
テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。
今日からオーストラリアに来ています。まずはゴールドコーストから入って、週明けからバイロンベイへ。今回は2週間ほどの旅ですが、こっちは真夏のクリスマスですね。
さて、相場ですが、あまり大きく動かずですが堅調な相場が続いています。米国株は続伸、日経平均も反発しましたが売買高はかなり減少。今日は久しぶりに3兆円を切りました。
では今日の相場を振り返りましょう。
【米国株】
3指数とも反発!ダウ、S&P最高値更新。
昨日の米国株は半休で、クリスマスモードでしたね。しかし短縮取引でもマーケットは堅調で、年末ラリーに期待の持てる相場になりました。
ダウ平均は小幅に上昇でスタート、そのまま序盤から買い上がる展開に。目立った材料はない中でも幅広いセクターで買われました。ダウは最終的には288ドル高の48,731ドルで大引けとなりましたが、再び最高値を更新しています。
S&P500も連日で史上最高値を更新で、22ポイント高の6,932で弾けました。節目の7,000までもう少しです!ナスダックは51ポイント高の23,613で引けています。
昨日は11業種のうち10業種が上昇。生活必需品がもっとも上昇し、不動産や公益などのディフェンス株が買われました。エネルギーのみが下落しています。
個別株を見ていくと、インテルが下落。テスラも小幅に下げました。ハイテクがちょっと重い中、マイクロン・テクノロジーは上昇。アップルはCEOによる自社株買いの報道から4%ほど上昇しています。
昨日の米国株は、短縮取引ながらもクリスマスラリーの雰囲気が伝わりました。今週はこんな流れになりそうですが、来週の今年最終週に期待ですね。
では次に日本株も見ていきましょう。

【日本株】
日経平均は小幅に4日ぶり下落。
今日の日経平均は、米国株高の流れから反発したスタートしました。9時早々から今日の高値を更新するなど、序盤からいい流れでしたね。
しかし、そのあとは失速し、後場は方向感に欠ける展開に。じりじりと上げ幅を縮小し、買い材料になる手がかりも少なく、日経平均は前日マイナスへ。
日経平均は、テクニカル的にもこの数日は50,500円が重く、抜けさせてくれない雰囲気。終盤にかけては再び上昇しましたが、最終的には63円高の50,407円で大引けに。
TOPIXは10ポイント高の3,417と反発して今日の取引を終えました。グロース250も12ポイント高で、これで3日続伸となりました。

業種ごとで見ると、パルプ紙、金属製品、不動産などが上昇。非鉄金属、繊維、鉱業などが下落しました。
プライム市場の値上がり銘柄は72%、値下がり銘柄は24%となっています。値上がり寄与トップは東京エレクトロン、値下がり寄与トップはアドバンテストでした。
今日も売買高トップはキオクシアでしたが、重いながらも反発しています。ディスコや東京エレクトロン、TOWAやサムコなども上昇。
今日は任天堂やサンリオなども上昇。楽天や味の素なども強かったですね。一方でソフトバンクGやフジクラなどが重いです。住友金属鉱山も下げて、三井海洋開発や三井E&Sも下落。防衛株も重かったですね。海外勢がクリスマス休暇で、売買の勢いは弱かったですが、日経平均は5万円をキープ。
明日は東京都のCPIが出るほか、いくつか重要指標が出てきます。いよいよ年末モードですが、相場は動いていますね。来週明けまで続きますが、最後までいい波乗っていきましょう。
では、明日もいい波のっていきましょう!

