【11/21】日本株は小幅続落。円高進行で流れ変わるか?円高メリットの銘柄も解説。

相場まとめ

編集部の野々村です。

今日の相場も
お疲れさまでした。

今日の日経平均は
昨日に続いて続落。

引き続き相場は
加熱しているのは間違いなく、
少し流れが変わりつつあります。

そして、先週から
お伝えしている通り、
今週の山場が到来です。

今晩引けに米大手ハイテクの
エヌビディアの決算です。

ではまず昨日の
米国株から振り返りましょう。

昨日の米国株は続伸して、
ダウは8月中旬以来の
高値圏まで到来です。

そして昨日は
こんなニュースもありました。

chatGTPを開発する
オープンAI社のCEO、
アルトマン氏が電撃解任。

そしてマイクロソフトに入社、
というビッグニュースです。

しかし米国は
このようなダイナミックな
変化が頻繁に起こりますね・・。

良くも悪くもですが、
日本ではまったくもって
考えられない展開です。

この流れをうけて、
マイクロソフトや決算発表を翌日に控えた
エヌビディアの株価が大きく上昇。

グロース株全体をけん引し、
ナスダックも上昇しました。

これでナスダックも5日続伸、
7月以来の高値圏まで上昇です。

中国などアジア株も強い流れで、
日本株も堅調に伸びていることから
株にとっていい流れが続きます。

そんな流れで始まった日本株。

日経平均も65円高で
スタートと反発してスタート。

しかし相場に加熱感もあり、
徐々に売りが先行しました。

方向感がつかみにくい展開で、
半導体が相場をけん引したものの、

円高が進行していることで
自動車株など輸出株が弱い展開に。

終わってみれば、
日経平均は-0.10%の
33,354円でした。

TOPIXも下落し、
-0.20%の2,367円でした。

グロース250は上昇し、
+1.79%の723円でした。

日経平均とTOPIXは下落したものの、
個別株を見ると値上がり銘柄が多いので、

小型株が上昇していることから
幅広く買われていると思われます。

今日の日経平均のチャートです。

──────
円高メリットの銘柄は?
──────

さて、ここへきて
為替の流れが変わりつつあります。

激しい円安トレンドから
円高に振れているのです。

こちらはドル円チャートです。

円安ということは
文字通り円が安くなるので、
海外で買い物するときは
有利になります。

よって、海外にものを売っている
自動車や商社などは
円安の恩恵を受けます。

では円高になれば?
円安の反対の流れになります。

ではどんな企業が
円高のメリットを受けるでしょうか?

たとえば、食品業界や
紙パルプ業界などは材料の輸入が多いです。

食糧品、輸入家具や
生活雑貨なども海外生産が多いです。

これらの業界は
円高トレンドになれば
メリットを受けます。

他にも電力やガス、
石油や天然ガスなど、
国外から仕入れている
エネルギー関連企業もそうですね。

食品、小売、服飾業界なども同様です。

なので、個別株を見ると、

東京ガスや大阪ガス、日本製紙や大王製紙、
ENEOSや出光、ニトリ、サッポロ、アサヒ、
神戸物産、関西電力など。

銘柄選びの参考にして
いただければと思います。

──────
今日の業種別ランキング
──────

ではランキングです。

【値上がり】
1位: 海運2位: パルプ紙3位: 鉱業

【値下がり】
1位: 輸送用機器2位: 卸売3位: 証券

今日は東証33業種中17業種が上昇でした。

プライム市場の
値上がり銘柄は全体の60%、
値下がり銘柄は37%でした。

値上がり987、
値下がり623、
変わらず50でした。

米SOX指数が上昇しており、
半導体が全般的に強いです。

その半導体ですが、
サンケン電気、KOKUSAI、
東京エレクトロン、
アドバンテストなど上昇です。

レーザーテックも上がりました。

シャープも年初来高値を更新し、
リクルートやソフトバンクも上昇。

その一方で
マツキヨ、マツダ、伊藤忠、
三菱重工業、マツダやトヨタなど下落です。

今晩引けにエヌビディア決算ですね。

向川先生のTwitterにあるように、
期待度も大きい反面、
米国も加熱しています。

引き続きエントリーは
慎重にいきましょう。

────────────
本日の値上がり&値下がりランキング
────────────

※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:オーケストラ(6533)+11.17%
2位:大崎電(6644)+10.47%
3位:シャープ(6753)+10.15%
4位:スノーピーク(7816)+9.87%
5位:ランドコンピ(3924)+9.11%

・値下がりランキング

1位:AZ丸和HD(9090)-11.08%
2位:GSユアサ(6674)-10.92%
3位:パソナG(2168)-4.50%
4位:マツキヨココ(3088)-4.29%
5位:戸田建(1860)-4.08%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:アドテスト(6857)+38.10
2位:東エレク(8035)+26.47
3位:SBG(9984)+11.70
4位:リクルート(6098)+11.59
5位:ニトリHD(9843)+9.49