【10/17】日本株3日ぶり反発!32,000円の攻防も売買代金は約2ヵ月ぶり減少…

相場まとめ

編集部の野々村です。

今日の相場も
お疲れさまでした。

今日は節目の32,000円での
攻防となった一日でした。

昨日の米国株も上昇して、
ハイテク株中心に買いが先行。

金利は上がっていましたが、
利上げ見送りの観測が強まり、
また主要企業の決算が近く、
期待感からの買いが集まったと思われます。

日本株もその流れをうけて
良い流れで始まり、
日経平均は404円高でスタート。

電機や精密機器など輸出株が強く、
半導体株も全体的に強い流れでした。

不動産やサービスなど内需株も強く、
保険や金融株もしっかりと。

しかし強い流れも寄り付きすぐで、
そのあとは徐々に失速する展開に。

特に32,000円の節目は
強く意識されているラインです。

買い一巡後は様子見ムードで、
大引け間際にやや反発して終了。

売買代金は3兆1248億円と減少し、
これは8月末以来のことです。

これが少し気になるところ。

そして引き続き中東危機にも
警戒が必要です。

バイデン大統領も
イスラエル入りを表明しました。

米国やイギリスなど
西側諸国はイスラエルを支持。
(私たち日本もこっち側)

一方で世界ではハマス支持も多く、
欧州や米国の各地ではデモも多発。

バイデン大統領は18日に
イスラエル入りするとのことで、
このタイミングでの地上侵攻は
なくなりそうです。

そうなれば市場にも
多少の好感が広がりそうですね。

ただこの中東危機は
まだしばらく続きそうです。

原油高、GOLD高なども
引き続き観測するのも良いでしょう。

さて、では今日の数字です。

今日の日経平均は
+1.20%の32,040円でした。

TOPIXも+0.82%の
2,292円でした。

マザーズも+0.96%の
666円で取引を終えています。

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今日の注目決算※プライム市場のみ
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今日は決算が少なかったですが
証券会社が2社、決算発表でした。

証券会社株は引き続き強い動きです。

ハピネット(7552):
上期経常を一転40%増益に上方修正、最高益更新。

極東証券(8706):
非開示だった上期経常は46倍増益。

水戸証券(8622):
非開示だった上期経常は5.3倍増益。

大建工業(7905):
上期経常を33%下方修正。

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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: サービス2位: 精密機器3位: 不動産

【値下がり】
1位: 石油石炭2位: 鉱業3位: 非鉄金属

昨日強かった鉱業や石油株が
今日は売られる展開でした。

東証33業種は29業種が上昇。

プライム市場の値下がり銘柄は
全体の22%、値上がり銘柄は74%。

好決算も出尽くし感から
下落していたベイカレントが反発。

半導体株は全体的に上昇してますが、
特にローツェが強く、今日9%上昇です。

主力株で弱かったのは任天堂、
ワークマン、三菱重工業、
セブン&アイなどが下落しました。

サンリオ、テラスカイなども急落です。

一方で、ウィズメタクが一時ストップ高、
年初来高値を更新です。

業績好調が好感されたようです。

菱洋エレクトロは
リョーサンと経営統合を発表、
好感されて上昇です。

東京エレクトロンデバイスも急伸、
Ai半導体に成長期待です。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:ウィズメタク(9260)+12.82%
2位:RPA(6572)+10.44%
3位:ローツェ(6323)+9.34%
4位:トランザク(7818)+8.23%
5位:ペイカレント(6532)+8.14%

・値下がりランキング

1位:テラスカイ(3915)-8.70%
2位:日本国土開発(1887)-6.29%
3位:HIOKI(6866)-6.11%
4位:サンリオ(8136)-6.00%
5位:イオンファン(4343)-5.34%

・ストップ高(一時的なものを含む)

ウィズメタク(9260)+12.82%

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:東エレク(8035)+48.45
2位:SBG(9984)+33.77
3位:ファストリ(9983)+28.97
4位:ダイキン(6367)+22.48
5位:テルモ(4543)+18.91