【08/17】日経平均2ヶ月半ぶり安値!米株安、利上げ懸念も再燃。

相場まとめ

編集部の野々村です。

今日の日本株も続落、
厳しい一日になりました。

しかし前場は大きく下落したものの、
後場からはやや反発も見せました。

チャートを見る限りでは
まだここから上昇転換する気配はないですが、
一時的な反発は考えられます。

日本株は今日の下落で
およそ2ヶ月半ぶりの安値です。

一時450円安になり、
どこまで下がるかと思いましたが、
後場からは少し戻りました。

終わってみれば、
日経平均は-0.44%の
31,626円でした。

TOPIXは-0.34%の
2,253円でした。

マザーズは-0.74%、
721円で取引を終えています。

マザーズはかなり厳しい地合いです。

さて、では米国株も
振り返りましょう。

米国の株価指数も
ダウ、ナスダック、S&P
それぞれ下落しています。

寄り付き前に先物は上昇してたものの、
FOMC議事要旨が出てきました。

「インフレリスクは一段の引き締めを必要とする可能性」

という内容から米国の
追加利上げも再燃。

中国経済の懸念などもあり、
米国もハイテク株やグロース株は
弱い展開になりました。

特にナスダックが弱い展開で、
大きく下落の流れが続いています。

米国は銀行、不動産、ハイテクなど売られて、
S&Pは2日連続下落しましたが、
下落幅は4月以来の大きさになりました。

また、米国・日本ともに10年債上昇中です。

これが下がらないことには
ハイテク・グロースにはネガティブ。

米国10年債はこちら。

日本の10年債も上昇です。

ドル円も進行中で、
現在146円の水準に。

円が弱い展開は変わらずです。

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今日の業種別ランキング
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さて、では業種別のランキングです。

【値上がり】
1位: 銀行2位: 保険3位: ゴム

【値下がり】
1位: 精密機器2位: 卸売3位: 鉄鋼

銀行、保険、ゴム製品、
金属製品など10業種が上昇し、

精密機器、卸売、鉄鋼、鉱業、
パルプ紙など23業種が下落です。

今日は銀行と保険が上昇しており、
千葉銀行、りそな、セブン銀行、
ゆうちょなど上昇しました。

また、保険はアニコムHD、MSAD、
東京海上など強い動きを見せています。

明日は金曜日で、
1週間も終わります。

来週はイベントも多く、
難しい展開が予想されます。

23日は米国ハイテク大手の
エヌビディアが決算です。

そして24日にはジャクソンホール会議があり、
年に1回の金融トップが集まる会合があります。

ここでの要人発言があり、
株価にも影響が出そうです。

そして明日は日本の消費者物価指数、
つまりインフレの数字が出てきます。

米国はやや鈍化しているものの、
日本はどうなのか。

要チェックしていきましょう。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング
1位:河西工(7256)+11.11%
2位:三栄建築(3228)+9.55%
3位:イオンファン(4343)+6.64%
4位:RSテクノ(3445)+5.96%
5位:ビジョン(9416)+5.53%

・値下がりランキング

1位:エンプラス(6961)-6.99%
2位:Appier(4180)-6.22%
3位:メドピア(6095)-6.11%
4位:ベース(4481)-5.54%
5位:ビーロッド(3452)-5.40%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:信越化(4063)+11.18
2位:ダイキン(6367)+9.83
3位:東エレク(8035)+9.15
4位:ファナック(6954)+6.10
5位:ソニーG(6758)+4.07