【5/2相場まとめ】米国株9日連騰!日経平均も上昇継続。この波、乗れてますか?

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今日から本格的にGWで連休ですね。例年、私はこのような長期休みは何もしないことがほとんど。

どこに行っても人が多いし、飛行機もホテルも高くなりますからね、、

さて、ここ直近の相場はいい流れでした。これでS&Pは9日連続で上昇、日経平均も上昇トレンド継続ですね。いい波に乗れてる方は、利益の報告などもSNSでお待ちしていますね。

そして、以前からお伝えしていた、新しいレポート「1万円から始める米国株の教科書」ですが、GW明けからリリースします。加えて、米国株の新しいコンテンツも作ったので、乞うご期待^^

では、マーケットを振り返りましょう。

S&P500は9日続伸!重要イベントも無事に通過。

今週はとにかくイベントがたくさん続きました。その中でもS級イベントだったのが昨日の雇用統計。

特に今回は雇用数の増減を見たかったのですが、4月の非農業部門雇用者数は17万7000人増となり、エコノミスト予想を上回りました。

この数字はそんなに多くもなく、少なくもなく、ですが、この結果によって米金利がやや上昇し、市場が織り込む利下げ幅がやや後退しました。ゴールドマン・サックスは利下げ時期の予想を6月から7月に修正しました。

こちらはS&P500のチャートです。

普段からライブを見てくれていたり、メンバーシップやアカデミーなどでも「今こそ相場を見ておくべき」とお伝えしてきましたが、振り返ると4月序盤の”関税ショック”が底値でしたね。

「相場は悲観の中で生まれる」という言葉の通り、市場が不安になっている時にチャンスがあります。

ナスダックも連騰、ダウも同じく連騰で、米国3指数はいい流れで今週の取引を終えました。

米中外交の進展もあり、関税問題も少しずつ緩和されてきました。そして決算シーズンの好調さもありました。

アマゾン、アップルはやや弱い決算になりましたが、メタやグーグルなどのハイテクは好調で、金融などの他のセクターも業績好調でしたね。

連日の上昇から「乗り遅れたらまずい」と新しい買いも続き、短期的には過熱感があるものの、相場は堅調です。

昨日はエクソンモービルの決算も出ました。EPS(1株あたり利益)は予想通り、自社株買いを発表で上昇でしたね。

また、昨日はファイザーやジョンソンアンドジョンソンが「ユニバーサルワクチン」の開発に投資する計画を発表。これによってヘルスケア株も上げました。

これはS&P500の1週間パフォーマンス。

Screenshot

全体的にグリーンでいい流れ。半導体も戻ったし、ハイテクもしっかり。(アップル、クアルコムは決算後の急落が影響)金融も強かったですし、ウォルマートなどの小売も強いですね。

日経平均は週間で3%上昇。37,000円の節目に接近。

さて、では次に日本株を見てみきましょう。今週は日本株もいい流れでした。

今週の日経平均は前週末比1,124円高、36,830円で引けました。こちらは直近1週間の日経平均チャート。

日経平均は7連騰で、これで3週連続で上昇となりましたが、背景にはあるのはトランプ関税への警戒感が弱まって、買い戻しの動きが広がったことでした。

今週は日銀会合もありましたが、利上げ観測が後退したことも大きかったですね。

日銀が発表したリポートでも今後の経済成長率見通しが下方修正されましたが、さすがにこの流れから利上げは愚策中の愚策。。

業種ごとで見ると、全33業種中27業種が上昇。任天堂などゲーム株も好調で、その他製品のセクターが最も上げました。他には精密機器、自動車、機械などの輸出株セクターに買いが戻りました。

一方で利上げ観測が後退したことで銀行株は弱かったですね。値下がり率トップは海運セクターでした。

今週は為替も動きましたね。大きく円安へと進み、週末は反動で円高に戻りましたが、現在は143円後半で推移。

向川の視点:来週は米国マーケットに注目

来週は月曜と火曜が祝日で3日間のみの取引ですね。

マーケットは動いていますが、やや閑散とすることも考えておきしょう。米国株は通常モードです。

引き続き決算発表に注目、そして来週は米FOMCです。ここでは金利の据え置きが予想されていますが、会合後のコメントも含めて全体相場に影響を与える可能性もあります。

国内では8日朝に発表される日銀要旨、9日には全世帯家計調査なども出てきます。日本経済の重要データなので、注目ですね。

では、素敵なGW連休を!来週もいい波乗っていきましょう!