From:向川a.k.aチャートの向こう側
自宅のトレードルームより
11月後半、少しずつ年末の雰囲気も漂ってきましたが、いかがお過ごしですか?
今年の6月から情報発信を始めて、また最近はこうしてコラムを書くようにもなり、1年前の今頃はまったく想像してなかった展開です。でも、コツコツ続けられる性格で、そして発信してリスナーの皆さんや、読者の皆さんと交流するのは楽しいですね。
あと、こうして整理してアウトプットすることで頭の中も整理されてスッキリ。コツコツ続けていくので、コツコツ見てくださいませ。
さて、今日は「投資の勉強」について。
学びて富み、学びて富む
来年からお札の肖像画が変わりますね。1,000円札はかつて夏目漱石でしたが、今は野口英世です。
みんな大好き1万円札は、ずっと前から福沢諭吉でしたが、来年からは渋沢栄一になります。その渋沢栄一といえば「論語と算盤」が有名で、そういえば昔に本を読みましたがまた読み返してみようかな。
福沢諭吉は昔に本を読みました。「学問のすすめ」とか「文明論之概略」などですね。特に学問のすすめは今見ても学ぶことが多いと思います。
その福沢諭吉の言葉で「学びて富み、学びて富む」というものがあります。つまり勉強が大事で、勉強するから豊かになるし、豊かになるからまた勉強して、さらに勉強するから・・という意味ですね。
私はこの「福沢諭吉のマインドセット」を大事にしていて、なので日々勉強してます。
勉強を楽しくする方法
学生の頃、勉強はあまり得意じゃなかったです。国語と社会は好きで、得意でしたが、その他の数学とか英語とかは全然ダメ。ずっと赤点で先生に怒られてるような生徒でした。
でも大人になってからの勉強は楽しんですよね。本もAmazonでよくポチッとしてますし、むしろKindleアンリミテッドユーザーなので、月1,000円くらいで読み放題です。ザクっと斜め読みも合わせると月に10冊くらいは読んでますかね。
投資や金融についての本も読みます。今読んでるのはこれ。
イングランド銀行公式の経済の入門書ですね。まだ読み始めですが、面白いです。日銀や政府も、これくらいインスタントでサクッと読める入門書、いや漫画とかでもいいので、出してほしいところ。
なぜ勉強が楽しいか?それはリターンが明確だからです。
大人の勉強はリターンが明確
学生の頃は勉強する理由がよくわからなかったです。もちろんいい大学を出て、いい会社に入る、みたいな考え方はありましたが、いまいちしっくり来なかったんですね。それよりもバイトしてお金ほしいみたいな。
でも大人になってする勉強は、ダイレクトに収入や資産に直結するじゃないですか。英語を勉強して外資系企業に就職や転職して給料が増えるとか、スキルを習得してフリーランスになるとかですね。
さらに、今はサブスクの時代ですから、勉強するコストがとてつもなく安い。コスパ良すぎです。月に数百円から数千円くらいで、その分野の最先端の知識に触れられるってとんでもないことです。
で、私はトレーダーの端くれで、投資のキャリアは10年もないですが、それでメシを食べてる人間です。でも日々学び続けていますが、投資やお金の知識を身につけて良かったのは、ただお金が増えただけではないんです。
お金の勉強の本当のメリット
お金の勉強をするということは、お金の稼ぎ方だけでなく使い方や守り方も身につきます。そして変な詐欺話とかに騙されるリスクも減らすことができます。
この季節になると年末宝くじのことが報道されますが、あれほど胴元が儲けるためにできたシステムもないですし、NISAとかも正直ガチの投資家からしたら魅力的じゃないなってわかるわけです。
あれは、要は証券会社が仕掛けるオファーで、間口を広げるための撒き餌みたいなものですから、もちろんやらないよりはやった方がいいですし、とっかかりとしては優れてるとは思います。
また、投資の勉強をすると当然ですが金融や経済にも強くなるので、普段のビジネスや仕事でも活きてきます。大人の教養として知っておいて損はないです。他にも政治にも関心を持つようになるし、海外の情報や地政学なども身につきます。
こうした普遍的な知識を身につけることで、人生で大事な決断をする時に、より良い判断ができるようになります。だからお金の勉強って絶対にやった方がいいと思うんですね。
ただ儲けるぜ!だけでなく、その奥にはこうしたメリットもたくさんあるので、福沢諭吉が言うように「学びて富み、学びて富む」と言う言葉を胸に、今日も明日も学び続けましょう。