編集部の野々村です。
今週も始まりました。
早いもので今週で8月も終了。
今年は猛暑の夏でしたが、
もう少しすれば弱まり、
秋の足音も聞こえてきます。
「夏枯れ相場」とも言われ、
株価も不透明な展開ですが、
今週もイベント目白押しです。
さて、まず日本株からですが、
先週末の流れとは変わって
今日は大きく反発しました。
節目の32000円に回復し、
今日は8割以上の銘柄が上昇。
先週は中期線に頭をうって下落する、
典型的なパターンで終えました。
しかし、その反動から
今日は主力銘柄が上昇でした。
さらに日米の金利差が拡大し、
ドル円も円安進行中です。
現在146円まできています。
ですので、機械や自動車、
商社などの輸出関連株が強く、
買いが集まる展開になっています。
しかし、一方で小売りや化粧品、
空運株などインバウンド関連株への
売りも目立ちます。
私もいくつか仕込んでいた銘柄がありますが、
今日の流れをうけて手じまいました。
ニュースをつければ原発処理水の
海洋放出の件が話題ですが、
これが嫌気されたかもしれません。
ただインバウンド銘柄は
まだまだ要注目でもあり、
一時的な調整でしょう。
引き続き注視していきたいと思います。
さて、そんな日経平均ですが、
今日は+1.73%の32,169円でした。
TOPIXも+1.47%の2299円、
マザーズも+0.40%の748円でした。
今日の引け後の日経平均、
このようなチャートです。
現在この三角持ち合いで、
黄色の中期線(20日線)に
頭をうってストップしています。
ここを上抜けできれば、
1本トレンドが出るかもしれません。
今夜の米国株の動き次第ですが、
米国3指数先物は上昇中です。
次にその米国ですが、
先週末はパウエル議長の
ジャクソンホール会合での発言がありました。
が、ほとんど新しい内容はなく無風。
「必要なら追加利上げの用意がある」
というメッセージから
ややタカ派よりと捉えられ、
株価は下落する動きもありました。
しかし政策決定は「データ次第」と
ややトーンダウンも見せたことから
米国の長期金利もやや下落。
こうした流れをうけて
ハイテク株が買われる展開になりました。
ダウ、ナスダック、S&P、
それぞれ上昇しており、
今日も買い先行になりそうです。
ただ、今週は雇用統計など
重要な指標が出てきます。
今のところ予想はややネガティブ。
ですので、今週は買い先行で始まり、
途中から弱い展開になるのでは、
と今の時点ではそう見立てています。
また新しい動きがあれば、
このニュースレターでもお伝えします。
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今日の業種別ランキング
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では次は今日の
業種別ランキングです。
【値上がり】
1位: 機械2位: 石油石炭3位: 鉄鋼
【値下がり】
1位: 空運2位: 小売3位: 陸運
東証プライムの値上がり銘柄は全体の82%、
値下がり銘柄は15%でした。
今日はハイテク株が強く、
レーザーテック、スクリーンHD、
イビデン、ソシオネクストなど半導体が強く、
レーザーテックは7%ほど上昇です。
そして円安の流れをうけて
丸紅、三井物産、三菱商事など
商社が強いです。
さらに国内証券会社が
目標株価を引き上げたダイキンも
今日上昇しています。
良い流れが続いている海運株も堅調で、
川崎汽船、商船三井なども上昇です。
弱かったのは三越伊勢丹、パンパシフィック
マツキヨ、資生堂などのインバウンド銘柄です。
こちらは一時的な調整だと思われますが、
下落が落ちついたタイミングで
買いを拾っていきたいところです。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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では今日の値上がり、
値下がりのランキングです。
※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:MDV(3902)+10.32%
2位:日鉄鉱(1515)+8.81%
3位:川田テク(3443)+8.44%
4位:レーザーテク(6920)+7.42%
5位:ローツェ(6323)+6.88%
・値下がりランキング
1位:NSD(9759)-8.42%
2位:gumi(3903)-5.78%
3位:ヨシムラHD(2884)-5.65%
4位:アクシージア(4936)-5.54%
5位:タカショー(7590)-4.95%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:ファストリ(9983)+52.87
2位:東エレク(8035)+50.32
3位:ダイキン(6367)+33.89
4位:アドテスト(6857)+24.74
5位:テルモ(4543)+18.57