
テクニカルアナリストの向川です。
4月最終週の相場は上昇スタートとなりました。今日も半導体関連株を中心に強い流れになり、相場を押し上げました。日経は初めて終値ベースで6万円超え!
ただ、今日も値下がり銘柄が多く、歪な相場が続いています。そして決算もいよいよ本格化。今日もアドバンテストや日立などが発表しました。米国もグーグルやアマゾン、アップルなどが今週で決算を発表です。
では、今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】AIへの資金集中でナスダックは過去最高値を更新
まず週末の米国株をざっと振り返ります。
ダウが下落し、S&Pとナスダックは上昇しましたが、イランとの和平協議の停滞や、週末に起きた発砲事件などネガティブ情報も多いです。
依然としてくすぶる地政学・社会不安が相場全体の重しとなりましたが、一部のテックが相場を押し上げ、S&P500とナスダック総合は揃って過去最高値を更新しました。
先週はインテルとテスラの決算に注目していましたが、前日に「イーロン・マスク氏のお墨付き」を得たインテルが高騰。好調な決算見通しも相まってなんと20%以上の高騰。S&P500の上昇率トップとなりました。
ダウ構成銘柄に採用されているエヌビディアも上昇し、メタへのプロセッサ提供を発表したアマゾンなど上昇。AIのど真ん中にいる銘柄が相場を力強く引っ張っています。
一方で、ヘルスケアや資本財といったオールドエコノミーは下落しています。AI関連が急騰してナスダックが最高値を更新する裏で、ダウ平均はマイナスで引けるという、まさに日本マーケットと同じような展開です。

こうしてみると日米ともに歪なマーケットで、相場全体を押し上げる健全なトレンドではなくAIという特定のテーマだけに極端な資金が集中している状態です。
今週は注目の1週間で、グーグルやマイクロソフトなどのメガテック決算が目白押しであることに加え、日銀の金融政策決定会合と米国のFOMCも開催されます。
極限までゴムが伸び切った高値圏で巨大イベントを迎えることになりますが、決算や要人発言にネガティブなサプライズがあればイヤな展開です。今週はこれらの重要イベントに注目しましょう。
【日本株】歴史的快挙!日経平均が初の「6万円」突破へ
週末の米国市場でAI・ハイテク株の強さが再確認された流れを受け継ぎ、今日の日本株も寄り付きから窓を開けてスタートしました。
勢いは衰えず、先物への買い戻しやインデックス買いが続き、日経平均は一気に800円超の大幅高。13時半頃には60,903円まで上げました。
その後は少し失速しましたが、最終的には821円高の60,537円で大引けに。初の6万円を超えて取引を終えました。TOPIXは18ポイント高の3,735と続伸しています。

日経平均が+1.38%という強烈な上昇を見せた一方で、市場全体を示すTOPIXの上昇率は+0.50%にとどまっています。チャートを見ても、日経平均は高値更新していますが、TOPIXは後場に伸び悩む展開となりました。
今日の売買代金は8兆3,560億円。電気機器、非鉄金属、機械などが上昇して、海運、鉱業、医薬品などが下落しています。プライム市場の値上がり銘柄は43%、値下がりは53%でした。
最も警戒すべきはグロース250(-0.72%)の弱さです。日経平均が歴史的なお祭り騒ぎになっている一方で、中小型株からは資金が抜け、マイナス圏に沈んでいます。「一部の値がさ株だけが日経平均を釣り上げている」という先週からの歪みは、今日さらに拡大しました。
また、引け後に決算が出ましたが、やはり今日の注目はアドバンテスト。今期最終は24%増で3期連続最高益でしたね。先週のディスコ決算に続いて強い内容が出ました。今日はファナックやキーエンスがストップ高になるなど、主力の動きが活発です。
「6万円突破」という強力なニュースが出た日だからこそ、焦らず自分たちのトレードを。では、明日も良い波乗っていきましょう!

