編集部の野々村です。
今月に入ってから
重要なイベントが続いています。
日本も米国も、
どちらも株に影響の大きい
重要なイベントです。
日本は利上げが決定したものの、
限定的だったことから株高に。
そして昨日は米国の
FOMCがありました。
今日のニュースレターでも
解説しますが、結果はポジティブに。
良い流れで株価が動いています。
では今日のまとめです。
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日経平均は大幅高で最高値を更新!
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まず昨日の米国株ですが、
3指数ともに上昇しました。
ダウ、ナスダック、S&P
それぞれ大幅に続伸して
最高値を更新しています。
FOMCを前に様子見ムードも、
結果はポジティブになりました。
これによって半導体や
ハイテク株中心に買いが増加。
こちらはS&P500の
年初来チャートですが、
右肩上がりに伸びています。
米国株の大幅上昇を受けて
日本市場も買い先行でスタート。
幅広い銘柄が買われて
日経平均、TOPIXともに上昇。
さらに円安も進行中で、
輸出株中心に買われました。
こちらはドル円の
年初来チャートです。
日経平均は終値ベースでも
史上最高値を更新しています。
強かったのは自動車株や金融株、
そして半導体株も上昇しています。
一方で川崎汽船や日本郵船など
海運株が弱い流れです。
売買代金は5兆9014億円でした。
終わってみれば、
日経平均は+2.03%の
40,815円でした。
TOPIXは+1.64%の
2,796円でした。
グロース250は
+1.30%の755円でした。
こちら日経平均のチャートです。
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米国FOMCどうなった?
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さて、そのFOMCについて
もう少し解説します。
FOMCとは年に8回ある
金融イベントです。
もっとも世界中で注目され、
S級で要チェックのイベントですね。
今回出てきた内容ですが、
今回も金利据え置きで変動なし。
これは以前からお伝えしている通り、
予想の通りになりました。
据え置きは5会合連続です。
しかし、パウエル議長は
年内3回の利下げを予想。
25年の利下げ回数も3回に。
利下げは「年内のある時点」に
なる可能性が高いという発言もありました。
インフレの上振れを示す
データについて特に
重大視しない姿勢もありました。
これによって
利下げ期待が再燃です。
ここ最近のインフレデータは
そこまでよくなかったです。
ただ、インフレの最後の始末より
経済を優先して利下げするのでしょう。
次は4月1週目の週末に
雇用統計があります。
ここでまたデータが出ますが
それも鈍化が見られたら
より一層、利下げ期待が加速するはずです。
引き続き、要チェックです。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: パルプ紙2位: 銀行3位:卸売
【値下がり】
1位: 海運2位:陸運3位:食料品
東証33業種中30業種が上昇。
プライム市場の値上がり銘柄は67%、
値下がり銘柄は29%でした。
内訳は、
値上がり1,121、値下がり485、変わらず51
でした。
日本郵船や商船三井など
海運株が売られる流れが続いており、
自動車など輸出関連株や、
金融株などが買われる展開です。
東京エレクトロンやレーザーテックなど
半導体株も引き続き強い流れが続きます。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:富士石油(5017)+20.83%
2位:北超コーポ(3865)+20.36%
3位:霞ヶ関C(3498)+16.35%
4位:ソースネクス(4344)+12.05%
5位:WSCOPE(6619)+10.00%
・値下がりランキング
1位:YTL(1773)-25.40%
2位:プロレド(7034)-7.40%
3位:エイチーム(3662)-4.04%
4位:Gunosy(6047)-3.85%
5位:日本空港ビル(9706)-3.81%
・ストップ高(一時的なものを含む)
富士石油(5017)+20.83%
北超コーポ(3865)+20.36%
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:東エレク(8035)+199.80
2位:ファストリ(9983)+129.87
3位:SBG(9984)+90.91
4位:アドテスト(6857)+35.43
5位:信越化(4063)+26.64