編集部の野々村です。
今日の相場もお疲れさまでした。
日本株は今週がもっとも決算が多く、
今日もトヨタや任天堂などの
主力企業の決算がでてきました。
こうした大企業の決算は
日経平均に与える影響も大きいです。
オムロンは今日大きく下げて
ストップ安になりましたが、
これも決算ですね。
先週のあおぞら銀行もそうですが、
一気に20%、30%下がることもあります。
それが株の怖いところでもありますが、
だからこそ1つ1つ知識と技術を
身につけていきましょう!
では今日のまとめです。
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今日の米国株&日本株のまとめ
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まず昨日の米国株からですが、
3指数そろって下落しました。
ダウは連日で
史上最高値を更新中ですが、
昨日はちょっと小休止でした。
ダウ平均のチャートはこちら
この要因は昨日に出てきた
経済指標がネガティブだったからですね。
特に昨日は米国サービス業の
景気にかんする数字がでました。
これが上振れしており、
つまりインフレ問題は
まだ終わっていません。
先週の雇用統計もそうですが
ネガティブな結果になると、
利下げ期待が後退します。
つまり、株安の要因になるのです。
米国株は終盤にかけて
やや下げ幅を縮めるものの、
下がっておわりました。
日本株も売り先行でスタート。
日経平均は36,000円を節目に、
攻防戦がつづいています。
為替が円安に進んでおり、
これは日経平均にプラスです。
また、米国のエヌビディアが
変わらず強い上昇を見せており、
半導体が相場をけん引。
日本株も半導体が引っ張っており、
今日も強い値動きでした。
そして、冒頭で書いたように
今週は最も決算が多い1週間です。
決算発表銘柄への注目集まり、
上げ下げまちまちの展開でした。
売買代金は5兆274億円で
今日も活況の相場でした。
終わってみれば、
日経平均は-0.53%の
36,160円でした。
TOPIXは-0.68%の
2,539円でした。
グロース250は
+0.16%の716円でした。
日経平均のチャートはこちらです。
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今日の注目決算※大型株のみ
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今日の注目決算です。
任天堂(7974):
今期経常3%増益に上方修正。
三菱商事(8058):
4-12月期(3Q累計)最終27%減益。
三菱重工業(7011):
4-12月期(3Q累計)最終2.1倍増益。
トヨタ(7203):
今期最終14%上方修正、最高益予想上乗せ。
三菱ケミカル(4188):
4-12月期(3Q累計)最終6.1倍増益。
味の素(2802):
4-12月期(3Q累計)最終2%増益。
シャープ(6753):
今期最終を赤字に下方修正。
などなど。
明日は旭化成、日本製鉄、ソフトバンク、
オリックス、ユニ・チャームなどが続きます。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 輸送用機器2位: 水産農林3位:パルプ紙
【値下がり】
1位: 電気ガス2位: 鉱業3位:銀行
今日は東証33業種中29業種が下落。
プライム市場の値上がり銘柄は23%、
値下がり銘柄は74%でした。
内訳は、
値上がり385、値下がり1,233、変わらず40
でした。
日経平均の値上がり寄与トップは
アドバンテスト、東京エレク、
トヨタ、レーザーテックでした。
一方で値下がり寄与トップはダイキン、
オムロン、ファストリ、KDDIなど。
今週は決算で動いてくる
可能性が高いので警戒です。
好決算が出て上がる、
ダメだったら下がる、
というわけでもありませんが、
決算の内容で流れが変わることは
株の世界にはよくありますので、
必ず決算のタイミングは見ておきましょう。