投資で勝つためには知識はもちろんですが「メンタル」も重要です。そこで今回は長期的に投資で成功するためのマインドについて説明をします。わかりやすく説明をしますので参考にしてください。
投資で勝つためのメンタルを作る方法
投資で勝つためのメンタルを作る方法についてまとめました。
主なポイントは8つです。
- 取引する金額を少なくする
- 明確な売買ルールを作る
- トレードの分析を毎回行う
- 毎日投資の勉強をする
- 意地をはらない
- 借金をしない
- タラ・レバをいわない
- 環境を整える
投資で勝つためのメンタルを作る方法についてわかりやすく説明をします。
取引する金額を少なくする
取引する金額を少なくするのは、投資で勝つためのメンタルを作る上で非常に重要です。
取引量を多くしてしまうと「儲けたい」「損したくない」という感情が大きくなりすぎて負けてしまいがちです。
一方、少ない金額で取引をすると損失も利益も大きくなりすぎないので、冷静な判断ができます。
もしあなたが多少大胆な性格だったとしても、取引量を小さくしておけば、利益を伸ばしたり、損失を小さく抑えるのはそれほど難しくないでしょう。
エントリーの条件や方向が同じでも、取引量の大小で心理状態は大きく左右されます。
メンタル管理の方法はたくさんありますが、この取引量を小さくするのは、メンタルの問題の大部分を解決できる方法です。
ただし、あまりにも取引量が小さいと、利益も少なくなってしまうため、トレードに慣れてきたら、徐々に取引量を増やすのは良いでしょう。
明確な売買ルールを作る
先ほど説明した通り、トレードルールは非常に重要です。
ではどうすれば、意味のあるトレードルールを作れるのでしょうか。
トレードルールの作り方の主なポイントは4つです。
- ルールを人に説明できるか
- 必勝法はないと理解する
- エントリーと損切りを抑える
- 手法はできるだけシンプルにする
意味のあるトレードルールの作り方についてわかりやすく説明をします。
ルールを人に説明できるか
作成したルールを他の人が納得して、そっくり真似して売買できるくらいしっかりと説明できるかどうかは重要です。
もしうまく説明できないところがあったり、ぼんやりするところがあるならば、そこは自信を持って実行できていない弱点である可能性があります。
このような状態でトレードしても、判断に迷ったりルールを破ってしまいたくなる恐れがあるので、注意してください。
必勝法はないと理解する
人はどうしても、必勝法や安定して勝てる手法を求めがちですが、100%勝てる手法などありません。
必勝を求めると数回負けただけで心が折れてしまったり、この手法はダメだと決めつけてしまい、トレーダーとして成長することができなくなってしまいます。
エントリーと損切りを抑える
株式投資やFXで勝つために重要なのは「エントリーポイント」と「損切り」を行う基準を明確に決めることです。
その際、「エントリーが多くなりすぎないか」、「損切りのポイントは資金管理に影響を与えない範囲に収まっている」かについて検証するようにしましょう。
手法はできるだけシンプルにする
エントリー条件が多すぎると、あやふやなエントリーになりがちです。
特に慣れないうちはシンプルなルールにすることで、迷いも減り、チャンスが来たらすぐに判断して対応できます。
利益や損失の計画も立てやすいので、資金管理も楽になり、メンタルのコントロールもしやすいというメリットがあります。
また、毎日のトレードを記録して、評価分析する際も、シンプルに分析が可能です。
できれば、銘柄や通貨ペア、トレードする時間帯、見る時間足も絞り込むとその銘柄や通貨ペアの値動きの癖がわかるようになり、勝率も上がるはずです。
トレードの分析を毎回行う
トレードの分析は必ず毎回行うようにしてください。
特に負けているときのトレード分析は重要です。
なぜ負けたのかについて明確にしておかないと、あやふやなトレードをしてしまい、負け続けてしまう可能性が高くなります。
勝っているときのトレード分析は楽しいですが、負けているときのトレード分析は辛いものです。
しかし、この辛い作業を繰り返し行うことで、メンタル強化にもつながり、株式投資やFXの勝率を上げることにもつながります。
必ず実行するようにしてください。
毎日投資の勉強をする
株式投資やFXに必要なメンタルを鍛えるためには、勝率を高めるのが1番良いです。
そのためには毎日投資の勉強をしてください。
マーケットを確認するのはもちろん、最新のトレード手法などについても学ぶようにしましょう。
努力せずに安定的に投資で勝つのは不可能です。
結局は勤勉に勉強をするのが投資の勝率を高める近道になりますので、実践してください。
後ほど具体的な勉強方法について紹介します。
意地をはらない
間違ったと思ったらすぐにそのミスを認めることです。
少なくとも3回続けてミスをすることは避けましょう。
1回目のミスをなんとか取り戻せますが、2回目のミスを取り戻すのは1回目の数倍難しくなり、3回目のミスは取り返しのつかない損失に膨らむケースが多いです。
ゴルフを例に出すと、第1打をドライバーでボールを林に入れてしまい、ほとんどピンを狙えない状況だとします。
第2打で無理矢理ピンを狙ったために木にぶつけて、さらに林の奥に入ってしまい、その挙句にそこから一発逆転で、グリーンを狙い、最悪の状況になったという経験は無いでしょうか。
最初のミスをFXで例えるとポジションが思惑と反対に行ったときのようなものです。
その時、ロスカットをしていれば傷は小さくて済みます。
2回目のミスは林から直接狙おうとせず、横に出しておけばボギー程度で済んだかもしれません。
これは最初に持ったポジションを切らずに、もしかしたら戻ってるかもしれないといった運任せの行為と同じです。
3回目はかなり頭に血が上り、既に冷静な判断ができなくなり、やけくそ気味の状態です。
これは為替レートがさらにアゲインストになったことから、苦し紛れのナンピンやダブルアップで一発逆転を狙うのと同じです。
ある程度の確信があれば別ですが、このような取引を繰り返すと取り返しがつかない状態まで陥ってしまいます。
最初のミスはミスでなく読み間違いです。
間違いと気づいた時点で、一旦ポジションを損切りせずにそのまま続けたことが大きなミスにつながるということです。
このタイミングで損切りできないと、それ以上に悪化した時にはさらに損切りできなくなります。
間違ったら迷わずに損切りするというように自分の感情を抑えられる人が最後に勝ち残るのです。
借金をしない
借金をしてトレードをしてしまうと、冷静な気持ちでのトレードはまず不可能です。
投資で勝つためには冷静な気持ちが必要です。
しかし、借金をしてしまうと何が何でも勝たなければならないといった気持ちになります。
また、もし借金をしてトレードをして大負けした場合、借金だけが残る結果になってしまいます。
基本的に投資での借金に関しては自己破産はできません。
一生涯をかけて莫大な金額を返済しなければならないことになってしまいますので、絶対に借金をしてトレードするのはやめましょう。
特に消費者金融のカードローンに手を出してしまうと、金利が非常に高いです。
金利の返済だけでも大変なことになってしまいますので、注意してください。
タラ・レバをいわない
ときには、トレードルールを破った方が、良い結果になることもあります。
「ルールにこだわらずに対応していれば」などと後悔するかもしれませんが、それを許してしまったらルールの意味がありません。
「そういうこともある」と割り切って、とにかくルールを守ることを最優先しましょう。
ルールを守っていれば必ず勝てるわけではありません。
しかし、仮に負けてもルールを守った上での結果は後からルールそのものを検証し、改善する際の重要なデータになり、将来の自分に大きな価値をもたらしてくれます。
ルールを破って勝ったとしても、そこに価値はないと考えましょう。
勝っても負けてもルールを守れたらその日はマル。自分を責めたり、後悔したりする必要は無いのです。
トレードルールを守る5つの方法
トレードルールを守る方法はいくつかありますが、主な方法は5つです。
- 収支と感情の記録をつける
- トレードを減らす
- 長い目で考える
- ルールはシンプルにする
- 習慣化する
それぞれの方法についてわかりやすく説明します。
収支と感情の記録をつける
記録をつけるメリットはたくさんあります。
記録をすることで、ルールを守った日が勝っていて、破った日が負けている傾向が強いのがはっきり見えてくるからです。
ルールの重要性を体に叩き込むには最良の方法といえるでしょう。
合わせてルール通りにできた日にマル、破ってしまった日にはバツをつけるといった記録も良いです。
子供騙しのように感じるかもしれませんが、実際にやってみると、バツを書きたくないという思いは意外と侮れない抑止力になることがわかるはずです。
トレードを減らす
トレード回数が多すぎたり、チャートを監視する時間が長すぎたりすると、ストレスと疲労が蓄積し、いい加減なトレードになりがちです。
集中できる回数や時間をコントロールすることも重要です。
長い目で考える
「収支をプラスにして、1日を終えたい」「昨日も負けたから、2日連続でマイナスで終わりたくない」といった短絡的な収支にこだわってしまうと、ルールを破りたくなる衝動に駆られやすくなります。
それでも結果的に助かるケースがないわけではありませんが、それでなし崩しにルールを破る癖がついてしまうと、いつか大負けすることになるでしょう。
ルールはシンプルにする
例えば、健康のためとはいえ、いきなり「お酒もタバコもお菓子もジャンクフードも全部止める」というルールを自分に課してしまうと辛すぎて続けられないはずです。
投資のルールも同じです。いきなり詰め込むのではなくシンプルなルールで始めましょう。
習慣化する
トレードルールを守るのは最初は辛く感じるかもしれませんが、その苦しさがいつまでも続くわけではありません。
習慣化して、それが当たり前になってしまえば、びっくりするほど楽になります。
今を乗り越えて勝てるようになれば、勝つこともルールを守ることも当たり前になります。
まとめ
今回は投資で長期的に成功するために重要な「マインド」について説明をしました。知識だけでなくマインドは投資で勝つためには非常に重要です。特に長期間勝ち続けるためには正しいマインドを持つ必要があります。ぜひ今回の記事を参考に投資で大きな利益を出していただければ幸いです。