編集部の野々村です
昨日の米国株、
そして今日の日本株と
”祭り”になりました。
というのも、
昨日のニュースレターでも
解説しましたが、
米国CPIが出てきました。
この結果が「下振れ」で、
市場はポジティブに反応。
ダウ、ナスダック、S&Pが
それぞれ株高の流れになりました。
米国の”利下げ”が
少しずつ現実味を帯びる中、
一段と買いが集まる展開です。
米国市場がオープンしている
日本時間の夜の時点で
すでに日経先物も大きく上昇。
今日はスタートと共に
強く上昇して始まりました。
日経平均は416円高でスタート。
特に強いのは
ハイテク・グロース株で、
半導体株を中心に買いが先行。
目先の節目であった
33,000円も飛び越えて、
年初来高値に接近しました。
これが7月につけた高値、
33,753円ですね。
後場は失速することも考えましたが、
引けにかけてもさらに加速。
大引けは前日比823円、
+2.52%の33,519円でした。
TOPIXは+1.19%の
2,373円でした。
グロース250は
+2.88%の691円でした。
また、10月の訪日外国人の
数字も出てきました。
これがコロナ禍を超える数字で、
インバウンドも完全復活です。
関連銘柄の売り上げも好調で、
引き続きインバウンド銘柄は
監視していくのもいいでしょう。
今日の米国も
時間外取引で上向きです。
また、昨日のCPIは
消費者向けの数字でしたが、
今夜は生産者向けの数字が出てきます。
それがPPIなのですが、
これも今のところ予想は下振れです。
合わせて小売売上高も出てきますが
これも下振れ予想ですね。
こちらも予想通りに出てくると、
いよいよインフレ問題は解消し、
強い米国相場が戻ってくるかもしれません。
このままのペースでいけば
来年の春、遅くとも夏までには
いよいよ利下げも現実に。
2021年のような
強気相場の再来を期待したいですね。
さて、こちらは日経平均のチャートです。
上の青線が今年7月の最高値です。
ここを抜けるとさらにもう1本、
強い流れも考えられます。
明日以降の動きにも注目しましょう。
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昨日のCPIざくっと振り返り
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昨日のCPI、
振り返りたいと思います。
結果は全て予想を下振れです。
・CPI前年比
結果:+3.2%
予想:+3.3%
・CPI前月比
結果:+0.0%
予想:+0.1%
・コアCPI前年比
結果:+4.0%
予想:+4.1%
・コアCPI前月比
結果:+0.2%
予想:+0.3%
これまで問題となっていたのは
インフレ、つまり物価高です。
その流れの中で、
CPIがもし”上振れ”するなら
インフレはまだ強いということ。
しかし”下振れ”したので、
ここまでやってきたインフレ対策は
効果が出てるということです。
ただ、これは簡単な
ことではありません。
そもそもコロナ禍になって
お金を大量に刷ったことで
インフレが加速しました。
そしてインフレが加速したから
急激に金利を上げてきました。
これを車に例えるなら、
急アクセルを踏んで、
スピードが出過ぎたので
急ブレーキをかけた状態です。
過去に例があまりないほど
突貫工事をやってきて、
何も問題がなく無事着地できるのか・・
どこかでドカンとくることも
頭の片隅には置いておくのがいいでしょう。
ひとまず年末までは
この強気相場が続きそうです。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 石油石炭 2位: 精密機器3位: 電気機器
【値下がり】
1位: 保険2位: 銀行3位: 電気ガス
今日は東証33業種中26業種が上昇。
プライム市場の値上がり銘柄は64%、
値下がり銘柄は32%でした。
今日は日経平均の寄与度
トップ企業が相場をけん引。
ファストリ、アドバンテスト、
東京エレクトロン、ソフトバンク、
テルモ、ファナックなどですね。
他にもアドバンテスト、レーザーテック、
ソニー、出光、シャープなども強いです。
一方で保険や銀行など金融株は弱く、
電通や丸井Gなども下落しました。
また、今日出てきた数字で、
日本のGDPは前期比マイナスでした。
物価高のなかで消費が落ち込み、
厳しい流れが続きます。
税金は上がり、
社会保険料も上がります。
給料だけでは
かなり厳しい時代ですので、
全ての国民が金融を学び、
資産運用をする必要があると考えています。
このニュースレターも
そんな金融や投資を学びたい方に
少しでも役立つ情報をお届けしてまいります。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:ベネフィットワン(2412)+26.25%
2位:コプロHD(7059)+23.62%
3位:グローバルLM(3486)+23.42%
4位:パソナ(2168)+20.80%
5位:ギフティ(4449)+20.63%
・値下がりランキング
1位:ベース(4481)-12.70%
2位:フリュー(6238)-11.24%
3位:FFJ(7092)-10.56%
4位:カナミック(3939)-9.03%
5位:電通(4324)-8.73%
・ストップ高(一時的なものを含む)
パソナ(2168)+20.80%
ベネフィットワン(2412)+26.25%
JBR(2453)+20.00%
グローバルLM(3486)+23.42%
フォスター(6794)+16.74%
コプロHD(7059)+23.62%
・ストップ安(一時的なものを含む)
クロスマーケ(3675)-14.77%
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:東エレク(8035)+65.44
2位:アドテスト(6857)+41.83
3位:ファストリ(9983)+13.99
4位:レーザーテク(6920)+8.26
5位:ホンダ(7267)+7.19