【5/2相場まとめ】日経平均は反落!パウエル会見、FOMCで警戒強まる。明日は雇用統計。

相場まとめ

編集部の野々村です。

今週の相場もお疲れさまでした!

日本はGWで連休ですね。

最後の方はちょっと
天気も崩れるかもですが、
大型連休です。

楽しい週末をお過ごしください。

さて、相場ですが、
日本も米国も調整が続きます。

やはり連休前は
やや閑散としますし、
今日も上げ下げの方向感なく
相場がおわりました。

そして今週も重要イベントが続き、
昨日もいくつか経済データがでました。

これによって相場が動いています。

では今日の相場まとめです。

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日経平均は反落!連休前、雇用統計も。
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まず前日の米国株は
まちまちの展開でした。

ダウは上昇、中小型株の
ラッセルも上げましたが、
ハイテク株が弱い動きです。

よってナスダック中心に
相場は重いです。

昨日は雇用に関するデータ、
そして経済面のデータが出ました。

これがまちまちの結果で、
やや相場にはネガティブでした。

また、昨日はFOMCもありました。

年に8回ある重要イベントですが、
今回も予想通りに金利据え置き。

つまり上げも下げもしない
スキップとなりました。

終わってからは
パウエル議長の会見もありました。

出典:ロイター

会見の内容から
気になったポイントをあげると、、

・雇用とインフレ目標達成に向けて経済は大きく進展

・インフレの継続的な進展は保証されてなく先行きは不透明

・雇用とインフレ目標達成に向けたリスクは
 「過去1年間でバランスが改善した」

・まだインフレ目標に向けた進展は見られない

・インフレリスクに細心の注意を払う

など。

まとめると、
まだインフレ懸念は根強いです。

ただ、

「次の行動が利上げになる可能性が少ない」

という内容もありました。

これによって
さらなる利上げの
警戒が弱まりました。

結果、終盤にかけて
ダウは下げ幅を縮めました。

しかしナスダックは弱く、
マイナス圏で取引を終えました。

そして米国が
朝方に引けましたが・・

”事件”が起きました。

こちらドル円のチャートです。

米国市場が5時に引けたあと、
すぐに為替がうごきました。

急激に円高に振れて、
為替介入か?と騒然に。

出典:朝日新聞デジタル

いきすぎた円安に
ブレーキをかけるように
政府が円買いを行うことを
為替介入と言います。

ちょうどドル円が
160円となりましたが、
このラインは超えさせない、
そんな意識もあるかもしれません。

そんな中で日本市場は
売り優勢で取引スタート。

日経平均は38000円を割れるなど
休み前もあって弱い流れに。

しかし、徐々に回復もみせて、
方向感ない相場となりました。

特に円高が嫌気されて
輸出株が弱い動きでした。

ただ、商社に関しては
好決算からの買いが集まり
全体的に強い流れになりました。

半導体や精密機器など
売られています。

こちら日経平均のチャートです。

終わってみれば、
日経平均は-0.10%の
38,236円でした。

TOPIXは
-0.03%の2,728円でした。

グロース250は
-0.51%の642円でした。

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今週のパフォーマンス
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こちらが日本市場の
3指数、今週のパフォーマンスです。

日経平均:+0.8%(前週+2.3%)
TOPIX:+1.6%(前週+2.3%)
グロース250:-0.3%(前週+0.9%)

それぞれ前週から
やや鈍化しています。

今週もイベントが続きました。

日経平均は続落で
方向感がつかみにくい流れ。

連休中も為替介入の
警戒が高まるので注意です。

そして、明日金曜は
21時から雇用統計LIVEです。

TIKTOKから放送開始です。
https://www.tiktok.com/@mukogawa0915

ぜひご参加ください。

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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 電気ガス2位: 不動産3位:保険

【値下がり】
1位: 海運2位: 空運3位:倉庫運輸

東証33業種中19業種が下落。

プライム市場の値上がり銘柄は39%、
値下がり銘柄は56%でした。

日経平均値上がり寄与トップは
第一三共、レーザーテック、
オリンパス、豊田通商、東京エレクトロンなど。

値下がりトップはファストリ、TDK、
信越化学、アドバンテスト、三菱商事など。

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:AOKIHD(8214)+12.38%
2位:北ガス(9534)+9.43%
3位:日本マイクロ(6871)+8.94%
4位:三井松島HD(1518)+8.35%
5位:日本ライフL(7575)+7.84%

・値下がりランキング

1位:KeePer(6036)-15.04%
2位:イビデン(4062)-12.30%
3位:アドウェイズ(2489)-8.14%
4位:住友ファーマ(4506)-6.75%
5位:エンプラス(6961)-6.39%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:第一三共(4568)+16.38
2位:レーザーテク(6920)+12.03
3位:オリンパス(7733)+8.50
4位:豊田通商(8015)+7.75
5位:東エレク(8035)+6.87