【08/29】日本株は小幅に上昇も上値重い展開。下落の兆候か?

相場まとめ

編集部の野々村です。

今日の相場も
お疲れさまでした。

今日の日本株は
小幅に反発でした。

まず昨日の米国株ですが、
ダウが200ドル以上続伸。

ナスダックも上昇して、
全体的に相場を押し上げました。

その流れをうけて日本株も
今日はスタートは上昇でした。

下落を続けていた中国株も
反発していたこともあり、

そして円安も進行で、
株高要因がいくつか揃ったものの、
相場の流れは少しずつ変化しました。

寄り付きから買い先行でしたが、
その勢いは徐々に下落していき、
大引けにかけてさらに失速。

悪材料の1つが
今日の10時頃に速報が出た
トヨタのニュースです。

速報「トヨタがシステムの不具合から国内の全工場が稼働停止」

という通知が飛んできましたが、
トヨタや関連会社の株価は下落。

豊田通商、トヨタ紡織、
デンソーなどが下落しました。

また、週末の米雇用統計を控える中で
積極的な売買はひかえる動きもありました。

今日のプライム市場の
値上がり銘柄は全体の67%、
値下がり銘柄は29%でした。

円安進行で輸出関連株買いが集まり、
そして中国株が反発。

機械、鉄鋼や非鉄金属など
素材株に買いが集まりました。

そして気になるのが騰落レシオです。

出典:https://nikkei225jp

下から先週の水曜、木曜、金曜、
今週月曜と火曜の数字です。

この騰落レシオは
値上がり銘柄数と値下がり銘柄数を
割り算して出す数字ですが、

120を超えると加熱、
80を下回ると売られすぎ、
と考えます。

こうして見てみると、
右側から順に高くなり、
すでに加熱ラインにもきています。

よって、そろそろ調整の
下落も考えておくのがいいかもしれません。

次に昨日の米国株も
見ていきましょう。

まず昨日のダウ、ナスダック、
S%Pはそろって続伸しました。

ジャクソンホール会議後の
流れを継続しているかたちです。

来月のFOMCで金利を据え置いて、
高止まりするのでは?という声もあり
一時的な反発をみせています。

しかし9/1金曜の
雇用統計を控えての動きもあります。

ただ、今のところ
やや予想がネガティブ。

こうした動きを見て、
今週は後半にかけて
少し軟化しそうな気もします。

また、9月のS&Pは
最も低パフォーマンスで、

過去30年平均を見ても
あまりいい季節とも言えません。

出典:Bloomberg

来週から9月ですので、
こうした動きも見据えて
エントリーしていきましょう。

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今日の業種別ランキング
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では今日の業種別ランキングです。

【値上がり】
1位: 電気ガス2位: 不動産3位: 小売

【値下がり】
1位: 電気機器2位: 卸売3位: 鉱業

今日は電気会社が高騰しています。

東京電力、北海道電力、
四国電力など高騰しました。

そして昨日はインバウンド銘柄が
売られる展開になりましたが、
今日は反動で買われています。

パンパシフィック、マツキヨ、
三越伊勢丹などが上昇。

また、JR西日本などの
鉄道も今日は買われました。

そして野村不動産、三井不動産、
三菱地所など不動産も買われています。

一方でレーザーテック、ディスコ、
キーエンス、ソニーなどのハイテク株が
全体的に弱く、売られました。

今からは9月相場の見立て、
そして株は秋以降が買い場とも言われ、
事実、取引も活発化します。

目先の株価の動きも大事ですが、
”勝てるポイント”だけで勝負する、

これが勝てるトレーダーの鉄則ですので、
引き続きエントリーは慎重にいきましょう!

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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ

・値上がりランキング

1位:YTL(1773)+16.28%
2位:ワタミ(7522)+9.78%
3位:ネットプロ(7383)+9.40%
4位:ADWG(2982)+9.05%
5位:サカイ引越(9039)+9.03%

・値下がりランキング

1位:大阪ソーダ(4046)-4.62%
2位:エンプラス(6961)-4.61%
3位:gumi(3903)-4.09%
4位:アルプス物流(9055)-2.97%
5位:日東紡(3110)-2.65%

・ストップ高(一時的なものを含む)

なし

・ストップ安(一時的なものを含む)

なし

・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度

1位:ファストリ(9983)+19.32
2位:ダイキン(6367)+15.59
3位:東エレク(8035)+12.71
4位:SBG(9984)+7.32
5位:リクルート(6098)+7.22