【07/28】日本株反落!日銀YCC修正で株価乱高下の大混乱。

相場まとめ

編集部の野々村です。
今週の相場も
お疲れさまでした。

今日は大混乱の
一日になりました・・。

昨晩の米国株、
出だしは良い流れでした。

しかしAM2時頃に
日経新聞の報道があり、
一気に風向きが変わりました。

今日、日銀が発表した
YCCの修正です。

上昇していた株価は下落し、
あれほどまでに強い動きを
見せていたダウも下落。

その流れで日本株も
下げからスタートでした。

日本はこれまでずっと
低金利を続けてきました。

金利を下げて市場に出回る
お金の量を増やす”金融緩和”
を続けてきました。

当然、数が増えると
価値は下がりますから、
円安になります。

さらに米国は金利を
上げてドル高に。

これが円安ドル高の
要因でした。

今回の日銀の発表は、
その金融緩和の方針は変わらずです。

しかし、これまでは
0.5%を天井として
低金利を続けてきたのを、
1%まで許容するとしました。

つまりこれまでと
方針は変わらないですが、

低金利の許容レベルを
少し上げてきたということです。

実質、利上げではありますが、
あくまで金融緩和のまま。

昨日まで米国や欧州が
金融政策を発表でした。

どちらも利上げが決まり、
世界中が日銀の発表に
期待していました。

が・・真夜中に報道が出て、
今日いきなり方向転換です。

ちょっと今回は急で、
市場との対話がなかったので、

株や為替のトレーダーは
冷や汗の方も多いでしょう。

後場には一時32000円に接近、
その後は引けにかけて上昇しました。

終わってみれば
今日の日経平均は
-0.40%の32,759円。

TOPIXは-0.2%の
2,290円でした。

マザーズは-1.03%の
764円でした。

今日の結果で金利上昇し、
銀行や保険株が値上がりするも、
円高が嫌気され自動車関連は
大きく下落しています。

では米国株も見ていきます。

出だしはいいスタートでしたが
日銀のニュースをうけて
米国金利上昇、株安になりました。

記録的な連騰を続けていた
ダウも14連騰はならず。

メタの好決算で強かった
ナスダックも下落しました。

昨日の米国市場は
後半から3指数ともに下落です。

ただ、今日19時時点では
米国先物は上昇です。

ですので、今日は
一転して強い動きも
予想されます。

また、米国第2四半期の
GDPが予想を上回りました。

よって、ソフトランディングの
期待を高める材料にもなりました。

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日本株と米国株の注目決算
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では決算も見ていきます。

【日本企業の注目決算】

※プライム市場のみ

SHOEI:
今期経常31%上方修正
最高益予想を上乗せ。

黒崎播磨:
今期経常8%上方修正
最高益予想を上乗せ。

中国電力:
今期経常25%上方修正
19期ぶり最高益更新。

ソシオネクスト:
経常67%増益で着地。

JR東日本:
経常2.6倍増益で着地。

コマツ:
税引き前は32%増益で着地。

ANA:
営利は黒字浮上で着地。

豊田通商:
今期最終を7%上方修正。

キーエンス:
経常7%増益で着地。

日本M&Aセンター:
経常は54%減益着地。

エムスリー:
最終は2%増益で着地。

など主力企業の
決算が出てきました。

来週月曜の注目決算ですが、
京セラ、 三井住友、みずほ、

大塚HD、第一三共、商船三井など
予定しています。

【米国企業の注目決算】

米国も見ていきます。

インテル:
売上16%減、最終は黒字転換。

フォード:
売上12%増、営業益14%減。

Tモバイル:
売上3%減、最終は黒字転換。

【今夜の注目決算】
シェブロン、エクソンモービル、
アストラゼネカなど。

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今日の業種別ランキング
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では最後に
業種別ランキングです。

【値上がり】
1位: 銀行2位: 保険 3位: ゴム

【値下がり】
1位: 電気ガス2位: 食料品3位: 鉄鋼

プライム市場の
値下がり銘柄は全体の55%、
値上がり銘柄は41%でした。

りそな、楽天銀、第一生命、
東京きらぼし、三菱UFJなど上昇。

銀行と保険セクターが強く上昇し、
オムロンは日経平均を約27円押し下げました。

今週で重要イベントを抜け、
また新しい転換も見えてきています。

来週もいい波乗っていきましょう!

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:りそなHD(8308)+7.79%
2位:シンプレクス(4373)+7.36%
3位:相鉄HD(9003)+7.02%
4位:アマノ(6436)+7.01%
5位:フタバ(7241)+6.94%

・値下がりランキング

1位:ヒューチャー(4722)-13.40%
2位:大同特鋼(5471)-10.26%
3位:オムロン(6645)-9.78%
4位:日野自(7205)-9.75%
5位:ヤクルト(2267)-9.50%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:東エレク(8035)+35.07
2位:三菱UFJ(8306)+1.68
3位:富士電機(6504)+1.61
4位:千葉銀(8331)+1.36
5位:日清粉G(2002)+1.19