編集部の野々村です。
日本株、今日で8連騰になりました。
テクニカルを見ても
かなり加熱ラインにきてること、
そして特別、何か
新しい材料がないこともあり、
今週末にはメジャーSQを控えていて、
そろそろ頭打ちするか・・と思いきや、
強い相場が続いています。
今春の日本株が30,000円を超えて
高騰したときの勢いを彷彿させる
上昇相場が続いています。
昨日は米国株、そして
欧州株ともに弱い展開でした。
その背景にあるのは
米長期金利の上昇、
そして原油高です。
ガソリンもびっくりする
値段になっていますが、
これも原油が上がってるから。
原油が高騰することで
あらゆる商品、サービスの
物価が上がることが懸念されます。
つまり、インフレですが、
そのインフレ退治のためには
金利を上げるしかありません。
よって、長期金利が上がり、
ドルが買われて円安になっています。
こうした流れをうけて
今日の日本株もスタート。
序盤から買いが先行して、
今日も強い展開で終えました。
日経平均は＋0.62％の
33241円でした。
TOPIXも＋0.62％の
2392円でした。
マザーズは下落しており、
-0.24％の766円でした。
ドル買いが進んで円安が進行し、
円安になってることで輸出株が
引き続き上昇を続けています。
自動車、電機、機械など
今日も堅調に伸びました。
そして原油高で鉱業や
石油石炭製品などの
資源関連株も強いです。
今日は金融株も強かったですが、
こうしたセクターが注目されています。
ただ、ここから買いはNGです。
かなり高騰していること、
そして値上がり銘柄数も
プライム市場全体の53％に留まり、
騰落レシオも加熱中です。
値上がり銘柄数も8/25以来の
1000を割ってきました。
一度下落してからの
押し目を狙いたいところですが、
なかなか押してこず。
少し乗り遅れた方は
やきもきしてるかもですが、
必ずまた次のチャンスもきます。
今週も明日と明後日ですが、
メジャーSQを控えていることから
積極的な買いは控えたいところ。
その時まで焦らず、
次の機会を今から探りましょう。
───────
今日の業種別ランキング
───────
【値上がり】
1位: 証券2位: 輸送用機器3位: 鉱業
【値下がり】
1位: 海運2位: 倉庫運輸3位: 食料品
今日は東証33業種中24業種が上昇でした。
高騰していた海運株も
ここで少し小休止。
川崎汽船、日本郵船など
利益確定の売りもありました。
そして世間を騒がしている
中古車販売業界ですが
ネクステージがストップ安に。
同じ自動者でもトヨタ、
マツダ、ホンダなど自動車株は
強い展開になっています。
また原油高からINPEX、石油資源開発、
出光興産なども強い展開です。
どこまで円安が進行するかですが、
ドル円147円で10か月ぶり高値更新です。
このまま150円の節目まで上がるか、
しばらく注視したいと思います。
今日も売買代金は3兆5433億円で
しっかりと商いもありました。
材料がない中で、
この商いの量も重要です。
これが少なくなると、
次第に弱い展開になりそうです。
また、日立の関連会社の流れで
KOKUSAI ELECTRICが10月に
上場というニュースもありました。
これによって関連する半導体にも買いが入り、
アドバンテスト、ディスコ、
東京エレクトロンなど半導体も強かったです。
人気のレーザーテックも強いですね。
プライム市場の値上がり銘柄は全体の53％、
値下がり銘柄は43％でした。
──────
本日の値上がり&値下がりランキング
──────
※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位：星光ＰＭＣ(4963)
2位：三井Ｅ＆Ｓ(7003)
3位：リョービ(5851)
4位：さくらネット(3778)
5位：フジコーポ(7605)
・値下がりランキング
1位：ネクステージ(3186)-20.17%
2位：ネットプロ(7383)-5.44%
3位：ヤマエGHD(7130)-4.53%
4位：ダイコク電(6430)-4.51%
5位：ハブ(3030)-4.37%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
ネクステージ(3186)-20.17%
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位：東エレク(8035)+42.70
2位：アドテスト(6857)+36.60
3位：ファストリ(9983)+28.47
4位：ダイキン(6367)+13.39
5位：トヨタ(7203)+10.51
