From:編集部 小早川
11月5日に行われるアメリカ大統領選挙に世界中が注目をしています。
トランプ氏への襲撃があった7月にはトランプ氏が圧倒的優位との報道もありましたが、現在ハリスが猛追をしており、全く予断を許さない状況になっています。
今回はトランプ氏が大統領になった場合に株価上昇が期待できる日本株の防災銘柄について紹介をします。
わかりやすく解説をしますので参考にしてください。
トランプ氏が勝つとなぜ防災銘柄が注目される?
トランプ氏が勝つと、防災銘柄について注目されると思われる理由は、「戦争のリスク」が高まるからです。
日本で戦争が起こる可能性は極めて低いとは思いますが、アメリカと対立している国々とトランプ氏が大統領になることで、戦争が起こる可能性はゼロではありません。よって防災銘柄が上昇すると予測されているのです。
注目の防災銘柄を一挙紹介
トランプ氏が大統領になった場合に上昇が期待できる防災銘柄を一挙に紹介します。
ベルテクスコーポレーション
ベルテクスコーポレーションの創業は2018年ですが、2021年にゼニス羽田株式会社と株式会社ホクコンが合併して今の称号になりました。
自己資本比率が64.5%と高く財務が安定している会社です。
東京都知事選で3選を果たした小池百合子氏が掲げた東京大改革3.0もプラスに働きそうです。
東京大改革3.0の中にセーフシティが挙げられていて最重要視されているのが上下水道設備になります。
マンホールは水道設備に欠かせないので国策銘柄としても株価が上がる可能性があります。
株価はここ5年間右肩上がりで上昇していますし
配当も2.79%と高いです。
不動テトラ
不動テトラは全国に数十カ所の拠点を持ち、地盤改良事業やブロック環境事業を行っています。
こちらも自己資本比率は60%を超えており財務が安定しているのが特徴です
嫌な話にはなりますが、建設業は復興銘柄の側面があるので地震などが起こると上昇する傾向にあります。
南海トラフ地震が現実になりつつある今注目されている銘柄です。
株価はここ5年順調に上昇しています。配当利回りも2.35%と悪くありません。
奥村組
関西地盤の中堅ゼネコンで社会インフラ整備を中心に国土強靭化インフラ長寿命化に関わる工事を行っています。
また建築事業では免震の技術を活用した、施設の建設投資・開発事業を行っている会社です。
奥村組の特筆すべき点は配当利回りで、2017年から連続して4%以上の配当を出しています。
今期の4.97%の利回りを予想しており、配当中心に投資を考えたい方には特におすすめの銘柄です。
株価も堅調で、ここ5年で60%以上上昇しています。
積水樹脂
道路資材で業界トップを走る化学メーカーです、
積水化学の関連会社で、株式保有比率は約4.6%です。
防音壁・防護柵など樹脂製の交通安全資材の製造・販売を主力としています。
積水ハウスや積水化学を上回る15期連続増配中です。
積水樹脂は1株当たりの純利益額を示すEPSも
上昇傾向にあるので、配当性向に頼り切った増配ではないので安心です。
今期の配当利回りの予想も3.07%と高いです。
2022年から2023年にかけて株価は低迷していましたが5年で見ると株価は20%以上、上昇しています。
積水樹脂は豊富な防災アイテムを提供していることから防災関連銘柄として見られています。
飛鳥建設
建築、土木、環境エンジニアリング分野で幅広い事業を展開しているのが飛島建設です。
公共インフラの整備、大規模商業施設の建設、
環境保全技術の開発に注力している会社です。
建設業界トップの鹿島建設より老舗で1883年に創業しました。
老舗ゼネコンとして青函トンネル、八甲田トンネルなどのトンネル工事で有名です。
もちろん防災にも強みを持っており地震対策工法に強みがあります。
こちらも配当が高い企業で今期の配当利回りの予想も4.68%と高いです。
2020年から4%以上の配当を維持しているのは
素晴らしいですね。
株価も堅調でここ5年で20%程度上昇しています。
ウェザーニューズ
民間気象情報で世界大手のウェザーニューズです。
気象情報を提供するサービスを展開している会社でご存じの方も多いのではないでしょうか?
非常に高利益率な企業で気象情報を提供する企業は他にほとんどないので特異な存在になっています。
15年連続増収を続けており、売上、利益ともに順調に推移している会社です。
人気キャスターの交際報道で株価が一時的に下落したこともありましたが、5年間で見ると70%以上上昇をしています。
天気は非常事態において非常に重要な要素なので
防災関連銘柄としてよく挙げられている銘柄です。
現在の収益の軸は、アプリやパソコンのサブスクリプションになっており、利用者は年々増加しています。
3年連続増配をしており、今期の予想配当利回りも2.57%と高いです。
日特建設
基礎、地盤改良、法面などの特殊土木大手の日特建設です。
国内の大規模ダム基礎工事を多数手がけ、環境・防災、維持改修工事も展開しています。
自己資本比率は60%を超えており、利益剰余金もしっかりあります。
売上は綺麗な右肩上がりで利益も概ね上がっています。
建設業の営業利益率平均は約5.7%に対し7%を超えているので優秀ですね。
配当も2019年から連続して4%を超えています。
売上・利益ともに安定しており安心して保有できる銘柄といえるでしょう。
ただし、投資に絶対はありませんから、間違っても、資産を全て投資に回すようなことはせず、余剰資金の中での資金管理とポジションサイジングを行ってください。
まとめ
今回は、トランプ氏が大統領になった場合に上昇が期待できる防災銘柄について紹介をしました。
防衛銘柄や銘柄についてももちろん上昇が期待できますが、今回はあまり注目されていない防災銘柄を取り上げましたので、ぜひ参考にしてください。