編集部の野々村です。
4月最終日の相場が終わりました。
明日から5月ですので、
また月足もチェックしておきましょう。
今日の日本市場は上昇。
決算が続いておりますが
好感されて上昇する銘柄も多いです。
また、急激な円安が進み、
ドル円は一時160円にタッチしました。
円安について悲観的な声が多く、
私たちの生活にも不安が募っています。
しかし、円安はチャンスタイム。
では今日の相場まとめです。
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日本株は大幅続伸!一時600円超え。
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まず先週末の米国株ですが
3指数ともに上昇しました。
マイクロソフトや
グーグルの決算が良くて、
寄り付きから上昇しました。
その前にメタの決算が出て、
業績は良かったものの
次の見通しが微状だったため
株価が10%以上急落しました。
やはり今の米国相場は
M7が作っています。
マイクロソフトやアップル、
グーグル、エヌビディアなどの
主要7社をM7と言います。
この決算によって
かなり相場も影響を受けますので
決算シーズンは要警戒です。
また、テスラが中国企業との
好材料が出たことで高騰しました。
M7の中でもテスラと
アップルは株価が下がっており、
AIブームに乗れていませんでした。
しかしここへきて反発。
アップルも上昇しました。
こうした流れで
ハイテク主導で相場をけん引。
ただ、今週に控える米FOMC、
雇用統計を前に少し失速しましたが、
週末の米国株は良い流れでおえました。
そして週末。
日本は連休中でしたが、
為替が動いてきました。
ドル円は160円タッチして
すぐに155円と円高に。
以前から行き過ぎた円安にたいして
政府による為替介入が警戒されていました。
160円から155円と
簡単に言ってはいますが・・
一日で為替が5円動くのは
あまりありませんから、
かなり相場はざわつきました。
こちらが直近5日間の
ドル円チャートです。
上に下に乱高下しており、
現在はまた少し円安進行してますが、
引き続き警戒が必要です。
前回は2022年秋に
政府が為替介入を実施。
このときはドル円が150円から
2ヶ月で130円まで下落しました。
これによって株価にも
影響があるために
引き続き注視しておきましょう。
さて、こうした流れもあり、
日本市場も買い優勢で取引スタート。
国内企業の好決算、
米株高の流れもあって続伸しました。
一時は日経平均が2週間ぶりに
38,500円台に回復しました。
日本市場は今週末も連休で、
今週は平日が3日しかありません。
やや閑散とするかもしれませんが、
今の流れから見て、もし為替介入があっても
しばらく円安は続きそうです。
この流れが続けば
株にはポジティブな流れが
まだ続いていきそうです。
さて、終わってみれば、
今日の日経平均は+1.24%の
38,405円でした。
TOPIXは+2.11%の
2,743円でした。
グロース250は
+0.43%の647円でした。
こちら日経平均のチャートです。
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今日の注目決算※大型株のみ
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今日も決算が出てきています。
主要企業の一部をまとめました。
T&D(8795):
前期経常を10%上方修正。
関西電力(9503):
今期経常は53%減益。
レーザーテック(6902):
経常が2.1倍増益で着地。
ZOZO(3092):
今期経常7%増で5期連続最高益。
日本郵政(6178):
前期経常を一転微増益に上方修正。
住友林業(1911):
経常は55%増益で着地。
JR東海(9022):
今期経常は微減益。
商船三井(9104):
今期経常は11%減益。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 海運2位: ゴム3位:医薬品
【値下がり】
1位: 空運2位: パルプ紙
東証33業種中31業種が上昇。
プライム市場の値上がり銘柄は83%、
値下がり銘柄は14%でした。
内訳は、
値上がり1,375、値下がり247、変わらず30
でした。
日経平均の値上がり寄与度トップは
東京エレクトロン、信越化学、第一三共、
ソフトバンクG、リクルートなど。
値下がりトップはアドバンテスト、
日東電、TDK、エムスリー、キッコーマンなど。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:ペプドリ(4587)+24.66%
2位:三菱電(6503)+15.88%
3位:タムロン(7740)+15.72%
4位:SBテク(4726)+15.59%
5位:日精線(5659)+14.80%
・値下がりランキング
1位:共英製鋼(5440)-10.95%
2位:エムスリー(2413)-9.91%
3位:日東電(6988)-8.31%
4位:アドテスト(6857)-7.29%
5位:九電工(1959)-7.17%
・ストップ高(一時的なものを含む)
ペプドリ(4587)+24.66%
タムロン(7740)+15.72%
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:東エレク(8035)+87.29
2位:信越化(4063)+47.24
3位:第一三共(4568)+34.72
4位:SBG(9984)+26.09
5位:リクルート(6098)+25.60