編集部の野々村です。
今日の日本株も続落、
厳しい一日になりました。
しかし前場は大きく下落したものの、
後場からはやや反発も見せました。
チャートを見る限りでは
まだここから上昇転換する気配はないですが、
一時的な反発は考えられます。
日本株は今日の下落で
およそ2ヶ月半ぶりの安値です。
一時450円安になり、
どこまで下がるかと思いましたが、
後場からは少し戻りました。
終わってみれば、
日経平均は-0.44%の
31,626円でした。
TOPIXは-0.34%の
2,253円でした。
マザーズは-0.74%、
721円で取引を終えています。
マザーズはかなり厳しい地合いです。
さて、では米国株も
振り返りましょう。
米国の株価指数も
ダウ、ナスダック、S&P
それぞれ下落しています。
寄り付き前に先物は上昇してたものの、
FOMC議事要旨が出てきました。
「インフレリスクは一段の引き締めを必要とする可能性」
という内容から米国の
追加利上げも再燃。
中国経済の懸念などもあり、
米国もハイテク株やグロース株は
弱い展開になりました。
特にナスダックが弱い展開で、
大きく下落の流れが続いています。
米国は銀行、不動産、ハイテクなど売られて、
S&Pは2日連続下落しましたが、
下落幅は4月以来の大きさになりました。
また、米国・日本ともに10年債上昇中です。
これが下がらないことには
ハイテク・グロースにはネガティブ。
米国10年債はこちら。
日本の10年債も上昇です。
ドル円も進行中で、
現在146円の水準に。
円が弱い展開は変わらずです。
ーーーーーーーーーーー
今日の業種別ランキング
ーーーーーーーーーーー
さて、では業種別のランキングです。
【値上がり】
1位: 銀行2位: 保険3位: ゴム
【値下がり】
1位: 精密機器2位: 卸売3位: 鉄鋼
銀行、保険、ゴム製品、
金属製品など10業種が上昇し、
精密機器、卸売、鉄鋼、鉱業、
パルプ紙など23業種が下落です。
今日は銀行と保険が上昇しており、
千葉銀行、りそな、セブン銀行、
ゆうちょなど上昇しました。
また、保険はアニコムHD、MSAD、
東京海上など強い動きを見せています。
明日は金曜日で、
1週間も終わります。
来週はイベントも多く、
難しい展開が予想されます。
23日は米国ハイテク大手の
エヌビディアが決算です。
そして24日にはジャクソンホール会議があり、
年に1回の金融トップが集まる会合があります。
ここでの要人発言があり、
株価にも影響が出そうです。
そして明日は日本の消費者物価指数、
つまりインフレの数字が出てきます。
米国はやや鈍化しているものの、
日本はどうなのか。
要チェックしていきましょう。
========
本日の値上がり&値下がりランキング
========
※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:河西工(7256)+11.11%
2位:三栄建築(3228)+9.55%
3位:イオンファン(4343)+6.64%
4位:RSテクノ(3445)+5.96%
5位:ビジョン(9416)+5.53%
・値下がりランキング
1位:エンプラス(6961)-6.99%
2位:Appier(4180)-6.22%
3位:メドピア(6095)-6.11%
4位:ベース(4481)-5.54%
5位:ビーロッド(3452)-5.40%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:信越化(4063)+11.18
2位:ダイキン(6367)+9.83
3位:東エレク(8035)+9.15
4位:ファナック(6954)+6.10
5位:ソニーG(6758)+4.07