編集部の野々村です。
今日の相場も
お疲れさまでした。
今日の日本株は
小幅に反発でした。
まず昨日の米国株ですが、
ダウが200ドル以上続伸。
ナスダックも上昇して、
全体的に相場を押し上げました。
その流れをうけて日本株も
今日はスタートは上昇でした。
下落を続けていた中国株も
反発していたこともあり、
そして円安も進行で、
株高要因がいくつか揃ったものの、
相場の流れは少しずつ変化しました。
寄り付きから買い先行でしたが、
その勢いは徐々に下落していき、
大引けにかけてさらに失速。
悪材料の1つが
今日の10時頃に速報が出た
トヨタのニュースです。
速報「トヨタがシステムの不具合から国内の全工場が稼働停止」
という通知が飛んできましたが、
トヨタや関連会社の株価は下落。
豊田通商、トヨタ紡織、
デンソーなどが下落しました。
また、週末の米雇用統計を控える中で
積極的な売買はひかえる動きもありました。
今日のプライム市場の
値上がり銘柄は全体の67%、
値下がり銘柄は29%でした。
円安進行で輸出関連株買いが集まり、
そして中国株が反発。
機械、鉄鋼や非鉄金属など
素材株に買いが集まりました。
そして気になるのが騰落レシオです。
出典:https://nikkei225jp
下から先週の水曜、木曜、金曜、
今週月曜と火曜の数字です。
この騰落レシオは
値上がり銘柄数と値下がり銘柄数を
割り算して出す数字ですが、
120を超えると加熱、
80を下回ると売られすぎ、
と考えます。
こうして見てみると、
右側から順に高くなり、
すでに加熱ラインにもきています。
よって、そろそろ調整の
下落も考えておくのがいいかもしれません。
次に昨日の米国株も
見ていきましょう。
まず昨日のダウ、ナスダック、
S%Pはそろって続伸しました。
ジャクソンホール会議後の
流れを継続しているかたちです。
来月のFOMCで金利を据え置いて、
高止まりするのでは?という声もあり
一時的な反発をみせています。
しかし9/1金曜の
雇用統計を控えての動きもあります。
ただ、今のところ
やや予想がネガティブ。
こうした動きを見て、
今週は後半にかけて
少し軟化しそうな気もします。
また、9月のS&Pは
最も低パフォーマンスで、
過去30年平均を見ても
あまりいい季節とも言えません。
出典:Bloomberg
来週から9月ですので、
こうした動きも見据えて
エントリーしていきましょう。
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今日の業種別ランキング
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では今日の業種別ランキングです。
【値上がり】
1位: 電気ガス2位: 不動産3位: 小売
【値下がり】
1位: 電気機器2位: 卸売3位: 鉱業
今日は電気会社が高騰しています。
東京電力、北海道電力、
四国電力など高騰しました。
そして昨日はインバウンド銘柄が
売られる展開になりましたが、
今日は反動で買われています。
パンパシフィック、マツキヨ、
三越伊勢丹などが上昇。
また、JR西日本などの
鉄道も今日は買われました。
そして野村不動産、三井不動産、
三菱地所など不動産も買われています。
一方でレーザーテック、ディスコ、
キーエンス、ソニーなどのハイテク株が
全体的に弱く、売られました。
今からは9月相場の見立て、
そして株は秋以降が買い場とも言われ、
事実、取引も活発化します。
目先の株価の動きも大事ですが、
”勝てるポイント”だけで勝負する、
これが勝てるトレーダーの鉄則ですので、
引き続きエントリーは慎重にいきましょう!
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:YTL(1773)+16.28%
2位:ワタミ(7522)+9.78%
3位:ネットプロ(7383)+9.40%
4位:ADWG(2982)+9.05%
5位:サカイ引越(9039)+9.03%
・値下がりランキング
1位:大阪ソーダ(4046)-4.62%
2位:エンプラス(6961)-4.61%
3位:gumi(3903)-4.09%
4位:アルプス物流(9055)-2.97%
5位:日東紡(3110)-2.65%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:ファストリ(9983)+19.32
2位:ダイキン(6367)+15.59
3位:東エレク(8035)+12.71
4位:SBG(9984)+7.32
5位:リクルート(6098)+7.22