど寝下がっています。
マツキヨ、パンパシなど
インバウンド株売られており、
半導体もまちまちで、ソシオネクスト、
レーザーテック、東京エレクトロンなど
上昇したものの、他は下がっています。
今日は全体的に弱い流れでしたが、
明日の結果次第で動きが出てきそうです。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:リンクユー(4446)+10.89%
2位:ギフトHD(9279)+10.57%
3位:巴工業(6309)+8.17%
4位:HIS(9603)+8.01%
5位:イーレックス(9517)+7.06%
・値下がりランキング
1位:セルソース(4880)-18.21%
2位:宮超HD(6620)-10.58%
3位:プロレド(7034)-10.05%
4位:Jディスプレ(6740)-9.09%
5位:エニグモ(3665)-9.04%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:日産化(4021)+7.19
2位:豊田通商(8015)+7.03
3位:レーザーテク(6920)+5.86
4位:デンソー(6902)+5.39
5位:TDK(6762)+3.60