【日本株】配当の高い金融株をご紹介します。

コラム

From:編集部 黒木

昨今、新NISAの影響もあって、投資に注目が集まっています。

株式投資の醍醐味はキャピタルゲインですが、安定的に入ってくるインカムゲインを魅力です。

特に、最近は安定的に入ってくるインカムゲインに人気があります。

しかし、米国株に比べて日本株の配当は低く日本株に興味がない方もいるかもしれません。

確かに米国株に比べると日本株全体の配当は低いですが、中には高い配当を出している企業もあります。

また、最近注目されている市場は、ズバリ「金融株」です。

なぜなら、日銀の政策金利の変更が見込まれており、金利が上昇すると、金融株は上昇する傾向にあるからです。

そこで今回は日本株の中でおすすめの金融株を紹介します。

わかりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

株式投資の魅力は配当金

日本株の投資で得られる収益は主に3つです。

  • キャピタルゲイン
  • インカムゲイン
  • 株主配当

キャピタルゲインは、値上がり益のことで、株価が大きく上昇すれば莫大な利益が得られます。

一方、インカムゲインに関しては、キャピタルゲインほどの大きな利益は狙えませんが、高配当株投資を行えば、毎年高い配当を受け取れます。

また、キャピタルゲインに比べて安定的に受けられる収益として近年非常に人気が高いです。

株主優待は日本株特有の収益で、割引券や食品などの「もの」がもらえるケースが多いようです。

株主優待に注目して投資をしている方も多いですが、おすすめはインカムゲイン狙いの投資になります。

なぜなら、株主優待で受け取れる物は金額換算すると決して大きくありませんし、現金のように使えるわけではありません。

一方、配当金のようなインカムゲインに関しては、高い配当を出している企業に投資をすれば、一生高い配当を受け取れる可能性があります。

キャピタルゲインのように毎日チャートを見ている必要もありませんので、安定的な収入源が欲しい方には、まさにうってつけの収益だといえるでしょう。

配当金とは何か?

配当金は、企業が株主に対して支払う利益の一部です。

通常、企業は収益の一部を株主に分配し、これが配当金となります。

これは、株を保有する投資家にとっての収益の一つであり、企業の健全性や成長の指標としても考えられます。

近年、キャピタルゲイン狙いの投資からインカムゲイン狙いの投資に興味が移っています。

やはり安定的に毎年入ってくる中域に魅力を感じる方が多いのでしょう。

配当の高いおすすめの日本株を一挙紹介

配当の高いおすすめ料理本株を一挙紹介します。配当利回りは2024年2月2日時点のものです。

それぞれの企業の特徴について、わかりやすく紹介しますので、参考にしてください。

みずほフィナンシャルグループ:3.57%

みずほフィナンシャルグループは、三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループと並ぶ3大メガバンクです。

みずほフィナンシャルグループに限った話ではありませんが、国内の金利が上がると預金の多いメガバンクの収益は劇的に良くなります。

今後国内の金利が上がる可能性が高いので、メガバンク株が注目されているので、ぜひチェックしてみてください。

みずほフィナンシャルグループを取り上げたのは、3大メガバンクで最も配当利回りが高いのとポテンシャルに注目をしました。

みずほフィナンシャルグループはシステムなどの不祥事が多いですが、国内の上場企業の約6割から7割ほど取引をしており、今後大きく収益を伸ばす可能性があるでしょう

フィデアホールディングス:4.71%

フィデアホールディングスは荘内銀行および北都銀行の親会社です。

配当利回りは4.71%と極めて高いのが特徴になります。

フィデアホールディングスは公的資金100億円を23年2月末に完済しており、今後より強気な経営ができます。国内金利の上昇も追い風になるでしょう。

セブン銀行:3.54%

セブン銀行の買取回りは3.54%です。セブン銀行の主な収益源はATM収入です。

皆さんも全国のセブンイレブンにあるセブン銀行のATMを見たことがあるのではないでしょうか。

またカードローン事業にも力を入れており、今後いっそうの収益増が期待されます。

松井証券:4.73%

松井証券は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券と並ぶ5大ネット証券の一角を占めています。

松井証券は斬新的なサービスで多くの顧客を集めています。例えば、投資信託の信託報酬に応じて現金還元していることや最先端のトレードシステムを揃えていることなどです。

新NISAもう始まり、今後よりネット証券に注目が集まる可能性が高いので、注目の企業になります。配当利回りは4.7%と極めて高いです。

MS&AD:3.49%

MS&ADはMS&ADホールディングスのことで、日本の大手保険グループです。

MS&ADホールディングスは、損害保険事業(非対面保険、自動車保険など)、生命保険事業(個人生命保険、企業向け保険など)、再保険事業、資産運用事業など、広範な事業領域で展開しています。

保険事業に関して好調で今後さらなる成長が期待できます。配当利回りは3.49%です。

東京海上ホールディングス:3.13%

東京海上ホールディングスは、日本最大手の損害保険グループで、損害保険および生命保険などの保険商品を提供しています。

東京海上ホールディングスは、損害保険事業、生命保険事業、再保険事業など、広範な保険事業を展開しており、特に損害保険に強いです。自動車保険、火災保険、医療保険などが含まれます。

東京海上日動ホールディングスの配当利回りは3.13%です。

日本株の高配当株を選ぶ際の注意点

配当の高い金融株はたくさんありますが、選ぶ際の注意点もあります。主な注意点は3つです。

業績(特に地方銀行)

地方銀行の場合に関しては、特に業績名をしっかり見るようにしましょう。

メガバンクに関しては統合の可能性は一部ありますが、潰れる可能性はまずありません。

しかし地方銀行の場合、各銀行によって状況が大きく異なるため、今後大きく再編される可能性があります。

業績面に関しては特に地方銀行の場合はよく見るようにしてください。

減配の可能性があるかどうか

高配当株投資を安定的に行うためには、増配は非常に良いですが、減配の可能性はできるだけ排除すべきです。

過去の配当金の状況を見て投資をするようにしましょう。

収益の内容(多角化ができているかどうか)

収益の内容についても確認するのが重要です。法人にお金を貸し付けて利益を得るホールセール部門だけではなく、株や為替で利益を得る市場部門など銀行にはたくさんの業務があります。

満遍なく収益が取れているかどうかも確認するようにしてください。

日本株は今後上昇が期待できる?

日本株について今後上昇が期待できるといった意見が2024年に入ってから多く出てきています。

まずは日本の代表的な株価指数である日経平均株価の過去のチャートを見てみましょう。

日経平均株価は1989年につけた38,905円今何個更新していません。

毎年のように過去最多金を更新するS&P 500やニューヨーク、ダウなどに比べるとかなり動きが悪かったです。

しかし、上のチャートを見てみてください。

ここ数年大きく日経平均株価は上昇しています。

理由は様々ですが、円安の恩恵を受けて、自動車産業等の決算が良いことなどが挙げられます。

また、潤沢な内部留保を大企業を中心に持っており、こちらをうまく活用することもできているのでしょう。

2024年は金利が変わる見込みです。

金利が上昇すると、銀行株などの主力銘柄の株価が上昇することが期待できるため、日経平均株価も大きな上昇が期待できるかもしれません。

配当についても、ここ最近日本企業は配当の意識を高めています。以下のチャートを見てください。

いかがでしょうか?このように配当についても年々上がっているのが見て取れます。今後も配当利回りについても期待できそうです。

日本株と米国株の配当の違いまとめ

今回は、おすすめの日本株の配当が高い金融株について説明をしました。

金融株については、今後、政策金利が上がることが予測されており、大きな期待ができます。

また配当が高い株式も多いので、ぜひ今回の記事を参考にしていただき、金融株への投資を検討してみてはいかがでしょうか。