編集部の野々村です。
今日の相場も
お疲れさまでした。
日経平均は今日も上昇、
これで3日続伸です。
最高値も更新するなど
引き続き株高の流れです。
では今日も
日本株と米国株の相場環境を
まとめていきましょう。
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米国株は上値重い。日本株は3日続伸。
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まず昨日の米国株ですが、
3指数とも下落しました。
引き続きAI関連株は
買われているのですが、
高値圏での利益確定売りに
押されています。
ダウも高値圏で下落、
ナスダックも米長期金利の
上昇につられて失速しました。
こちらナスダックのチャートです。
特に下落したのがGoogleです。
こちらを見ても
Googleの下落が大きいのが
分かるかと思います。
GoogleのAIサービスGeminiが
黒人やアジア人の画像を生成するなど
これらが問題視されて
人物画像の生成を一時停止。
これが嫌気されて
Google株が売られました。
そんな流れの中で
日本株もスタート。
こちらも引き続き
半導体株が相場をけん引しました。
しかしアドバンテストや
サムコ、ソシオネクスト、ローム、
フェローテックなど下落しており、
半導体もまちまちの展開です。
寄り付き後から上昇し、
一時は史上最高値を更新。
しかし前場の最後の方から
少しずつ売りも加速して
マイナス圏に。
ただ、今日は銀行や鉄鋼など
バリュー株が買われる展開でした。
これが影響して
39,000円台はキープ。
売買代金4兆9907億円でした。
終わってみれば
日経平均は+0.01%の
39,239円でした。
TOPIXは+0.18%の
2,678円でした。
グロース250は
+1.53%の775円でした。
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日本の物価指数は?
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さて、今日の
気になるニュースですが、
こちらの話題です。
日本の物価上昇が
どこまで進んでいるのか、ですね。
これが予想を上振れ。
そもそも日本はずっと
デフレに悩まされていたので、
本来これはいいことです。
これで22ヶ月連続で
目標としてきた2%の
物価上昇を達成です。
つまり、、
日本はデフレを抜け出した
と言えますね。
ただ、問題は
先日出てきた日本のGDPです。
これはつまり、
日本が生み出した
富のトータルです。
いわば、
「どれだけ日本が儲けたのか」
ですね。
これが予想を下振れており、
日本経済はリセッション、
つまり景気後退に入るかどうかの
瀬戸際にいるのです。
ということは、、
・物価は上がっている
・経済は停滞している
というネガティブな状況が
起ころうとしているということ。
この状況の中で
本当にこの春に金融緩和を
やめるのでしょうか?
それはつまり
「利上げ」するということです。
もちろんいきなり
利上げすることはないと思います。
でもここまで日経平均が
上がっている中での方針転換なので、
投資家は要チェックです。
この3月から4月、
もしかしたら・・
あるかもしれません。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 鉄鋼2位: 銀行3位:機械
【値下がり】
1位: 非鉄金属2位: 海運3位:陸運
東証33業種中15業種が上昇。
プライム市場の値上がり銘柄は57%、
値下がり銘柄は40%でした。
内訳は、
値上がり947、値下がり668、変わらず43
でした。
日米ともに高値圏での
相場が続きます。
最高値を更新してからは
国内に材料がなく、
少し調整に入りそうな気配もあります。
ただ、バリュー株や、
小型株にも資金が入っており、
こうした流れが加速して
株式相場が全体的に上がっていけば
節目の4万円も見えてくるはずです。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:じげん(3679)+10.26%
2位:ACCESS(4813)+9.83%
3位:日立造(7004)+8.69%
4位:GMOーPG(3769)+8.09%
5位:SREHD(2980)+7.77%
・値下がりランキング
1位:マツキヨココ(3088)-5.36%
2位:明和産(8103)-5.34%
3位:三陽商(8011)-4.46%
4位:芝浦(6590)-4.41%
5位:Jディスプレイ(6740)-4.35%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:SBG(9984)+42.76
2位:東エレク(8035)+25.97
3位:ファナック(6954)+17.48
4位:安川電(6506)+11.72
5位:大塚HD(4578)+10.06