大注目！ネットフリックスの第3クオーターの決算について徹底解説！

From：編集部黒木

2024年10月17日にネットフリックスの第3クオーターの決算が発表されました。結果としては非常に良く、株価は大幅に上昇したのをご存知の方もいるのではないでしょうか？

「地面師たち」で日本でも大人気のネットフリックス。

世界中で成長が期待されている企業の決算を見ていきましょう。

どんな会社か

ネットフリックス(Netflix)は、世界最大級のストリーミングサービス企業です。

1997年にリード・ヘイスティングスとマーク・ランドルフによってアメリカで設立されました。

当初はDVDのレンタルサービスとして始まりましたが、2007年からストリーミングサービスを開始し、急速に成長した企業です。

ネットフリックスの主なサービスは、映画、テレビ番組、ドキュメンタリー、アニメなどの多様なコンテンツを、インターネットを通じて視聴者に提供することです。

月額制の定額サービスで、ユーザーは好きな時に好きなだけコンテンツを楽しむことができます。

ネットフリックスの特徴的な戦略の一つは、オリジナルコンテンツの制作です。

「ストレンジャー・シングス」や「ナルコス」などの人気シリーズを生み出し、エミー賞やゴールデングローブ賞などの権威ある賞を受賞しています。

日本では「浅草キッド」や「地面師たち」が大きな話題を呼びました。

ネットフリックスは、アルゴリズムを活用した個人化されたシステムも特徴です。ユーザーの視聴履歴や好みに基づいて、各個人に合わせたコンテンツを提案してくれます。

グローバル展開も積極的に行っており、190以上の国と地域でサービスを提供しています。各地域の文化や言語に合わせたローカルコンテンツの制作にも力を入れ、国際的な視聴者層を獲得しています。

ネットフリックスは、エンターテインメント業界に革命をもたらし、視聴者の映像コンテンツ消費の方法を大きく変えました。

今後も技術革新やコンテンツ戦略の進化を通じて、ストリーミング市場でのさらなる発展が見込まれています。

ネットフリックスの第3クオータの決算内容は以下の通りです。

決算のポイントは以下の通りです。

2024年通年の成長率予想を14-15%から15%に据え置き、営業利益率予想も26%から27%に据え置いた。
2025年の収益予想は430～440億ドル(11～13%成長)、営業利益率予想は28%。
広告付きプランの会員数が広告対応国でロイター比35%増加。2025年にはすべての広告対応国で重要な規模に到達する。
コンテンツ面では「The Perfect couple」「Nobody Wants This」などのヒット作を配信。第4弾には「イカゲーム」シーズン2などを予定。
フリーキャッシュフロー予想を約60億ドルから60～65億ドルに据えました。
一部の国で料金を値上げし、ブラジルでもベーシックプランを廃止予定。
自社広告技術プラットフォームを11月にカナダで導入し、2025年に全広告対応国で展開予定。

好決算の要因は、広告付きの低価格プランを中心に、アジアなどで会員数が500万人余り増加したことです。

すべてのプランをあわせた会員数の伸びは落ち着ついてきてはいますが、世界全体の会員数は9月末時点で2億8272万人と3億人の大台がみえてきました。

ネットフリックスは「日本や韓国などで強力なローカル向けのコンテンツを用意した結果、アジア太平洋地域の売り上げの成長率がほかの地域をリードすることになった」としています。

このように内容は総じてよく、今後にも期待が集まります、