編集部の野々村です。
今日の相場もおわりましたが、
日本も米国も厳しい地合いが続きます。
日経平均も2ヶ月ぶり安値まで下落。
米国のS&P500も
50日線にタッチしました。
これは去年秋以来のことで、
ここ数ヶ月レベルで見ても
日米ともに下落が強まっています。
さらに中東危機も警戒され、
より株安が加速しています。
情報をアップデートして、
引き続き慎重にいきましょう。
では今日の相場まとめです。
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日経平均は大幅続落!ほぼ全面安に。
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まず前日の米国株ですが、
3指数とも続落しました。
特に大きく下げたのが
ナスダックです。
エヌビディアを筆頭に
ハイテク株が全面安になりました。
一部のヘルスケア企業だけプラスで
他の業種も大きく売られています。
イラン・イスラエルの
中東問題が警戒されており、
昨日はいったんは
停戦の報道がありましたが
再度、反撃の意向を表明。
これによって株が売られました。
また、昨日は
米国の小売売上高も出ました。
読んで字の通り、
米国の小売の売り上げについてです。
米国は消費社会で、
多くの人がクレジットカードをつかって
買い物をします。
つまり小売売上高は
経済の強さともリンクします。
これが予想を上振れ。
つまり経済は強く、
だからこそインフレが
まだまだおさまってないのです。
経済が強くければ、
さらに利下げ期待が後退します。
これも株が売られる流れになりました。
さて、そんな米国株は
終盤にかけ下げ幅を拡大。
日本市場もイヤな
流れでスタートとなりましたが、
売り優勢で取引スタート。
日本も半導体など
ハイテク株中心に売りが加速。
円安が進行しているので
買い戻しもあるかと思いましたが
少しずつ下げ幅を拡大しました。
今日は9割近い銘柄が下落しており、
精密機器と医薬品だけが上昇、
その他は下落する一日になりました。
これによって日経平均は
2ヶ月ぶり安値まで下落。
青線まで下落してきたので
ここを割るとさらに下に
圧力がかかっていく局面です。
上にいくか下に行くか
はっきりしない局面でもあるので
シートベルトで警戒です。
今日の日経平均は
-1.94%の38,471円でした。
TOPIXは-2.04%の
2,697円でした。
グロース250は
-2.81%の661円でした。
売買代金は4兆7857億円でした。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 精密機器2位: 医薬品
【値下がり】
1位: 海運2位: 石油石炭3位:保険
東証33業種中が31業種が下落。
プライム市場の値上がり銘柄は10%、
値下がり銘柄は88%でした。
内訳は、
値上がり169、値下がり1,466、変わらず18
でした。
日経平均の値上がり寄与度トップは
ファナック、テルモ、ニデック、HOYAなど。
値下がりトップは東京エレクトロン、
ファストリ、アドバンテスト、ソフトバンクGなど。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:テラスカイ(3915)+21.98%
2位:ヨシムラHD(2884)+13.23%
3位:フルマルHD(7128)+8.81%
4位:ダイヤHD(6699)+8.51%
5位:東宝(9602)+7.68%
・値下がりランキング
1位:古野電(6814)-21.77%
2位:FPパートナー(7388)-15.61%
3位:ヒトコムHD(4433)-11.46%
4位:TSIHD(3608)-10.73%
5位:トランザク(7818)-9.75%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
古野電(6814)-21.77%
FPパートナー(7388)-15.61%
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:ファナック(6954)+18.80
2位:テルモ(4543)+15.04
3位:ニデック(6594)+11.19
4位:HOYA(7741)+7.52
5位:オリンパス(7733)+7.13