【12/8相場まとめ】日経平均は重いながらも値上がり銘柄8割。今週はFOMCに注目。

相場まとめ

テクニカルアナリストの向川a.k.aチャートの向こう側です。

今週の相場が始まりました。今年もあと3週間、週足3本です。最後まで集中して波乗りしていきましょうね。

今日の相場は重いながらも上昇。しかし値上がりが8割を超え、中小型株や内需株も強かったですね。ソフトバンクGなどいつもの主力達が弱いので重い相場になりました。

17時現在の米国株は上昇してますね。今日もいい流れで立ち上がりそうな気配。

では、今日の相場を振り返りましょう。

【米国株】先週末の相場ザクっと振り返り

先週末の米国株は3指数とも反発しました。

インフレの経済データが出ましたが、これが引き続き強くなくて、もう米国のインフレは問題じゃないなと。それより見ておくべきは雇用の弱さ。

マーケットは追加利下げ観測から買い先行となり、ダウ平均は28ドル高の47,879ドルで寄りつきました。そのまま上昇して早々に282ドル高まで上げるも、そのあとは失速。しかし底堅い動きとなり、最終的に104ドル高の47,954ドルと反発して取引を終えました。

ナスダックは序盤は強かったものの、後半は失速。最終的には72ポイント高の23,578で大引け。S&P500も13ポイント高の6,870となり、こちらは4日連続で上昇となりました。

昨日は11業種のうち5業種が上昇。コミュニケーションサービスやハイテク、一般消費財が強く、公益が下落。エネルギーやヘルスケアも下げました。

決算を抜けたセールスフォースが続伸、一方でワーナーブラザースの映画及びストリーミング部門の買収を発表したネットフリックスは下落。他の銘柄もまちまちで、方向感に欠ける週末相場でした。

今週は9・10日にFOMCが予定されており、日本時間の木曜朝に米国の金利発表です。世界が注目するイベントです、要チェックしましょう。

【日本株】日経平均は横ばいも値上がり銘柄は8割超え。

今日の日経平均は151円高の50,643円で寄りつきました。

やや為替が円安に進み、先週末の米国株が反発したこともあって買い優勢の立ち上がりとなりました。しかし序盤から失速し、そのままレンジで全場の取引を終えます。

後場も50,500円を前後してレンジで、長期金利上昇が続く中で警戒感もあり、方向感が出にくい相場が続きました。目先は5万円の節目で、ここを割れるかどうかに注目でしたが、今日は引けにかけて少し買い上がる動きもありました。

日経平均は最終的に90円高の50,581円で大引けに。TOPIXは21ポイント高の3,384、グロース250指数は3ポイント高の670で引けました。

今日の売買代金は5兆191億円。業種ごとで見ると小売、銀行、その他製品が上昇。非鉄金属、不動産、建設などが下落しました。プライム市場の値上がり銘柄は78%、値下がり銘柄は17%でした。

個別株を見ると、東京電力が続落。資材高によるコスト増がいや消され、2030年度までの再生可能エネルギー目標を引き下げる話も出てきて売られています。

三菱地所が年初来高値を更新。国内証券会社が目標株価を従来の3,790円から4,290円に引き上げたことが好感されました。

その他もキオクシアやフジクラなどが堅調。ディスコも買われて、今日は防衛も買われましたね。サンリオも反発、高騰が続く日本新薬もあげました。

売買代金トップのソフトバンクGは重く、レーザーテックも売られました。アドバンテストも重いですね。UFJなどメガバンクも売られて、大阪チタニウムも急落。イオン、東京エレクトロンも下げました。

今日は日経平均よりもTOPIXが優勢でしたね。方向感に欠ける展開ながらも内需株や中小型株は強かったです。まずは今週のFOMC、そして明日は日銀植田総裁がフィナンシャル・タイムのイベントに登壇するようです。

国内の金利も止まらない中、発言にも注目ですね。では明日もいい波乗っていきましょう!