【08/16】日本株32,000円割れの大幅反落。重要ライン割れに注目せよ。

相場まとめ

編集部の野々村です。

お盆WEEKも今日まで
という方も多いでしょうか?

今日の相場は、昨日よりは
活況になったものの大幅に反落。

この1ヶ月ほど下値ラインとして
支えられていた32000円を割りました。

1ヵ月前の安値も割れたので、
重要ライン割れで下押し圧力に警戒です。

今日の18時現在、
日経先物は上がっています。

明日は少し反発するかもですが、
移動平均線を見てみても
向きは↓でしょう。

昨日の米国株も下落しており、
ダウ、ナスダック、S&Pそれぞれ弱かったです。

また、中国経済の懸念も増加。

米国の長期金利の上昇とあわせて、
ネガティブ材料となっています。

今日の東証プライム市場の値下がり銘柄は
全体の77%、値上がり銘柄は20%でした。

日経平均は-1.46%の
31,766円でした。

TOPIXは-1.29%の
2,260円でした。

マザーズも-2.02%、
726円と下落しています。

中国株も下落しており、
深セン・ハンセン総合指数も
下落が続く展開になっています。

また、米国市場ですが、
昨日は7月の小売売上高が出てきて、
予想を上回りました。

基本的に今、
米国市場が見ているのは
「インフレ」がどこまで進んでるか?です。

つまり今回も小売の売上高が増加であれば、
インフレが進行していると考えます。

なので、金利をあげて
経済にブレーキをかける流れは変わらず。

金利が上がるとハイテク株や
グロース株にはマイナスですので、
米国大手のハイテク企業は下落です。

エヌビディアだけが上昇ですが、
23日の決算を前に期待感が高まっています。

18時現在、ダウ・ナスダック、
S&Pの先物は上がっています。

今日はやや反発するかもしれません。

インバウンド銘柄がくるか?

さて、今注目のセクターは
インバウンド銘柄でしょう。

7月の訪日外国人数は
232万人と発表がありました。

まだまだ少ないですが、
これには中国の旅行客は入っていません。

次回の8月のデータからは
含まれますので、
さらなる増加はほぼ確実です。

ハイテク・グロースが弱いので、
資金はインバウンド銘柄に向かうでしょう。

ではそのインバウンド銘柄とは何か?

ホテルや航空、鉄道、旅行、
百貨店や家電量販店、化粧品メーカーや
テーマパーク、ドラッグストアなど。

これらのジャンルは
インバウンド銘柄と言えます。

今日の数字で見ても、

寿スピリッツ(2222):+2.72%
マツキヨ(3088):+0.90%
富士急(9010):+2.01%
ポーラ(4927):+1.76%
ファイバーゲート(9450):+3.52%

これらの企業は株価上昇です。
※数字は今日の上昇率です

引き続きインバウンド銘柄には
注目してきたいと思います。

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今日の業種別ランキング
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では今日の業種別ランキングです。

【値上がり】
1位: 建設2位: 電気ガス3位: 水産農林

【値下がり】
1位: 石油石炭2位: 卸売3位: 鉄鋼

33業種中30業種が下落です。

商社株は全面安、
好決算のメドレーは6.5%上昇でした。

UFJなどメガバンクも弱い展開で、
レーザーテック、ソフトバンクなど
人気の活況銘柄も下落しています。

半導体も多くは下落ですが、
ディスコ、アドバンテストは上昇しています。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:ひらまつ(2764)+9.13%
2位:JBCCHD(9889)+8.00%
3位:アイスタイル(3660)+7.69%
4位:YTL(1773)+7.61%
5位:アイスタイル(3660)+7.47%

・値下がりランキング

1位:ダブスタ(3925)-22.31%
2位:ダイコク電(6430)-11.72%
3位:円谷フィHD(2767)-7.17%
4位:UT(2146)-7.01%
5位:力の源HD(3561)-6.84%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

ダブスタ(3925)-22.31%

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:アドテスト(6857)+13.56
2位:アステラス(4503)+3.13
3位:セコム(9735)+2.03
4位:大和ハウス(1925)+1.76
5位:日清粉G(2002)+1.05