【10/10】日本株が高騰!主力株を中心に全面高、今年最大の上げ幅に!

相場まとめ

編集部の野々村です。

3連休が終わって
今日から株式相場が
再開されました。

金曜日は雇用統計、
そしてこの週末には
中東危機が勃発。

テロや天災などは
株価にも影響することから、
日本市場にも不安が走りましたが・・

結果、日本株は高騰。

なんと今年最大の
上げ幅になりました。

まず米国株から見ていきます。

米国株も連騰しており、
ダウ、ナスダック、S&P
それぞれ強い上昇を見せています。

その背景には先週末の雇用統計で
雇用者数は予想より大きく増加したものの、
失業率も予想を上振れ。

さらに雇用の内訳を見ても
パートタイマーが増加していたこともあり
株式市場はポジティブにとらえました。

そして賃金の伸びも鈍化。

こうした背景から
金利が低下して株高に。

日本市場も今日から再開で、
その流れをうけてスタートしました。

寄り付きから買いが先行し、
320円高からスタートしましたが、
今日は全体的に強気相場になりました。

グロース株の買い戻し、
そしてここ最近売られていた
バリュー株にも買いが集まる展開に。

後場から失速する可能性もありましたが、
引き続き高値圏で推移していました。

日経先物は一時800円高になり、
今年最大の上げ幅になりました。

こちらが日経平均の日足チャートです。

こちらがTOPIXの日足チャートです。

それぞれきれいに陽線で反発し、
18時現在、日経先物も上昇中です。

売買代金は3兆4982億円で、
しっかりと商いもありました。

終わってみれば、
今日の日経平均は+2.43%の
31,746円でした。

TOPIXは+2.12%の
2,312円でした。

マザーズは+0.97%の
708円でした。

引き続き、中東危機の報道には注意ですが、
今のところ株高の要因になっています。

今日の米国株の動きにも注目しましょう。

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今週のイベント
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そして今週も重要イベントがあります。

11日(水):PPI(生産者の物価指数)
12日(木):CPI(消費者の物価指数)

です。

PPIが生産者、つまり
業者向けのインフレ具合で、

CPIが消費者、
つまり一般の人向けです。

これが現状、
どちらも予想は「下振れ」です。

この結果にもよりますが、
米国が抱えているインフレ問題は
やや鈍化していることが分かります。

この流れがさらに続けば、
そろそろ利上げストップ、
という流れも見えてきそうです。

一方で日本はインフレ進行中。

こうした流れから、
どこかで日本の利上げの流れが
再燃することもあるでしょう。

今月末の日銀会合でも
このあたりの情報をチェックです。

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今日の業種別ランキング
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では業種別ランキングです。

【値上がり】
1位: 鉱業2位: 海運3位: 石油石炭

【値下がり】
1位: 空運2位: 水産農林3位: 陸運

今日は東証33業種中31業種が上昇です。

プライムの値上がり銘柄は
全体の87%、値下がり銘柄は11%でした。

個別株を見ていくと
今日は主力株が買われており、
全体的に強気相場となりました。

ただチャートを見る限り、
まだ本格的な上昇ではなく、
反発する可能性も残しています。

レーザーテックやディスコ、
東京エレクトロンなど主力半導体は上昇。

そして川崎汽船、
商船三井など海運株も強く、
商社株も全面高となりました。

今回の中東危機もあって
三菱重工業や川崎重工業など
防衛関連株も強い動きです。

米港株も防衛関連株が上がっています。

また、ここ最近下落していた
INPEXや石油資源開発なども
現有高から高騰しました。

そしてワキタが今日10%上昇。

これは新しい株主優待制度を
発表したことが好感されました。

紳士服の青木商事ですが、
業績好調から大幅に続伸です。

森永製菓もSMBC日興証券が
目標株価を引き上げたことで上昇しました。

その一方で航空株は売られる展開です。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:三陽商(8011)+14.48%
2位:ワキタ(8125)+10.48%
3位:石油資源(1662)+10.09%
4位:藤コンポ(5121)+8.33%
5位:INPEX(1605)+8.30%

・値下がりランキング

1位:マルマエ(6264)-11.14%
2位:マツオカ(3611)-6.11%
3位:サカタタネ(1377)-4.74%
4位:WNIウェザ(4825)-4.52%
5位:コジマ(7513)-4.29%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:ファストリ(9983)+119.8
2位:東エレク(8035)+64.94
3位:SBG(9984)+41.96
4位:アドテスト(6857)+36.76
5位:KDDI(9433)+18.78