編集部の野々村です。
”山”が動きましたね!
昨日の米国市場は決算を控える
エヌビディアへの期待から
半導体株が買われる展開に。
ダウ、ナスダック、S&P
それぞれ上昇しました。
エヌビディアの決算、
ざくっと解説は後述しますが、
米国3指数が上昇したことから
日本株もその流れを受けてスタート。
日経平均は寄り付きから上昇し、
200円近く上がりました。
しかし、円高もあり、
一時その流れも弱まる展開に。
勢いが衰えたかと思いきや、
終盤からさらに加速しました。
大引けの日経平均は276円高、
+0.87%の32,287円でした。
TOPIXは+0.42%の
2,286円でした。
マザーズは-0.38%の
743円で取引を終えました。
プライム市場の値上がり銘柄は
全体の63%、値下がり銘柄は33%でした。
また、今日は海外投資家の
売買動向も新しい情報がありました。
海外投資家が8週ぶりに売り越しており、
現物と先物あわせて8,305億円でした。
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【決算速報】エヌビディアは売上・利益ともに
予想を上回る過去最高の結果に。
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そしてエヌビディアです。
決算シーズンの最後に、
満を持して登場しましたが、
予想を上回る数字が出てきました。
●売上:135.1億ドル (市場予想:110.4億ドル)
●EPS:2.70ドル (市場予想:2.07ドル)
売上もEPS(1株あたり利益)も増加し、
なんと年初来から222%も上昇です。
さらに前年比較で見ても、
101%の上昇を見せており、
驚異的な成長が続きます。
かなり期待感が高まり、
ちょっといいくらいの数字では
投資家は納得しない空気もありました。
しかし終わってみれば、
純利益も9倍に増加し、
大きく予想を超えてきました。
本日18時点ですが
市場オープン前ですでに
大きく上昇しています。
これからどこまで成長するかですが、
そもそもエヌビディアの事業は
人工知能ソフトウェアに使用される
GPUチップの製造です。
メタ、グーグル・クラウド、オラクルなど、
ほぼすべての大手ハイテク企業が顧客であり、
企業がChatGPTやBardなどの
チャットボットを動かすために
エヌビディアのハイテクGPUが必要です。
昨今のAIブームをけん引する
大手ハイテクからの需要が増加しており、
さらなる成長が期待されます。
さらに新たに250億ドルの
自社株買い計画も発表しました。
今週金曜にはジャクソンホール会議で
FRBパウエル議長の発言もあります。
そこへ向けて市場は調整もあると思いますが、
引き続きエヌビディアの動向にも注目です。
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今日の業種別ランキング
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【値上がり】
1位: 鉱業2位: 建設3位: 石油石炭
【値下がり】
1位: ゴム2位: 輸送用機器3位: その他製品
エヌビディアの高騰をうけて、
国内の半導体株も強かったです。
レーザーテック、アドバンテスト、
東京エレクトロン、ディスコ、
イビデンなど上昇しています。
そしてインバウンド銘柄にも注目です。
パンパシフィック、
サンドラッグなども上昇しました。
また、最近の自動車業界の不正問題から
ネクステージが活況でした。
昨日は大きく下落したものの、
今日は反転上昇しました。
さらにしまむらが6連騰で
年初来高値更新しています。
船井総研が自社株買い発表。
今日は東証プライムの上昇率2位で、
7.6%上昇しました。
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本日の値上がり&値下がりランキング
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※プライム市場のみ
・値上がりランキング
1位:恵和(4251)+9.26%
2位:船井総研HD(9757)+7.56%
3位:イビデン(4062)+7.08%
4位:芦森工(3526)+6.99%
5位:ダイヤHD(6699)+6.82%
・値下がりランキング
1位:メドレー(4480)-5.99%
2位:タツモ(6266)-5.37%
3位:ノーリツ鋼機(7744)-4.27%
4位:GMOーGS(3788)-4.26%
5位:アステリア(3853)-4.08%
・ストップ高(一時的なものを含む)
なし
・ストップ安(一時的なものを含む)
なし
・日経平均の寄与度ランキング※数値は寄与度
1位:東エレク(8035)+69.64
2位:SBG(9984)+35.99
3位:ファストリ(9983)+34.57
4位:アドテスト(6857)+21.01
5位:KDDI(9433)+13.42