編集部の野々村です。
2月相場が終わりました。
そして今週もお疲れさまでした。
日米ともに続落となり、
今月は厳しい月間になりました。
日経平均はここ半年ほどの
レンジを下に抜けました。
米国株もハイテクが売られて
高値圏でから急落です。
今相場に何が
起こっているのでしょうか?
今日の相場まとめです。
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大幅下落の金融マーケット
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まず昨日の米国株ですが、
3指数ともに下落しました。
金融株は上げたものの
ハイテクが大幅下落でした。
決算を抜けたエヌビディアが
昨日は8%の急落となりました。
SOX半導体も
2.8%の下落となりました。
他の半導体株やAI、
テックも売られています。
昨日は寄り付きは上昇、
しかしFRBのタカ派発言もあり、
相場の流れが変わりました。
さらにトランプ大統領が
カナダやメキシコ、中国に対する
関税を計画通り発動すると再表明。
これがさらに警戒感を高めて
相場は下落へと変わりました。
中国へは10%の
追加関税となります。
こうした動きから
リスク回避の展開となり、
今日の日本市場も売り優勢で
スタートしました。
日経平均は38000円を
割れて始まりました。
エヌビディアの下落から
国内の半導体株も下落。
ディスコ、アドバンテストなど
主力の半導体は軒並み下落です。
後場に入ってからも
日経平均は下落を続け、
一時は36,000円台まで下落。
これは昨年の9月以来、
約5ヶ月ぶりのことです。
大引けにかけては
再度37,000円台に復活。
今日は多くのセクターが売られ、
上昇したのは4業種のみ。
おもにディフェンシブ銘柄で、
日米おなじような展開です。
今週の取引を終えて、
日経平均は週間で見ると
約1,600円ほど下げました。
ずっとボックス圏で
もみ合いとなっていましたが、
いよいよ下放れしています。
こうしてチャートが崩れると
回復するまで少し時間も要します。
いわば”トランプショック”とも
言える展開となりましたが、
3月相場も波乱の幕開けとなりそうです。
売買代金は6兆2109億円でした。
終わってみれば、
日経平均は-2.88%の
37,155円でした。
TOPIXは-1.98%の
2,682円でした。
グロース250は
-2.21%の653円でした。
こちら日経平均のチャートです。

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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位:鉱業2位:電気ガス3位:倉庫運輸
【値下がり】
1位:非鉄金属2位:機械3位:電気機器
東証33業種中29業種が下落。
プライム市場の値上がり銘柄は19%、
値下がり銘柄は78%でした。
日経平均の値上がり寄与トップは
東京海上、セブンアイ、味の素など。
値下がりトップは
アドバンテスト、ソフトバンクG、
東京エレクトロンなど。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:大平金(5541)+25.92%
2位:トナミHD(9070)+14.56%
3位:GMOインタ(4784)+11.06%
4位:SREHD(2980)+6.82%
5位:能美防災(6744)+6.12%
・値下がりランキング
1位:ミガロHD(5535)-21.96%
2位:ディスコ(6146)-10.33%
3位:アドテスト(6857)-8.78%
4位:タツモ(6266)-7.38%
5位:ローツェ(6323)-7.36%
・ストップ高(一時的なものを含む)
大平金(5541)+25.92%
トナミHD(9070)+14.56%
・ストップ安(一時的なものを含む)
ミガロHD(5535)-21.96%
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:東京海上(8766)+3.45
2位:セブン&アイ(3382)+2.56
3位:味の素(2802)+2.01
4位:アサヒ(2502)+1.63
5位:武田(4502)+1.15