【7/1相場まとめ】米国株続伸!S&Pとナスダック連日で高値更新。日経平均は下落で4万円割れる。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今日から7月相場が始まりましたが、今日の日経平均は大幅反落。節目の4万円を割れてきました。

先週末、Xにこんなポストをしましたが、ここからの買い上げは注意で、判断をまちがえると「買ったら下がる」になるため要警戒が必要な相場ですね。

米国株は続伸で最高値を更新。今週は続々と重要データが出てくるため、こちらも要警戒ですね。

では、今日のマーケットを振り返りましょう。

【米国株】3指数とも続伸。最高値を更新中。

昨日の米国株は続伸。関税問題もまだありますが、一方でトランプ減税の話も進んでいます。

もし日本でも減税が実現すると、おそらく株高要因になるように、米国でも同様です。(注意すべきはインフレ再燃)

関税についてはまた米国とカナダとのバチバチが再燃しており、7/21をめどに交渉再開となるなど、ここへきて関税の報道が多くなってきています。

ダウ平均は寄り付きから上げてスタートして、その後は44,000ドルへむかって上昇しましたが、そのあとは下落。しかし後半からまた持ち直し、最終的に275ドル高の44,094ドルで引けました。

こちらダウの直近1ヶ月チャート。

S&P500は31ポイント高の6,204、ナスダックも、96ポイント高の20,369で引けています。それぞれ続伸。ナスダックは6連騰となり、連日で過去最高値を更新ですね。

業種ごとで見ると11業種のうち9業種が上昇。ハイテク、金融、不動産などが上げました。下落したのは一般消費財とエネルギーでした。

ここまで上昇していた半導体は横ばいとなり、エヌビディアは小幅上昇。AMD、TSMCなど売られました。GoogleやMETA、Amazon、teslaなどM7も弱い動きでしたね。

ゴールドマンサックスやJPモルガンなど金融株は続伸。通信会社のベライゾンも上昇。アップルも2%ほど上げました。

他にもダウ採用名からはウォルト・ディズニー、IBM、シスコシステムズなども上昇。アナリストの投資判断の引き上げからオラクルも4%ほど上げました。

朝の時点で為替がやや円高に振れており、そんな中で今日の日本株もスタートしました。

【日本株】日経平均反落で4万円割れる。6日ぶり下落へ。

今日の日経平均は下落スタート。146円安で寄り付きました。

そのままの流れで下げ幅を広げていくと、ちょうど4万円の節目まで下がったところで下げ止まり。ここまで日経平均は2,000円ほど上げていたので、いったんの売りが入ってもおかしくない状況でした。

そして今朝は日銀短観が出ました。前回から改善されていたものの、好材料になるほどではなかったですね。

日経平均は4万円の攻防戦でしたが、終盤にかけて売られて、大引けでは4万円を割れました。

最終的には前日比501円安で引けました。売買代金は4兆6031億円。プライム市場の値上がり銘柄は29%、値下がり銘柄は67%。

今朝はトランプがSNSにて「日本は米国のコメを買おうとしない」と発言。関税交渉で新たな火種ともとられて相場が重くなりました。

こちらドル円チャートですが、円高に振れています。

この円高を嫌気して自動車など輸出株が売られたのと、今日は半導体株の一角が売られたことで指数を押し下げました。輸送用機器や精密機器、電機などが弱かったですね。

個別株を見ると、今日はファストリが下げました。指数へのインパクトが大きい銘柄ですが、今日はファストリだけで日経平均を164円押し下げ。

他にも東京エレクトロンやリクルート、TDK、ソニー、任天堂などが下げましたが、強かったのはソフトバンクG、アドバンテストやフジクラなども上げました。

売買高トップだったレーザーテックも売られて、2位のディスコも重いです。IHIや三菱重工など防衛株は買われました。

他にも古河電気は国内証券が目標株価を8,700円から9,300円に引き上げ。光ケーブルの需要が増しており、期待感から買われました。

しまむらも続伸で年初来高値を更新。先週に出てきた決算では純利益が2年連続で最高益を更新するなど、好調な業績が好感されて買われています。

さて、日経平均はせっかく4万円到達も、いやな流れで下げました。ただ、先日までの中東危機も影響なく、マーケットは続伸しました。

トランプ関税交渉の期日が近づく中で、延長を見込む声もありますが、私はそんなに期待しない方が良いじゃないかと思っています。

トランプはそんな甘くないですし、そもそも今の石破政権が中国寄りすぎるため、あまりよく思ってないはず。いまだに「Mr JAPAN」と呼ばれるなど、名前も覚えてもらってないようです。

関税の本質は中国包囲網であり、日本との関税交渉も実際のところは中国との関係を迫られていると思っていて、なので石破さんも岩屋さんもそれをわかっているから会おうとしないんだろうなと。

先日のNATOの会合でも石破さんはぼっちで、岩屋さんは会食にも欠席して、赤沢さんも7回目の渡米も要人と会えず。まったく相手にされてないです。

つまり、、、米国との関税交渉が進む中で、日本は他の国とくらべてもかなり出遅れてます。私は今回、期限延長をしないんじゃないかとすら思っています。答え合わせは近いうちにやりましょう。

では、明日もいい波乗っていきましょう!