ライブで分かった株で勝てない人の特徴

コラム

From:向川a.k.aチャートの向こう側
自宅のトレードルームより

最近は雇用統計の日にライブをするのがルーティンになりました。

雇用統計って何?という方のために簡単に説明すると、毎月1回、第一金曜の夜に開催される、世界中が注目するイベントです。主に「雇用者数」「失業率」「平均時給」が注目され、それぞれ前月の数字が翌週に出てきます。

この数字によって米国の金融政策が決定し、為替が動き、株にも影響が出ますので、かなり重要なイベントになります。

で、つい先日も雇用統計があったので、ライブしてました。毎月少しずつ参加者さんも増えていて、前回は平均して100人以上が見てくれる状態でした。最初は10人とかでしたからね。笑

そこで皆さんと話している時に、気づいたんです。

損を出してる人、同じこと言ってないか?

ライブではコメントをいただきます。そこでどんな銘柄を今持ってるか、買うはありかみたいなコメントもありますし、⚪︎⚪︎の株を持ってますが含み損ですと。これいつまで持ってたいいですかみたいな。結構こうゆうパターンが多いんですね。

「違う違う、そうじゃない」

と、大きめのサングラスに口髭をつけて鈴木雅之ばりに言いたいところですが、グッとその欲求を抑えることに必死です。もうこうゆう方には冷水をぶっかけてイチからちゃんと伝えたい。いいですか?

「買うときは出口のことを考えて買うこと」

です。大事なことなので先生、2回言います。

「買うときは出口のことを考えて買うこと」

です。

これが頭になく、なんとなくで株を買ってるので、さっきみたいな質問をするのだと思います。でもそれはかなりまずい。

なぜ入口だけ考える?

旅行行く時に片道航空券だけ買いますか?必ず行きのチケットと帰りのチケットも買うはずです。株も同じ。

入口(買う)と一緒に出口(売る)もセットで考えて買わないと、儲かるかも損するかもわからないのに何も考えてないのはかなり無謀です。でもこのパターンは本当に多くて、結構な割合で同じパターンの質問がありました。

おそらく本当に感覚だけで投資をしてるからだと思いますが、

・根拠がない取引
・なんとなくの取引

は絶対に避けるべきと考えています。株を買う前に、いつ買っていつ売るかのイメージができてないと、イレギュラーなことが起こった時に対処できません。

つまりいきなり上に持って行かれた、暴落したみたいな時に、アワアワしてるだけでヒューっと乱高下する株価を見てるだけになります。ではどうしたらいいのか?

ルールを決める

そこで大事なことはルールを決めることです。株は基本的に「銘柄選び」「注文」「利益確定」「損切り」の4つのポイントがありますが、それぞれでルール化するのです。

私は大企業しかやらない、注文も決まったパターンでしかやらないですし、利益確定も決まったパターンです。損切りは入れない派ですが、初心者の方は必ず損切りもセットです。

今もし、特にルールが決まってないならば、まだ市場に出る時ではないです。武器も持たずに手ぶらでサバンナを歩いてるようなもので、結構な確率でドボンする可能性が高いです。

資金をなくしたら、それを取り返すのにまた無理な勝負をします。そしてまた負けて・・と負のスパイラルに入っていきます。なのでルールが大事なのです。

あなたの「投資ルール」は決まっていますか?