From：編集部 小早川
2024年11月に行われた大統領選挙でトランプ氏が次期大統領に就任することが確実になりました。
トランプ氏は経済対策に積極的なことで、株価市場は概ね交換を持っているようです。
特に仮想通貨に関しては、積極的でトランプ氏が大統領選挙に勝利したことによって、ビットコインは爆騰しています。
この記事では、トランプ氏の仮想通貨に対する考え方と米国のおすすめ仮想通貨銘柄を3つ紹介しますので参考にしてください。
トランプ氏の仮想通貨に対する考え方とは？
2024年7月、「ビットコイン2024カンファレンス」においてトランプ氏が発表した仮想通貨政策は、業界に大きな衝撃を与えました。
トランプ氏が提案した第一の政策は、ビットコインのマイニング事業を米国に集約する構想です。
マイニングは、ビットコインネットワーク上の全取引を検証し、ブロックチェーンを生成する重要な作業です。
この作業を正しく行うことで報酬としてビットコインが付与される仕組みとなっています。
この構想は、米国のエネルギー資源を活用しながら、雇用創出と技術革新を促進し、仮想通貨分野における米国の国際競争力を強化することを目指しています。
さらに注目すべきは、第二の政策提案です。
司法省が保有する約20万BTC（およそ2.7兆円相当）を財務省の管理下に移し、戦略備蓄として位置づけるというかなり衝撃的な提案でした。
戦略備蓄とは、国家の安全保障や経済安定のために重要な資源を国家が備蓄する制度です。
これまで石油や金などが対象でしたが、ここにビットコインを加えることは、デジタル資産の国家的認知という観点から極めて重要な意味を持ちます。
この提案は、ビットコインを従来の法定通貨や金、石油と同等の戦略的資産として位置づけることを意味します。
これにより、ビットコインの信頼性が大きく高まることが期待されています。
実際、トランプ氏のこの発言は、ビットコインに対する市場の見方を大きく変えることとなりました。
これらの政策の実現可能性については様々な議論がありますが、トランプ氏がビットコインを重要視し、前向きに捉えているという事実が明らかになったことで、市場の関心は一気に高まりました。
実際、米大統領選での混戦状態において900万円から1000万円ほどの水準でもみ合っていたビットコインの価格は、11月6日に東京時間でトランプ氏優勢のニュースが伝わると、急激な上昇を見せ始めました。
米国仮想通貨関連株式市場の最新動向と注目の3銘柄を紹介
ビットコインが爆謄している中、今後も株価上昇が期待できそうな銘柄を3つ紹介します。
- コインベース・グローバル（COIN）
- ロビンフッド・マーケッツ（HOOD）
- チャールズ・シュワブ（SCHW）
それぞれの銘柄の特徴について紹介しますので参考にしてください。
コインベース・グローバル（COIN）
まず第一に注目したいのが、仮想通貨取引所最大手のコインベース・グローバル（COIN）です。
コインベースは263種類もの仮想通貨を取り扱う業界最大手として知られています。
特筆すべきは、ビットコイン取引の3分の1以上のシェアを誇り、その取引高が収益に直結する事業構造を持っていることです。
2024年11月22日時点での株価は304.64ドルと、年初来で94.19%の上昇を記録しています。今年3月には283.48ドルまで上昇した後、9月に146.12ドルまで下落する局面もありましたが、米大統領選挙を機に再び上昇トレンドに転じ、11月には334.86ドルという年初来高値を更新しました。
ロビンフッド・マーケッツ（HOOD）
次に注目なのがフィンテック企業（金融（Finance）と技術（Technology）を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけた革新的な動き）のロビンフッド・マーケッツ（HOOD）です。
ロビンフッドは、手数料ゼロの証券取引アプリで若年層から絶大な支持を得ています。
最近では、仮想通貨取引サービスも積極的に展開しており、トランプ氏の勝利期待を受けて、取扱い通貨を4種類追加し、合計19種類にまで拡大しました。
株価は36.65ドルと、年初来で驚異的な196.28%の上昇を記録。特に7月の24.88ドルから8月の13.98ドルまでの下落を経て、11月には36.32ドルまで回復するという力強い値動きを見せています。
チャールズ・シュワブ（SCHW）
そして3つ目の注目銘柄が、総合金融サービス大手のチャールズ・シュワブ（SCHW）です。
チャールズ・シュワブは一般的な伝統的な証券会社でありながら、仮想通貨市場への参入も積極的に進めています。
SECの規制を巧みに回避した仮想通貨関連ETFの上場や、機関投資家向け仮想通貨取引所EDX Marketsの設立などの取り組みを行っています。
株価は82.50ドル前後で推移しており、5月の79.49ドルから7月の61.01ドルまでの下落を経て、10月以降は着実な上昇基調を維持しています。
これら3社に共通するのは、SEC（米国証券取引委員会）の規制緩和への期待感です。特に、現SEC委員長のゲンスラー氏の交代が実現すれば、より柔軟な事業展開が可能になると期待されています。
また、ビットコイン価格の上昇や機関投資家の参入増加といった市場環境の改善も、これら企業の業績を後押ししています。
2024年12月期の業績見通しについても、3社とも増収増益が予想されています。特にコインベースとロビンフッドは大幅な業績改善が期待されており、チャールズ・シュワブも市場予想を上回る可能性が指摘されています。
まとめ
今回はトランプ氏が大統領選挙に当選したことで期待される仮想通貨銘柄について紹介をしました。トランプ氏は仮想通貨に積極的であるとされており、今後さらなる株価上昇が期待できます。ぜひ今回の記事を参考に仮想通貨銘柄への投資を検討してみてはいかがでしょうか？
