編集部の野々村です。
今日の相場も
お疲れさまでした。
昨日は重要イベント、
CPIがありました。
いま問題となっている
インフレ、物価上昇が
どこまで進んでるか?のデータです。
これが出てきましたが・・
結果は「上振れ」でした。
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日経平均は続落、CPI発表から流れ変わる。
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つまり株にはネガティブで、
米国株は昨日大きく下落しました。
エヌビディアは反発したものの
多くの銘柄が売られています。
これによって
今年の利下げ期待が後退。
昨年末の時点では3月が濃厚でしたが、
今では7月、9月とズレており、
さらには年内利下げなしの声もあります。
ここまで期待感から
高騰していただけに
ちょっと厳しい展開です。
さらに為替はさらに円安進行。
現在ドル円は153円台に到達しました。
米国株が大きく下落する中、
日本市場も売り優勢で取引スタート。
日経平均は39000円割れる手前まで
売られる展開になりました。
しかし、下落が落ち着くと
少しずつ下げ幅を縮小。
円安になったことで
輸出株に買いが集まり、
底堅く買い戻しとなりました。
ただ、やはりここまで
円安が進行してくると、
気になるのは為替介入です。
実際に2022年秋には
政府による為替介入があり、
急激に円高に振れました。
152円から130円ほどに
なった経緯があります。
ですので日経平均は
ちょっと上値が重い展開でした。
一方でTOPIXはプラスとなり、
今日は銀行株やエネルギー株などが上昇。
売買代金は4兆1293億円でした。
こちら日経平均のチャートですが
まだもみ合いが続いています。
終わってみれば、
日経平均は-0.35%の
39,442円でした。
TOPIXは+0.15%の
2,746円でした。
グロース250は
-1.46%の692円でした。
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今日の注目決算※大型株のみ
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今日も決算が出てきました。
主力企業の決算の
ダイジェストを掲載します。
ローツェ(6323):
経常16%増で2期ぶり最高益。
ファストリ(9983):
今期最終3%上方修正、最高益予想上乗せ。
ブックオフ(9278):
今期経常を18%増益に上方修正。
ローソン(2651):
前期最終76%増で10期ぶり最高益。
SHIFT(3697):
上期経常11%減益で着地。
タマホーム(1419):
3Q累計経常が79%減益。
久光製薬(4530):
今期経常は4%減益。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 鉱業2位: 石油石炭3位:電気ガス
【値下がり】
1位: 不動産2位: 精密機器3位:小売
東証33業種中17業種が上昇。
プライム市場の値上がり銘柄は42%、
値下がり銘柄は54%でした。
内訳は、
値上がり697、値下がり894、変わらず62
でした。
日経平均の値上がり寄与トップは
ファナック、トヨタ、ソシオネクスト、デンソーなど。
値下がりトップは東京エレクトロン、
ファストリ、ソフトバンクG、KDDIなど。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:有沢製(5208)+26.20%
2位:トレファク(3093)+12.19%
3位:モノタロウ(3064)+11.49%
4位:正興電(6653)+10.31%
5位:東光高岳(6617)+8.23%
・値下がりランキング
1位:吉野家HD(9861)-10.36%
2位:リズム(7769)-10.00%
3位:サイゼリヤ(7581)-8.84%
4位:パルHD(2726)-6.86%
5位:KLab(3656)-6.19%
・ストップ高(一時的なものを含む)
有沢製(5208)+26.20%
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:ファナック(6954)+8.34
2位:ソシオネクス(6526)+6.70
3位:トヨタ(7203)+6.70
4位:デンソー(6902)+4.64
5位:信越化(4063)+3.43